DIYメンテナンスのページ(Ninja ZX-14R編)
Ninja ZX-14R関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・ボルト類のオシャレ化!?

・HIDバーナー交換

・ミラーの首振りが緩くなるのを直す


・ボルト類のオシャレ化!?
 はっきり言ってこれはオーナーの自己満足以外のなにもののものでもないと言うことをお断りしておきます。(^^;
 バイクには各部ボルトがありますが、これらの形状、色をちょっとひねってドレスアップしました。

  使ったのはPOSHの黒いステンキャップボルト

  オリジナルはステンの無色仕上げのボルト

 タンクキャップボルトですが、5箇所で止まっているように見えますが、
 実は3箇所だけで固定されていて、残り2箇所は飾りだという・・・

 長さも違います。

  外すと・・・

 普段手が入らない箇所が汚い・・・
 そのままにしたってなんにも困らないのですが、こういうところが妙に気になるのがオーナー心!?(^^;

 綺麗に磨き上げて元に戻そうとしてキャップ側を確認。

  息抜き部分のゴムシール

 へぇ・・・こんなところにシールが付いてるのか・・・
 なんて妙に感心しつつ、組み立てようとすると、タンク内に何かがコロコロ・・・と落ちた(汗)

 あっ、さっきのゴムシールが転落した!

 ・・・考えること数分・・・

 確か、以前にタンクにボルト類が落ちてしまってもストレーナーがあるから気にしなくて良いよ。
 タンクを外してストレーナー等を交換するときにサルベージすれば大丈夫だから。

 ・・・と、バイク屋さんに教えてもらったことがあったことを思い出しました。

 後日、電話して確認するとやはり同様の回答だったので部品だけ頼んで忘れることにしました(^^;
 カスタムしてるんだか壊してるんだか・・・(^^;

  交換後

 そういえば、ZZR1100の時はここのボルトは黒かったような?
 #たまに磨かないと錆が浮いたりしましたが

 もう一箇所、レバー類のクランプボルトが純正は黒い一般的なキャップボルトです。
 ZZR1400の初期型はここはステンキャップボルトになっていましたが、
 いつの間にか一般的な黒い加工をしたキャップボルトに変わっていました。

 これが工具を掛けた場所から錆が出てくるのが気に入らないので
 ホムセンで売られているステンキャップボルトに交換していました。

 ある時、Ninja H2、H2 SXの実車や画像を見ていたのですが、
 キャップボルト類は市販品のテーパー加工されたボルトのような形状のものを多用していることに気が付きました。

 値段をカワサキのHPで調べてみると1本数十円・・・

 さすが純正品。安い。
 ということで・・・

  このキャップボルトを交換します

  こんな感じになります

 ハンドルまわりは乗っていれば常に視界に入ってきますので満足度は高いですが、
 こんなのはオーナー以外は解らないですわね(^^;

 ちなみに、ZX-14RでもHG versionはこの箇所は最初からこのボルトが使われているようです。

 また、H2 SXは形状は同じですが黒色仕上げのテーパーキャップボルトが使われていました。
 他、レバーのアジャスターの色や、レバーの軸のボルトの仕上げも違っていたり・・・

 社外品だといかにも取り換えました感が出ますが、
 純正部品だとさりげなく変わるのでそんなところを狙ってちょこちょこといじるのも楽しいかも?


・HIDバーナー交換
 ZZR1400から引き継ぎで使っているベロフのHIDですが、このところなんとなく前よりも明るくない気がしていました。
 LEDのヘッドライト車両が増えたし、老眼が進んだのだろうと勝手な解釈をしていたのですが・・・

 ものは試しとバーナーの新品を購入して取り替えてみました。

  バーナー

 今は中華製のLEDコンバージョンキットや、HIDコンバージョンキットの方が正直価格は安いです。

 ・・・が、ZZR1400から通算すると約11年、10万km近くトラブルフリーで使えているので
 自分の中では説得力が違います。

  まずは点灯テスト

 大丈夫だとは思いますが、パッケージにも点灯テストをしろと書いてありますので確認します。

  はい。点いた。

 バーナーむき出し状態で、新旧点灯比較してみましたが既に明るさが違うような気がする・・・
 暗くなったと感じていたことは本当だったかな?

 取り付けに関してはZZR1400の時の記事や、ZX-14Rの記事を参考にしてみてください。

 私は配線部分のグロメットを切除し、不要な配線を取り外しています。

  車体左側だけ交換して比較テスト

 画像だと解りづらいですが、目視では明るさが違いました。
 昼間でこれだけ違いが分かるんだから夜はもっと違うのでは・・・???

