車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で。

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 2011年に仕様変更をしてから約4年程使いました。
 伸び側を強く、縮み側をやや弱くしたのですが・・・
 正直、この変更は失敗でした。

 凸凹が連続すると縮み勝ちになって戻らないのか?
 えらくゴツゴツ感があるし、すっぽ抜けることもありました。

 ジムカーナ、ミニサーキットで走ってみても・・・運転はしやすいと思いましたがタイムが付いてこない。

 さて・・・どうしたものかと、次回に向けての仕様を色々と考えることにしました。

 まずは、前々から気になっていたバンプラバーに当たるまでのストロークを確認してみようと
 ショックを分解してみました。
 #普通の人はそんなことしません(^^;

 ・・・すると・・・色々なことが解りました。

  フロント1Gストロークの測定

 100mm位バンプしていました。

  アジャスタをレンチで外します

  17mmのめがねで外せます

 インサート(ダンパー本体)とシェルケースを分解するにはアジャスタを外したところの切り欠き部分に
 大きなマイナスドライバ(水栓ドライバが使えます)を使って分解することが出来ます。

  ストローク長の測定

 手で押し込んでみるとロッド全てが押し込めましたので約170mm位のストロークがあることになります。
 ちなみにバンプラバーですが・・・

  長っ!!!(汗)

 65mmもありました。
 つまり、バンプタッチまでは・・・
 170-65 = 105mmストロークでバンプタッチする足回りであるということになります。
 ん? 105mm???

 ・・・ってことは、バンプタッチまで1G(接地状態)からたったの5mmしかないってこと!?(汗)

  この位のストロークでバンプタッチしてしまいます

 前々から薄々と感じていたとはいえ、分解してどこがダメなのかこれではっきりとしました。

 結論から言えば、
 オーリンズの純正形状ショックの場合は車高、特にフロントの車高は基準値からほとんど下げられません。
 ノーマルの車高ですらバンプタッチまで10mmもない状態で走っていることになります。

 ローダウンスプリングなんて入れた日には・・・
 バンプラバーで走っているようなもので乗り心地もヘッタクレもありません。

 何故こんな仕様になっているのかな???

 そこで、自分なりにいじって改善してみました。

 まずはフロントのバンプラバーを30mm程度の短いものに交換。
 ここは結果によっては65mmのバンプラバーを適時カットしたものに交換する予定です。

 他、車高に関してもフロントは10mm位上げて元に戻す方向。
 それに合わせてリヤを5〜10mm程度上げる方向で調整。出来ればプリロードを掛けて上げたい。

 ・・・と言う感じで考えて、足回りのオーバーホール&仕様変更を依頼しました。
 減衰は吊し+α程度に戻し、バンプラバーは今後さらに詰めると伝えて作成。

 帰ってきた足回りを組み、色々と走って更にバンプラバー等を色々と変更。
 #オーリンズの人に、出来ればバラして欲しくないんだけれど・・・って言われましたが、
 #セットアップするのにやらないとは言えませんよね?(^^;

  リヤストロークのチェック

 結構ストロークしてますね。
 あるところから急にテールスライドするのはバンプタッチしているからなのかな?

  てなわけでざくっとカットしてみた

 切りすぎると今度は車体やダンパーを壊したり、
 急激にバネレートが上がることになるので良く考えてカット。
 一応、予備のバンプラバーを持っているので最悪は元に戻せますが・・・

 こんな感じで色々とトライしてみたところ、
 乗り心地と走り味に関してはかなり改善しました。

 ・・・が、本気で走る向きにはやっぱり純正形状のバネではレートが全然足りない。
 特にフロントのバネレートが足りてないし、このダンパーを使う以上車高も下げることが出来ない・・・

 そんなわけで再び車高調に戻ってあれこれやってみたい気持ちがフツフツと沸いてきています。
 でも、吊しの市販品は大抵はこんな感じの底突きサスなのでどうしたものかな・・・ 

 
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