DIYメンテナンスのページ(Ninja ZX-14R編)
Ninja ZX-14R関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
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またこの時期がやってきました。
買ったばっかりだと思っていたZX-14Rも既に9年経過・・・
そろそろ大掛かりな部品交換もやってくる車齢になりました。
今回も車検は自分で受けます。
さて、点検・整備しますか・・・
まあ、車検だけなら見た目だけ綺麗にして持っていけば合格することが大半だと思います。
#検査した時点で保安基準はOKだというのが車検制度ですからね
#車検受けたら整備バッチリでトラブルフリーだと勘違いしている人が多いですけれど・・・
いつも書いていますが、車検が安く済んだとしても何か問題が起きて困るのは自分自身だし、
検査場で指摘事項があってドタバタするのも嫌なのでやれることは事前にやっておこうというのが私の考えです。
乾燥等の順番からブレーキから初めていきます。
まずはキャリパーの清掃、点検から
結構汚い
今年はわりと乗り回したので結構汚れています。
ピストンの揉み出し、グリスアップをする都合で右前のキャリパーの清掃からスタート。
洗って乾かしている間にリヤのキャリパーを清掃します。
リヤも汚れてますね
手が届く範囲は日常的に清掃はしていますが、ピストン面等は外さないと清掃できないのでこんな感じです。
食器用洗剤+使い古しの電動歯ブラシを使い各部を水洗いし、乾かします。
エアプローできるなら乾燥も早くできますが、さすがに持ってないので。
近年は充電式のエアプロー機器もあるようなのでそれを買うかな???
押さえの金具類
こちらもダストがたっぷり付着。
古歯ブラシ+食器用洗剤で洗い、シリコンスプレーで磨き上げます。
シリコンスプレー、簡易ワックス等で撥水処理しておいたほうが次回の清掃時に汚れを落とすのが楽です。
パッドピンも磨く
こちらはワイヤーブラシで磨き上げた後、ごく薄くシリコングリスを塗っておきます。
ネジ部には固着防止のためにスレッドコンパウンドを薄く塗っておきました。
リヤブレーキパッド
こちらは残量も問題なし。
座金部分等にダストが付着しているのでワイヤーブラシで磨き上げます。
何の汚れだろう???
パッド裏面に正体不明の汚れがこびりついていました。
ワイヤーブラシで擦るとパリパリの物体が取れたので何かが焼き付いて付着していたようです。
綺麗になった
ピストン周りにはスプレータイプのシリコングリスを少量噴霧して揉み出し。
スプレータイプのものだと溶剤が入っているために
噴射した時にはシャバシャバで隙間に入り込んで潤滑できるのが良いです。
#今はエーゼットのスプレーシリコングリスを愛用
#少量のスプレー缶で使い易く噴霧したときにシャバシャバなのが良いのです
#スリーボンドのものは少し粘っこくて使いづらかった
不要なグリス分は拭き上げた後、パッドが装着される面全体をワックスなどで防汚処理して仕上げました。
フルードの交換
この2年間はあんまり乗っていなかった時期もあるのでフルードのエア抜きとかは特にしていませんでした。
開けてみると結構汚れてる・・・
底の部分は濁っており、多分これはバイク屋さんでオーバーホールをしてもらった時のグリス分かな?
入れ替え&エア抜きを実施
エアを咬まないようにやれば100cc程度あれば足ります。
清掃したのにフルードの付着を飛ばすためにまた水を掛けなくちゃいけないのが勿体ない気もするけれど・・・
キャリパーを揉み出ししてからのほうが溜まっていた
汚れがブリーダーから出てくる気がするのでいつもこの順番です。
リヤもフルードを交換する
リザーバータンクの周囲には水で濡らしたウエスを敷いて養生しておきます。
私の車両の場合、
リヤのフルードは比較的短期間で茶色く変色することが多いのですが
これはどうやら私の運転の癖でリヤブレーキを良く使っていることと、
リザーバータンク〜マスターシリンダまでの間にあるゴムホースの成分が溶け出していることによるみたいです。
少し面倒なキャリパー側のエア抜き
ホイル側にもブリーダーが付いていて、短めのレンチじゃないとやり辛いです。
仕方ないのでこのためだけに写真に写っているレンチを購入して使っています。
#工具屋さんのファクトリーギアのPB品を使っています。安かったし必要充分なので
マフラーはノーマルで受けます
普段から使っているOVERのマフラーでも保安基準は適合しているのですが
書類提出、音量測定と検査項目が増えるので簡単に戻せてしまうから戻して受けてしまいます。
#このあたりはグレーゾーンだと思いますが、現実的には業者さんに出しても同じようなことはやってますよね
#灯火類だったり、ガラスに取り付けた吸盤類だったり・・・
他、カウルを外さずに済む部分の点検をこの日は点検簿に従い実施。
不要な箇所は”/”を記載
一つずつ見ていけば案外と時間はかかります。
車検はいらないって声高に言ってる人は定期的に車両のメンテナンスをやってるんだよね?(笑)
この日はここまで。
後日カウルを外しての点検項目を実施していきます。
2023年受検記事その2に続く
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