DIYメンテナンスのページ(Ninja ZX-14R編)
Ninja ZX-14R関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
(実車外での作業に戻る)
残るは車両での作業になりましたので実車で作業をしていきます。
恐らくは一日作業になるだろう・・・と想像をして時間を充分に取って作業を開始。
・既存のドライブレコーダーの撤去
シート下にある本体を外します
当時珍しかったカメラ別体型のwitness plusという製品を使っていました。
簡単に言うと、昔からあるビデオ出力のカメラを接続して録画ができるという機器です。
これに付属のカメラではなく、正像出力の富士通ゼネラルの車載カメラを接続して使っていました。
カメラはメーター部に装着
今回もメーター部分に取り付けします。
ちなみにETCのアンテナ、インジケーターはメーター裏に固定してあります。
これらの配線はメーター横を通せばアッパーカウル脱着時にも干渉しません。
・左右フィンカバー、左側センター・ロアカウル、タンクカバーを外してタンクを浮かせる状態にします
既存カメラ配線を外していきます
メインハーネスと一緒に這わせていましたのでインシュロック等を解きながら配線を外していきます。
純正の配線クランプが折れた
今年で10年になる車両なので、こういう部分での劣化はやはりあるみたいですね・・・
スポンジパッドもカサカサのボロボロになっていましたので後日注文しておきました。
外したカメラ
ZZR1400の頃から15年くらい?
トラブル的には、
・電源OFF時のバックアップ用コンデンサの容量抜けが2回程
・ビデオ入力のジャック部分の接触不良、半田剥がれがありました
これらはその都度直して使っていました。
長らくお疲れさまでした。
・GPSアンテナ、強制記録スイッチ、フロントカメラを設置します
GPSアンテナは左吸気口の上に設置
左カウル内張りとのクリアランスが心配でしたが裏側のウレタンに接触するものの特に問題なく取り付け出来ました
この場所でも特に問題なく受信できています。
カメラを仮付け
自作ステーはメーター部に両面テープで先に固定。
配線は引き回しをする都合があるのと後で角度調整をする必要があるので
この段階ではインシュロックで仮止めしておきます。
ケーブルを曲げて少しクセを付けておきます。
強制スイッチはメーターのステーに固定
色々迷いましたが、機器の状態表示が見えるしカウルを外す際にも邪魔にならないのでこの場所にしました。
唯一、ピースマークのシールを貼る場所が無くなるのが・・・(^^;
これらの3本の配線をメインハーネスに沿わせてタンク下まで引き回します。
キャッチャーツールでエンジン側から配線を通す
モノコックフレームが故の難関です。
最初、ケーブルをそのまま通せるかなと送り込んでみたところ、途中で引っかかってしまいました。
キャッチャーツールをタンク側から通し、配線を掴んで引っ張ることで上手く通せました。
ドライブレコーダー本体側の配線はスパイラルチューブでまとめてタンク横に引き回しました。
コネクタを接続後、ローレット部での傷付きを防ぐためにヒシチューブで養生。
ヒシチューブでローレット部を養生
引き回してみたところ、フロントカメラの配線がタンク下部のところにコネクタが来てしまいます。
カメラのコネクタ部
とりあえずシートレール部分の裏側に移動させてもなんとか配線できましたが、
ここは後々手直ししたいところですね。
他の配線に関してはシートレール裏面のくぼんでいる場所に上手く格納することが出来ました。
配線はメインハーネスと共締め
フロント側は一旦これで完了です。
タンクを元の位置に戻してリヤカメラ、電源周りの接続を行っていきます。
・リヤカメラと電源の配線を実施
カメラステーの設置
Posh製のカメラステーを今回は使用しました。
車体のナンバーステー部分に共締めするように仮付けしてみると・・・
ナンバーのフレームが干渉して上手く付きません。
とりあえずナンバーフレームとナンバーの間に挟むことで取り付けはできましたがちょっとイマイチかも・・・
ここはステーかナンバーフレームを別のものに取り替えちゃうかも?
工具箱とECUを外す
工具箱はHEXボルト4本で止まっています。
これを外して、ECUをリヤフェンダーの固定されている爪から外して持ち上げると
リヤフェンダーを固定している10mmナット、ボルトが見えます。
工具箱側の10mmナット2本を外し、後ろ側の10mmボルトを緩めてフェンダーをグラグラにして
ナンバー灯が通っている配線穴からリヤカメラの配線を引き出すことが出来ました。
カメラを仮付け後、配線を引き回す
ナンバー灯の配線穴に通す
配線はナンバー灯を一旦外し、ナンバー灯の配線穴から通しました。
先にこちらの穴を通してからじゃないと工具箱下の配線穴から引き出すことが出来ないので順番を間違えないようにしました。
#綺麗に引き回そうとするとこういうところで意外と知恵が必要ですね・・・
リヤタイヤ上部のフェンダー穴から通す
こちらも知恵の輪状態なのでナンバー灯の配線を上手く避けたり、フェンダーを少しずらしたりして通しました。
微妙に穴が開いているのが気になる・・・
若干の泥水がここから入ってくるようなので・・・
養生テープで塞いでおいた
常時電源はここから取る
HEAD2の回路はバッテリー直です。
(別途メンテナンスDIY記事で載せています)
こちらから常時電源を取りました。
キーON電源はナンバー灯から分岐して取っています。
余り配線は工具箱、ECU下にまとめる
ヒューズはECUのカプラーと工具箱の間の隙間に置き、カメラ、電源配線の余りは工具箱の下の空きスペースにまとめました。
・キーON、ドライブレコーダーの電源を入れてスマホアプリでカメラの調整をします
フロントカメラの調整中
角度がめちゃめちゃですね。
合わせ込んだ後、両面テープとインシュロックで自作ステーに固定しました。
両面+インシュロックで固定
配線を本当はもう少し見えなくしたいのですが、長さがぎりぎりのためこうなってしまっています。
・・・まあ、スクリーン内側なので目立たないのですが。
・カメラの位置調整が出来たら工具箱、カウルを元に戻して完成です
本体はマジックテープ+ゴムバンド止めとしました
元々自分はこのスペースに車載工具類を載せていて、その固定のためにゴムバンドを装着しています。
配線も綺麗にまとめられたかなと思います。
フロントカメラ
前から見るとこんな感じ
こちらに関してはスクリーン内に装着しましたので外観的にはすっきりとまとまりました。
(運用後の手直しへ)
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