これらの車両って、1両で走れるからこういった工場内回送用とかで結構生き残ってるものがあります。
個人的には、こういった古い国電の類はなかなかマニアックで好きなんです。
同型であっても、元は別種類の車体を改造に改造重ねて同一種になっていたりとかするものが
沢山あるので、それらを調べたり、違いを探したりするのが結構楽しくて・・・(^^;
今じゃメンテナンスの手間もかかるから管理上そんなことはとてもやらないのでしょうけど。
こちらは101系?103系改?
この左側の青帯の黄色い車体の電車も工場内牽引用の車両です。
廃車解体する車両を2コイチ、3コイチとかして造るらしいです。
こちらは193系電気計測車
各種信号機などの状態検査、測定などを行う車両のようです。
(解説札によると近々引退するらしい。って私の中学時代にこの車両あったし・・・)
右奥に見える黄色帯の車両は、クモヤ143型と言ってこちらも牽引車です。
左:165系、右:ナデ6411
ナデ6411型は大正3年(!)に造られた車両だそうです。
私鉄に払い下げされていたものを国鉄が資料として買い取ったそうで。
・・・こんな古い電車は私は良く知らないです(汗)
隣の165系は、地方では似たような車両がまだ走ってるところがあると思いますのでお馴染みかと。
165系そのものは、もう今年いっぱいで営業運転からは引退するそうです。
コレ見ると、私は子供の時に特急電車乗って新潟に行ってた(当然今みたいに新幹線ありません)
頃とかを思い出しますね。(急行で佐渡とかいう列車で使ってたと思う)
他、E231系といって、山手線や、東北・宇都宮線などで走ってる
最新の車両もあったけどコレはいつでも見れるから省略(爆)
E231系って、鉄道業界では近年まれに見るヒット作でこれをベースに
私鉄各社も新車を投入(私が知ってるのは相鉄)している位の車両と以前なんかの本で読んだことがあります。
別の建物に入ると今度は動力モーター等の展示がありました。
モーターとその試験器
当たり前だけど、あの重い車体、沢山の人を乗せて走るから配線とかメチャメチャ太いです(^^;
モーターのカーボンブラシ、ホルダ
こんな感じで装着するそうで(写ってる手は説明員さん)
今のインバータ制御の車両だと3相モーターと言うものなのでブラシはないんですが、
ちょっと前のDCモーターだと、造りとしては基本的に”マブチモーター”と同じですね(爆)
ここにいらした説明員さん(多分普段は工場勤務の人)に聞いたところ、
ブラシは大体1万kmで1mm位減って、30万km走行後のOHの時に交換なんだそうで。
・・・って、30万km走行でOHってことは、電車って廃車になるまでに一体どのくらい走行するんでしょう?(驚
こちらE231系(山手線の新車)のモーター
こちらクモハ12型(先に出ていたチョコ色電車)のモーター
E231系のモーターは約600kg、クモハ12型のモーターは約2tもあるんだそうで。
大きさも全然違いますよね。
コミュテータとブラシ。
クモハ12型のモーターは、こんなに大きいモーターなのに、
ベアリング軸受けではないんだそうでして、走行前のメタル軸への給油が欠かせなかったそうです。
他、モーターの搭載方法も吊りかけ式とかカルダン式とかの違いもあったりして
結構興味深いんですが、あまり語り出すとどんどんディープになるので今回はこのくらいで(^^;