DIYメンテナンスのページ(Ninja ZX-14R編)
Ninja ZX-14R関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
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翌週の日曜日。
タイヤ交換も終えたので残りの項目を点検、整備していきます。
タイヤは今度はPower5をチョイス
久しぶりのミシュランタイヤです。
ZZR1100の時に使ったM59(古!)、マカダム90Xの頃以来だから20年ぶりくらい?
タイヤ交換の際に、
リヤブレーキパッドが残り少なくなってきています
→これは自身も認識済み
フロントローターが少し減ってきています
→そうかなぁ? 確かに新品同様ではないけれど段差もそんなになくて大丈夫だと思うんだけれど。
・・・と指摘されましたが、車検上は問題ないので今回はそのままです。
そのうちバイク屋さんに行った時にセカンドオピニオンとしてみてもらおうか。
マフラーは今回も純正戻しで受けます
いつも使っているオーバー製のマフラーも車検対応品ですが
やらなくて済む検査項目が出てくるので、それならば簡単に戻せる個所はノーマルで受けたほうが無難です。
交換はボルト4箇所だけだしね。
カウルを外して各部点検
カウルを外すとネジ、プラリベットはこれだけ外します
ZZR1100の頃よりは少ないと思いますが、少なくはないですよね・・・
さらにタンクを浮かせて燃料ホース類の点検、タンク下のゴミの清掃を実施。
フレームとタンクの間に木材を挟んで持ち上げる
相変わらずタンク下の凹みの部分には小砂利が溜まっていました。
これはどこから入ってくるんだろうか?
清掃、簡単ワックスを施工しつつ、各部の点検。
業者さんだと点検はするでしょうけれども細かい個所の清掃はしないはずですから
このあたりは個人で実施する強みといったところでしょうか?
点検、清掃をしたら不安定で倒れたら嫌なのでタンクは元に戻します。
エアクリーナーの点検
清掃不要タイプですし、交換から5000km程度しか使っていないので見なくても大丈夫ですが
ここまで分解していたら簡単なので点検します。
虫がいますね・・・
パーツ掃除用のブラシで表面をなでて大きなゴミを落としておきました。
バッテリーの点検
正直、ZZR1400、ZX-14Rのバッテリ配置は無理があると思う・・・
モノコックフレームに拘るあまりに整備性が落ちているというのはどうなのかな・・・
また、モノコックフレーム故のハンドリングの癖も時々感じるし、良くも悪くもこれがこのバイクの特徴なのかも?
バッテリーの奥にはABSユニットが鎮座
こちらもこんな時にしか点検できないので確認、清掃。
ホース類は特に問題なかったです。
バッテリーもZZR1400の時はマイナス端子が粉を吹きまくっていましたが
ZX-14Rになってからはバッテリー負荷が少ないようでそういったことも一切ないです。
分解しているのでグリスは塗って組み立てはしますけれどね。
スプロケットカバーを外して点検
ゴミは侵入していますが錆等は自車の場合には確認できず。
リンクさせてもらっている長野二輪さんのZX-14Rではアルミの腐食が結構出ているようなので
環境依存とかがありそうですね。
フロントスプロケット周りの点検
こちらも特に問題なし。
去年の緊急事態宣言下の時に分解して綺麗に掃除をしていたのもあり
とてもきれいな状態を保てていました。
スプロケカバーのゴミ対策
この部品は形状がZZR1400の頃と同じです。
ZZR1400と比べてここを通るホースが減っているので隙間からゴミが入ってくるのかな?
ということで耐候性の高いスポンジテープを張り付けています。
効果は・・・ないよりはましって感じ?
スプロケットカバーを元に戻した後は今回の一番の大仕事のクーラント交換です。
何度か水を入れて抜き替える
大体3回くらい真水を入れると色が付かなくなりました。
やらなくても大丈夫かもしれませんが、後で原液+水を入れるのですから水で洗い流しておくのは悪くないかなと?
近年は面倒なのが廃棄するクーラントの処理ですね。
水で洗浄する際に出てくる薄まったクーラントは濃度も低い状態ですので下水に流しちゃっていますが
それ以外のクーラントは燃えるゴミとして捨てています。
ペットボトルで容量管理をする
今回は近年スーパーで販売されているコカコーラの750ccのペットボトルを使いました。
これを先に計量カップで水を計って入れて目安の線を付けておきました。
家にある計量カップが間違ってるのかもしれませんが
#多分100円ショップのものだろうし
これで計測したところでは満タンでほぼ1L入るし、製品は元々750cc以上入っていることになりますよね・・・
水洗いの際にもこれで計測しながら入れていましたが、
ZX-14Rの場合はサイドスタンドでクーラントを抜き取ると約3Lくらい抜けるようです。
ZX-14Rの冷却水総量は3.2Lとあります。
50%濃度が指定となっていますので3.2L入れるとすると・・・
クーラント原液を1.5L入れた後、水をラジエターキャップいっぱいまで入れればほぼ50%濃度になる算段です。
先に水で洗浄していますから冷却系統に残っているものはほぼ水ですし。
今回もCCI製のクーラントを使用
前回に続き今回もコーナンで売られていたCCI製のクーラント原液を使用します。
カワサキ純正品と製造元は同じだし、値段は半値以下なので。
ラジエターキャップは試しにDJ製のものを使おうと思って購入しておきましたが
形状こそ同じに思えたものの、締め込もうとすると途中から妙に硬くて回すことができませんでした。
そこで仕方なしに今まで使っていたラジエターキャップ(純正品)を使いまわしました。
幸い、去年の夏場に交換していますので次回クーラント交換時(4年後)までは大丈夫でしょう。
リザーバータンクに給水するためのクーラント液をペットボトルに作って補給したあと
エンジンを始動して冷却水が漏れていないことを確認。
その後カウルを元通りに組み立てて
冷却系統のエア抜きをするために、試運転をしてファンが何回か回るまでエンジンを暖めました。
戻ってきて各部のネジ類の緩み点検と灯火類の確認をして
翌日にリザーバータンクのレベルを確認して車検前整備は完了です。
なお、今回はプラグを外しての点検はしていません。
プラグ交換から5000km程度の走行であること、
エンジンの調子も悪くないし、2次エア機構の点検もして問題ないことを確認もしていて
暖機後の排ガスの匂いも臭くないので点火系統は問題がないだろうとの判断をしました。
こんな感じで一通り整備を済ませて、検査予約を取ります。
今回の排ガス検査はうまくいくといいんだけれど・・・
検査当日に続く
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