DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
・悲しみの転倒修理
序章.ことの始まり
(本ページ)
1.シート後部の小さな切れの修理
2.フロントブレーキのタッチ改善(エア抜き)
3.カウル内張右側のツメの再生
(2ページ目)
4.マフラーの転倒傷を目立たなくする
5.ウインカ取り付けステー部分の修理(PP材の修理)
6.エンジンスライダー取り付け
7.リヤウインカ取り付け
8.リヤカウル左右のエンブレム貼り付け
(3ページ目)
9.全塗装(オレ102さんに委託しています)
(4ページ目)
10.各部点検、組み立て(後側)
(5ページ目)
11.各部点検、組み立て(前側)
12.試運転、そして完成!
自宅に戻ってきたZZRを自分で分解、各部を点検してさらに見つかった要修理箇所は・・・
・シート後部の小さな切れ
・フロントブレーキのタッチがスポンジー
・カウル右側内張のツメ折れ
この3箇所です。
他、この時点で解っていてなんとかしたいのは・・・
・左右のマフラーの傷
・右ミラーの傷
これらです。
では順を追って直して行くことにします。
1.シート後部の小さな切れの修理
よくよく見てみると、シートの後部端に5mm位の裂け傷を見つけました。
小さく裂けています
このまま放置しておくと、内部に水が入りスポンジが腐るので埋めます。
丁度、テントの目地の防水に使うシームコートがありましたのでそれを使って埋めました。
多めに盛ってみました
先に傷口を開いて流し込んで、その後に盛って傷口全体を覆ったので多分大丈夫でしょう。
2.フロントブレーキのタッチ改善(エア抜き)
バイク屋さんから受け取った時に即感じたのは・・・
ブレーキのタッチが変わった気がする。多分エア噛んでるな・・・
でした。
ま、転倒してますからその時にエアを吸い込んでいる可能性は高いし、
今回は最低限の箇所の修理しかお願いしていないのでこういう部分は自分で修理するしかありません。
ZZR1400ABSはブリーダーが3箇所あります。
マスターシリンダー、左右のキャリパーです。
ABS付きでも通常どおりエア抜きをやれば良いので、
入り口から近い場所で一番高い位置にあるブリーダーからエア抜きをしていきます。
・スクリーンを外します
・タンクカバーや周囲にフルードが付着しないように養生します
今回はしっかりと養生しました
・リザーバーキャップのロックを外しキャップを開けてフルードをMAXまで入れます
このとき、マスターシリンダーのステーが曲がっていることに気がつきました。
いったん外して修正します・・・
・マスタシリンダのブリーダーにチューブを装着、エア抜きを行います
予想以上にエアを噛んでいました
エア抜きが終わって、チューブを外す時にはフルードが付着しないように充分気をつけましょう
・エアが出なくなったらブリーダーを締めて右側、左側キャリパの順番でエア抜きを行います
すべてのキャリパーからエアが出てこなくなったら完了です。
ブリーダー周りにフルードが飛び散っている可能性もありますので水をかけて流しておきましょう。
3.カウル内張右側のツメの再生
このあたりのABSの再生に関しては、1100の時にも散々やったプラリペアを使います。
上側:ツメがありません・・・
このツメの部分がメーター部分のステーに入り、ぐらつきを抑える構造になっています。
なくても見た目は問題はないのですが、走行中にビビるのはどうも安っぽいしみすぼらしい。
なので左側のツメを元に型を取り、右側のツメを再生します。
・欠けた部分の造形をコピーします
型取りくん
熱湯で暖めると粘土状になり、冷えると固まる・・・というものです。
ぐつぐつ煮て・・・
90℃のお湯で3分位暖めるとくにゃくにゃになります。
型取りしたい箇所に押し当てて冷まします
型が取れました(^^)
今回の造形は真ん中に支柱がある正方形のツメなので半分ずつ再生し、
最後にリューター等で削って整形しようと思います。
・型の中にプラリペアを流し込み再生したい箇所に貼り付けて固着させます。
固着するまでは動かないようにしましょう
覆われているので通常よりも時間がかかるようです。
3〜4時間近く放置しておくと良いと思います。
出来上がりました。
後は余分なバリなどを削って出来上がりです。
上手く出来ました(^^)
次ページに続く
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