  新(左側)

  旧(右側)

 撮影条件は同じにして撮影しています。
 光の中心点の明るさがずいぶん違いますね。

  両方とも交換した状態

 HIDでも寿命は半永久というわけでもないというのがはっきりとしました。
 この後、夜間走行とかもしていますが明るさがかなり違い、ずいぶん明るくなりました。

 以上のことからHIDの交換時期を考察してみます。

 バイクの場合は走行距離の全てでライトを点灯していますので想像するに・・・
 約10万km走行で平均時速を30km/h程度と想定すると想定される点灯時間は

 100,000(km) / 30(km/h) = 3333.333...時間になります。

 メーカーが言うHIDバーナーの寿命は約2000時間と言われていますので

 2000(時間) x 30(km/h) = 60000 kmとなります。

 暗くなったかな?
 と、感じ始めたのはZX-14Rのオドメーターで3万kmあたりからなので
 ZZR1400での使用距離は約6万kmでしたから

 (60,000 + 30,000)(km) / 30(km/h) = 3000時間

 頃からです。
 大方メーカーの言い分は合ってるのかも?
 距離にして8万km位を目安に交換を検討するのが良いかもしれないですね。


・ミラーの首振りが緩くなるのを直す
 バイクを車庫にしまう時に、左ミラーが出っ張っていて邪魔になるので毎回折りたたんでしまっています。
 立ちゴケして、ミラーをぶつけたからなのか?
 ある時から折りたたむ部分の動きがスカスカになってしまいました。

 一度バイク屋さんに持っていき、ボルトを交換してもらって改善したのですが再発。

 ・・・なぜこんなことになるんだろうか?

 ということでバラして対策をしてみました。

  ネジ頭を隠しているシールを剥がす

 シールを剥がすとボルトが丸見えになります。

  固定部分をじっくりと観察してみる

 この箇所の構造を図にしてみました。
  模式図

 このミラーの可動部の構造ですが、

 ・ミラーステーを上下から2枚ずつワッシャーで挟んでキャップボルトで固定している
 ・ミラーステーの可動部の堅さはこのワッシャーとミラーステー、キャップボルトの頭の接触面のフリクションで決まる

 ・・・という構造になっています。

 なぜミラーステーを動かしていると緩くなってしまうか?というと・・・

 ・ミラーステーを動かすとボルトを緩ませる方向に力がかかり、緩んでしまう
 ・可動するためにはガチガチで締め込むわけにはいかず、緩めに締める必要がある
  結果として緩み易い。
 ・日常的に動かしているとミラーステー、ワッシャーが磨滅していき締め込みが緩くなる

 ということです。

 理屈が分かれば対策は簡単です。
 つまり、

 ミラーステーが動く程度に締め込んでもネジが緩まなければ良い

 これを実現します。

 やってみた対策その1
  ネジロック剤を使って固定してみる

  使ったのはロックタイトの弱強度タイプ
   3種類ありますが一番弱い固定強度をチョイス

  適度な堅さになるようにボルトを締め込んで一日放置して固着させ、試してみると・・・ ダメでした(汗)

  やってみた感じからすると、わりと簡単に緩んでしまうので中強度でも怪しそうです。
  強強度タイプ(破壊前提で固定する場合に使う)じゃないとダメかも?

 やってみた対策その2
  ネジ山に瞬間接着剤を流して接着する

   裏面のネジ山部

  最初、可動する程度に固定してから瞬間接着剤をネジ山に流してみたのですが、
  表面部分だけに付着するようで弱強度のネジロック剤と結果が変わらなかったです(汗)

  そこで、数回転緩ませた状態でネジ山に接着剤を塗り、素早く適度な力で稼働する位置まで締め込みました。
  途中で固まってしまうと面倒なことになるのでリハーサルを何回かやって実行しました。

  ・・・まあ、現実的な話でいけば瞬間接着剤といえど大半のものは1分近くは固まるまでは時間がかかるので
  その間に落ち着いてやれば良いのですが。

  これで接着した後は緩んでスカスカになることもなくなりました。

  確認した後はボルト頭のシールは裏面の両面テープを剥がし、
  厚みの薄い強力タイプの両面テープで貼りなおしておきました。

  しかし、こんな作りでいいのだろうか???
  #ZX-14R以降の最近のカワサキ車のカウルミラーはここの構造が変わっています。
  #メーカーも作りが良くないのはわかってたようで・・・(^^;

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