DIYメンテナンスのページ(Ninja ZX-14R編)
Ninja ZX-14R関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・ドライブレコーダ交換(ミツバサンコーワ EDR-21Gα取り付け)
 バイク用ドライブレコーダーが普及する前からドライブレコーダーを使っています。
 (その時の取り付けはZX-14RのDIYメンテナンスその1、ZZR1400のDIYメンテナンスその12に掲載しています)

 時は流れて、煽り運転等が社会問題化するにつれて
 ドライブレコーダーが一気に普及し、性能向上も目覚ましいものがあります。

 交換するのが面倒なのと、別に動いているからいいやという感じでずっと古い機器を使っていたのですが
 時々カメラ入力のジャック部が接触不良を起こすようになってきたので重い腰を上げて交換することにしました。

  ミツバサンコーワ製の機器を購入

 バイク用ドライブレコーダーも今は色々なメーカーから発売されています。

 価格だけで言えば中華製の製品が圧倒的に安いのですが、
 何かあった時の証拠記録機器なので信頼性を取って国内メーカーの品物にしました。

 microSDカードは32GBのものが付属しています。
 この機器は256GBまで対応しているのでカードの寿命や記録時間は長いほうが良いことを考慮して
 別途サンディスク製のUHS-1規格の256GBのものを購入しました。

 microSDカードも各社から発売されていますが、
 私が使ってきた経験では

 ・販売価格が安いメーカー品は書き込み速度が遅い
  KINGMAX、シリコンパワーあたりは新品当時でも規格ぎりぎりの書き込み速度しか出ていなかった
  使い込むうちに書き込み速度は遅くなる傾向にあるのでこれだと時々記録できていないなど信頼性に劣る

 ・海外メーカーの一部は信頼性に欠ける
  トランセンド製のSDカードで書き込みが出来ないのに正常動作しているふりをしていたことがある
  ADATA製のSDカードは低温下になると動作不良を起こすことが時々ある

 ・・・等から近年はサンディスク、東芝(現キオクシア)製の製品から選ぶことが多いです。
 このメーカーではそういうトラブルは一度も経験していないので。

 価格も以前ほど差がないですしね。

 製品についてのうんちくはこのくらいにして(^^;
 車両に搭載する作業を進めていきます。

 ・搭載前に事前準備、確認作業を実施します
  車両に載せる前に部屋でできる作業を少しずつ進めていきました。
  車のワックスがけと同じで一気にやろうとするから面倒に感じたり、準備が足りなくて大変になるわけで
  日々の合間に少しずつやればそれもまた楽しいはず!?

  ・事前準備−1 動作確認ついでの消費電力測定
    テスターで電流測定

   市販電装品の中にはスタンバイ時にアホみたいに電気を喰う機器があります。
   (特にセキュリティ機器。1ヵ月程度でバッテリを上げちゃうってのは防犯以前の話だと思う)

   このドライブレコーダーの電源は
   ・常時12V
   ・キーON時に供給される12V

   この二つの電源が必要です。
   常時12V電源はバックアップ用なのでしょうが、こちらがどのくらい消費電流があるのか?
   ネットを探しても出てきませんでしたので測定してみました。

    常時12Vのみ接続した状態の消費電流

   スタンバイ時は250uAとかなりの低消費電力です。
   これならば問題ないですね。

   ちなみに動作時の消費電流はというと・・・

    280〜310mAあたりで変化

   メモリ等への書き込み状態にもよるのでしょうけれど大体300mAあたりをうろうろしていました。
   この消費電力であればポジション球一つくらいの電力なので発電量が少ない車両でも使えると思います。

  なお、動作確認をしていて気が付いたのですが
  常時12V電源から電源を抜いてしまうと設定した内容が全て消えてしまいました。
  また、インジケーター表示も青、赤の交互点滅を繰り返し、
  ローカルWiFi接続を一度はしないと通常動作に入らないようです。

  この機器の設定はローカルWiFi経由で接続したアプリからしかできないのですが、
  常時電源を抜くとパスワード設定等も初期化されてしまいます。
  車両のバッテリー交換等で外した場合には変えた設定が初期化されてしまうので要注意です。

  ・事前検討−2 車両搭載箇所についての検討
    本体の搭載位置の検討

   本体はETC車載器程度の大きさでさほど大きくはないのですが
   太めなケーブルが出ていて引き回し等が大変そうです。

   ZX-14Rでは定番のシート下のリヤブレーキリザーバータンクの横あたりに設置が良さそうです。
   画像ではタンク側にケーブルを出していますが、左側に出したほうが引き易そうです。

    配線長の確認

   シート下に本体を置くとして、フロントカメラの長さが足りるのか?
   確認してみたところなんとかいけそうな感じ?
   #後で記載していますがタンクの下端部分にコネクタが来てしまい微妙なところでした

    引き回しで問題になりそうな中継コネクタ

   防水とノイズを気にしてこの中継コネクタを採用したとメーカーでは言っています。
   ・・・が、それにしても少し大きいんじゃないかな?
   #12パイありました。ケーブルは4パイあります

   また、ローレット加工してあるリングが付いていますがここが金属でできていて
   そのままでは車体や配線を傷付けそうです。

   αなしのEDR-21シリーズではこの箇所に養生スリーブが付いていましたがこの機種にはありません。
   #コストダウンした?

   ・・・ここは収縮チューブとかを使って養生するしかないな・・・

    強制記録スイッチの位置検討

   動作状態+強制記録スイッチをどこにしようか?
   個人的にはハンドル周りに色々なものがごちゃごちゃ付いているのは好きじゃないです。

   スマホホルダーも出来たら付けたくないくらいですし。
   #まあ、こちらはナビとして使うので仕方ないですが

   それに車では強制記録スイッチは一度も使ったことがありません。
   そんなわけで、ハンドル周りに置く必要があるのかな???

   ・・・というのが一番の悩みどころです。
   機器の動作確認や、設定時に必要になるので全く取り付けないわけにはいかないのが難しいところですね。

    クラッチマスターのステーに取り付け???

   ここだと目立ちにくいですが、整備中にフルードを垂らしたりして壊しちゃいそうな気もするんですよね。

   また、後付けする場合の個人的なポリシーですが

   整備の際に後付け機器が邪魔するようなことは出来るだけしないように取り付けしたい

   という考えがあります。

   例えば、
   カウルを外す度に毎回両面テープを剥がして貼り直ししなくちゃいけないとか、
   配線が邪魔で部品を外すことができないとか。

   いかにもな素人作業はやりたくないんです。
   #趣味で整備をやるからには
   #整備業者さんに出した時にちゃんと考えて付けてあるねと思われたいし
   #後々自分で整備しても楽なはずなので

   ・・・って考えると案外制約が多いんですよね。

    フロントカメラの位置検討

   フロントフォーク周りだとストロークしたときに干渉しそうだし、
   なによりカメラが目立つのはどうかな???
   ・・・とも。

   まあ、年中煽られている人だったらカメラが付いてますよとアピールしたいんでしょうけれど
   それってそもそも煽られるような迷惑運転してるからでしょ?
   余程の変人でもない限り、他人にやたらめったに絡んでくる人なんていないしね。

   今回もやはりカウル内側でスクリーン越しに記録するように設置しましょう。
   ステーをまた作り直しですね。

    こんな感じになりそうかな?

    アプリでカメラ画像の確認

   付属のステーを使うとスクリーンに干渉してしまうので
   ホームセンターで適当な金具を買って加工しちゃいましょう。

 ・・・という感じで取り付けする前にも結構やることはありますね。

 (実車外での作業に続く)

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