DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
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ブレーキ周りの整備の残件をやっつけます。
前回、天気が悪くて出来なかったフルードの交換と配管類の点検です。
クラッチのフルード
クラッチのフルードって、黒いカスが沢山入るのですが、これはどうやらマスターシリンダ側のゴムシール?
の摩耗分のようです。
車でちょっと試しているのですが、
マスターシリンダのピストンと本体との隙間にグリスを給油するとどうも解消するっぽい???
ステーが錆びてる・・・
以前、フルードを垂らしたことがあるのでその時に痛んでしまったのかも?
錆落としをして塗装
フロントブレーキのフルード交換&エア抜き
フルードが切れないように注意して、新しいフルードに入れ替え。
ABSが付いていても手順は一緒です。
リヤブレーキのフルード交換
エアを噛まない程度まで先に古いフルードを抜き取ってしまいます。
ZZRってブレーキの負担が大きいのかな?
1年足らずでこんな感じで真っ茶色に変色する気がします・・・
配管類は目視により点検。
ひび割れ、漏れがないかよ〜く見て確認します。
フルードを交換したら、周囲に飛び散っていないか確認してブリーダーに溜まっているフルードを
パーツクリーナーで洗い飛ばしておきます。
吹き飛ばし終わったら周辺に水をかけて飛び散ったかもしれないフルード類を流しておきます。
エンジン関係の点検、整備
スロットルバルブの点検、清掃
スロットルワイヤ横にあるセカンダリバルブのレバーをを強制的に動かして開き、
1/4ラチェットのエクステンションバー+ウエスにガソリンを付けてボディ内を拭いておきました。
結構ワニス分が付着していました。
そのうちエンジンコンディショナーで洗浄するかな・・・
エアクリ
虫の死骸とか、綿毛とかが付着していたのでブラシでそっとなでて落としておきました。
#清掃不要タイプなのでやる必要はないのですが、気分的な問題です(^^;
クーラントは交換します
ドレンボルトはエンジン左下のウォータポンプのところにあります。
クーラントは交換しない人が多いみたいですが熱で劣化します。
そのままにしておくと冷却系統が錆びて錆の酸により各部にダメージを与えます。
結果的に高くつきますので2〜3年で交換が良いでしょう。
比熱だけで言うと普通の真水が一番良いそうで、
クーラントを使うのは防錆、泡立ち防止、凍結防止が主目的です。
多くの純正品のクーラントはCCI製ですので同社のクーラントだったらどこでも構わないと思います。
なお、クーラントは有害物質ですので下水に流さないようにしましょう。
リザーバータンクを外して中身も洗浄。
ドレンボルトを締めてラジエターキャップより水道水をキャップいっぱいになるまで注入、
エンジンを始動して数分回した後、再びドレンから抜き取りを行ない色が付かなくなるまで洗浄します。
大体3回くらいやると色が付かなくなると思います。
洗浄が出来たらドレンボルトを締めて、クーラントを注入。
原液を1.5L使用しました
クーラントの交換容量は3.4Lとサービスマニュアルには記載されています。
推奨濃度は50%ですが、1.5Lの原液+2L位の水=42%位の濃度になりますので構わず注入。
一応、リザーバータンクには50%濃度のクーラントをあらかじめ入れておきました。
ラジエターキャップも交換です
地味な部品ですが、大気圧以上の圧力をかけることで100℃程度では沸騰しないようにしています。
大体3年も使えばパッキンや、バネが劣化してきますので交換したほうが良いです。
その他の点検
排ガス関係の点検はCO等の測定器がありませんので、上記二重丸が付いている箇所を点検します。
その他、各部の注油、見える箇所のネジ類は全てレンチを充てて緩んでいないか確認します。
各部の緩み確認
残りは、クラッチの繋がり確認、灯火類の確認、ブレーキの効きの確認、走行状態の確認です。
分解したカウル類を元に戻して近所を試走。
クーラントを交換していますので冷却系統のエア抜きをする必要もあります。
ラジエターファンが回るまでエンジンをかけっぱなしにします。
自宅車庫で延々とエンジンを回しているのは近所迷惑なので私は試運転ついでに近くの工業団地まで行きました。
エアが抜けておらずにオーバーヒートする可能性もないわけではないので回転は控えめに、
水温計の指針を注意しながら走行。
#ま、大抵は大丈夫ですけど
終わった頃にはすっかり日も暮れてしまった・・・
以上で点検は完了です。
次は車検の予約と検査です。
車検当日に続く
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