さらに進むと車輪がゴロゴロしているところがありました(^^;
このラックに乗っているモノは全て車輪です(驚)
こういうのを見ると、おお。電車の整備工場だなぁ・・・って感じしますよね。
ディスクローターです。
2分割で、ベンチレーテッドディスクなんですね。
分割していて、ジャダーとか出ないのかな?とか思ったんで、
(インプレッサで散々壊してるからブレーキにはちとウルサイ(^^;)
そこにいた説明員の人に質問したんですが、そういったことは特にないそうで。
乗り心地と言う点では、車輪の厚みのほうが効いてきますね〜とも言ってました。
(編摩耗とかするから、たまに車輪って研磨しながら使うんです)
軸受け部分のカットモデル
ローラーベアリングとか、スラストベアリングが入っているのですが、
筒みたいだったり、ピンポン玉みたいだったりと車で見るようなサイズの倍くらいのものでした。
手前のバネは201系のバネ
1個約46kgあるんだそうです。
工場内見回すと、台車とか車輪とかゴロゴロしてます
国鉄時代の改造仕様書図面
ぱっと見たところ、73系電車の改造図面のようでした。
説明員の人の話をちょいと聞いたところ、三河島事故、桜木町事故
(って知らない人多いかな? 死者多数出た大きな事故が遠い昔にあったんです)
での修復車を造ったりした部署 (新改(しんかい)屋とか言われたらしい)での改造図面らしいです。
昔らしく、手書きで、現物あわせの細かい指示とかが書いてありました。
自分、こういう機構図面見ると、前に勤務していた職場での筐体加工図面とかを思い出しますね。
この建物の外に出ると、こんな感じで車輪のストックが保管してありました。
軽そうに見えるけど鉄だからとても重いはず・・・
隣の工場に入ると、総武線の各停電車が止まっていました。
ディスクブレーキのパッド
色が緑色だから、某社のチタン改かな?(嘘)
こちらでは先日の京急の見学の時にもあった台車の上げ下げ実演をやっていました。
先日京急の車両とは違って、省力化が進められた設計の車両のためか
台車の取り外しとかもほとんど機械でやってました。
奥にあるのがこの車両についていた台車です。
電車のジャッキポイント(って言うのか?(^^;)
滅多に見られない電車の下部写真
モノコックではなくて、井桁のような構造のようですね。
また、東京消防庁の車両展示もありました。
消防車とかはドコでも見れるでしょうから、ちょっと変わりダネを・・・
消防バイク(と言えばいいのか?)
ヤマハのセローをベースにした車両です。
消化ホースとか、救援設備とかを搭載していました。
ちゃんと皮ツナギもありましたよ。(勿論東京消防庁のロゴ入り)
特殊救急車(と言えばいいのかな?)
多分この車両、あの忌々しい地下鉄サリン事件の報道でご覧になった人もいるかと?
パネル型の大型トラックの荷台を改造して左右に開いて簡易救護施設にできるようになっています。
中はトラックとは思えない位広かったですね。
以上、今回もまた電車関係の展示物を見てきたわけですが、
京急ももっとじっくり見れば同じなのかもしれませんが、
JRの工場公開のほうが説明員の人が多いし、部品単位での展示が多かったように思いました。
質問すると、皆さん気さくにお答えいただけたのも嬉しいことでした。
自分は電車も当然好きではあるけれど、機械の造りとかを見て雑学として知識を得るのも楽しいから、
そういった質問や疑問などを訪ねると、結構アツク語ってくださる人とかもいらっしゃって、
ああ、この人って、この仕事が好きで誇りを持ってやってるんだな〜
なんて思いました。
自分はもう充分いい歳したオトナですが、
子供にこんなところで頑張って働いてるところとか見せたらきっとカッコいいお父さんだよね(笑)
また、線区が多いからいろんな電車も見れるのはJRならでは・・・かなぁとも思いました。