DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・悲しみの転倒修理
 序章.ことの始まり

 (1ページ目)
 1.シート後部の小さな切れの修理
 2.フロントブレーキのタッチ改善(エア抜き)
 3.カウル内張右側のツメの再生

 (2ページ目)
 4.マフラーの転倒傷を目立たなくする
 5.ウインカ取り付けステー部分の修理(PP材の修理)
 6.エンジンスライダー取り付け
 7.リヤウインカ取り付け
 8.リヤカウル左右のエンブレム貼り付け

 (3ページ目)
 9.全塗装(オレ102さんに委託しています)

 (4ページ目)
 10.各部点検、組み立て(後側)

 (5ページ目)
 11.各部点検、組み立て(前側)
 12.試運転、そして完成!

序章.ことの始まり
 あれは忘れもしない・・・ 2008.3.8。
 午前中に医者に行く前に早起きして朝風呂でも・・・と、ZZRに乗って箱根に行きました。

  西湘PAにて。この日はと ても良い天気でした


 今年は寒かったので路面凍結があるだろう・・・と一度も上がっていなかったのですが、
 3月だし・・・と何故かその日に限って箱根に上がりました。

 お気に入りの宮ノ下の太閤湯に行くとまだ開店前。

 そこで仙石原のほうを回って時間を潰して・・・とR138を御殿場方向に向かいました。

 乙女峠のところに行くと、妙に道路外に雪がある・・・
 ん〜? 今年はまだ雪が残ってるのかな???
 #この時点で前日雪が降ったとはまったく理解していない私

 ということで仙石原経由で宮ノ下へ戻ろうとして走っていくと・・・

  仙石原

 ん?
 これは残ってる雪じゃないな・・・ 昨日降ったんだな・・・

 これはまずいかも?
 引き返そう・・・ ということで、R1なら交通量も多いだろうから雪はないだろう。
 と判断してR1経由で戻っていくことにします。
 ところどころで木から落ちた雪が道路にあるようで、道路は非常にスリッピー。
 融雪剤も撒かれており、もうライディングを楽しんで走る・・・という状況ではなくなっていました。

 箱根神社のところでトイレ休憩をして宮ノ下の太閤湯に向かいました。

 そこで悲劇が起こりました。多分、油断していたのでしょうね・・・

 旧七曲がりの交差点のヘアピンカーブを左に曲がりゆるゆると加速したところ・・・
 突然リヤが大きく左にスライド、そのままハイサイド状態で転倒。
 私はバイクから飛ばされて後頭部を強く地面に叩き着けられました。

 ZZRは左に転倒した後、起きあがって右にも転倒したようで右を地面に向けて倒れていました。
 肩を打ったからか、自分の力では起こせず通りがかったトラックの運転手さんに
 助けられてバイクを起こすと・・・
 左ジェネレータカバーが割れていてオイルが漏れており、自走不可能となってしまいました。

 丁度近くにホテルがあり事情を伝えて預かってもらい、バイク屋さんに引き取りを依頼。

 自分はバスと電車でバイク屋さん経由で帰宅しました。
 月曜日に念のため医者に行った後バイク屋さんに行き引き上げてもらったZZRの現状確認。

 そこにはすっかり変わり果てたZZRが置いてありました。

  アッパーカウルは右も左 もバリバリ・・・
 

  スクリーンは傷だら け・・・

  バキバキのアンダーカウル

  転倒の衝撃を受けて割れた ダイナモカバー

  スライダーに押されて折れ たエンジンハンガー

  せっかく加工したグラブ バーも・・・

  ステップは左右とも折れて いました

  左のミラーは使い物になら ない・・・

  なにをどうするとグラブ バーが折れてここが擦れるのだ?

 マフラーも左右とも傷だらけ、しかも高さが左右で違っている。
 フロントのタイヤは直進状態で傾いていて最悪はフレームが歪んでいる?

 とどめに融雪剤をたっぷり浴びていて傷が着いた部分からもう既に錆が出始めていました。

 ・・・見たくない現実を一気に押しつけられた気がして現実から逃げ出したい気分になりました。

 乗り換えることや、廃車にすることも考えましたが
 もう一度ZZR1400を買い直すだけの余裕は今の私にはありません。

 それに・・・こんなことをしてしまったのは他ならぬ私です。

 フレームや、クランクケースが損傷してしまっているのならば全損で諦めますが
 そうではないのならきちんと修理をして乗った方が費用としては安上がりです。
 #でも安くはないけど・・・

 と、いうことで自分では出来ない部分の修理をバイク屋さんにお願いして、
 出来る限り自分の手間をかけて修理可能な場所は自分で修理をするという方針にしました。

 作業の順番としては・・・

 ・バイク屋さんで実施する部分
  1.車体を分解、フレーム修正屋に送ってフレームの歪みの確認。
  2.歪みがないことが確認出来たらシートレールの矯正
  3.エンジン周りの修理、確認
  4.フロントのステアリング周りの確認、三つ叉の交換
  5.最低限度の部分の外装類の交換

 ・自分が行う部分
  1.中古での外装類の調達、修理、交換(色塗りも含む)
  2.中古部品の調達、交換
  3.細かい箇所の確認、組み立て

 このような内容で修理をします。
 走り出してしばらくの間も気がついた箇所からちょこちょことなおすしかないだろうなぁ・・・

 このうち、色塗りに関してはなかぢさんが紹介してくださった塗装職人さんのオレ102さんが

 ”傷の修理 も含めて任せてもらえないか?”

 ・・・と、申し出てくださったので全てお任せでお願いしました。 

 それから1ヶ月・・・
 バイク屋さんで最低限の箇所と私では出来ない箇所の修理を終えたZZRが我が家に帰ってきました。
 左側の外装がないので積車にて配達・・・

  ぱっと見は綺麗ですか?

 反対側は外装が全くありません(^^;
 ウインカーがないので公道を走ることが出来ません(汗)
 ミラーもありません。

 この早4ヶ月でボロボロになってしまったZZRを修理して復活させます!

 次ページに続く   
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