DIYメンテナンスのページ(Ninja ZX-14R編)
Ninja ZX-14R関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・冷却系統のリフレッシュ
 ZX-14Rも我が家に来て早10年・・・
 このところ左アンダーカウルのところにクーラントが垂れたような跡が時々あることに気が付いていました。

 見た感じ、ウォーターポンプのホース部分から滲んでいるような感じでしたので
 増し締めして様子見していたのですが止まる雰囲気がなかったので思い切って水周りのゴム部品を交換することにしました。

 一応、事前に点検していたのでその画像を載せておきます。

  スネークカメラで事前に点検

 左側の穴が開いているところがウォーターポンプ軸のドレン穴です。
 オイルシールが壊れると、ここからエンジンオイル
 メカニカルシールが壊れるとここからクーラントが漏れる造りになっています。
 (フェールセーフ的な造りになっています)

 たまに漏れているからとこの穴を塞ぐ人がいますが
 それをやるとエンジンオイル内にクーラントが混入したりしてエンジンが壊れるのでやったらダメですよ! 

 ウォーターポンプのドレン穴からは漏れている跡はなく、ホース側からクーラントが垂れている感じです。
 ということはメカニカルシール、オイルシールは大丈夫っぽい。

  吐き出し側のホース部

 この箇所にクーラントの結晶が沢山付着していますのでやはりこの箇所からの疑いが濃厚ですね。

  まずは部品の調達です。

 時は流れ・・・
 ガキの頃からお世話になっていたお店も閉店し、
 純正部品もカワサキモータースのHPから直接購入できるようになりました。
 弊害もまあ色々とありますが、これも時の流れなのでしょう。

 水周りの部品をパーツリストを見ながら購入したところ、
 約2万円強、こんなに多数の部品になりました。

 このバイクにも体力的にあと何年乗れるのかなぁ・・・?
 だましだまし最低限度の修理をして適当なところで軽い維持費の少ないバイクに乗り換えるかな?

 ・・・とも考えたのですが、やるんだったら徹底的にやったほうが精神的に安心できよね。
 ということで交換できるゴム部品は全交換しようということにしました。
 #後々悲劇が起きてさらに部品を買うはめになるとはこの時は思ってもいなかった

 ほぼ一日作業になるだろうと想像したのと、
 もしかすると工具が追加で必要になるかもしれない?

 と、想定をしたので時間を十分にとれる時を狙って作業を始めました。

  まずはカウルを外すところから

 左右のカウルを外して作業する手順を検討、確認していきます。

 順番としては・・・

 1.クーラントを抜いてラジエターを外す
 2.水冷オイルクーラー周りのホースを交換する
 3.今回の作業の発端になったウォーターポンプ水漏れ箇所の確認、ホース類の交換
 4.車体右側に移りサーモスタット交換とホースの交換
 5.ラジエターを元に戻し、一度真水を入れてエンジンを始動し水漏れがないことの確認
 6.真水をクーラントに入れ替えてカウルを戻してラジエターファンが回るまでエンジンを運転
 7.エンジンが完全に冷えた後、各部の漏れがないことを確認しリザーバータンクに補充

 という順番になります。
 この段階で鬼門になりそうなところとしては

 2.水冷オイルクーラー周りのホースを交換する
 →エキパイの間にあり長さ方向の制限があるので使える工具が限られる

 4.車体右側に移りサーモスタット交換とホースの交換
 →ウォーターポンプ〜サーモスタット部に繋がっているホースがエンジン後ろの
  ゴムシートカバーの中を通っており手が入らないので取り回しに一工夫必要
  また、サーモスタットハウジング部分のホースのクランプも
  そのままでは工具、手が入らないのでどうしようか???
  サーモスタットハウジングもフレームとのクリアランスが狭く、外せるのか???

 ・・・といったところです。
 最悪、ウォーターポンプ〜サーモスタット部のホースは今回は交換しないでそのままになるかも・・・

 という目算で作業を進めていきます。

  カウルのネジ類

 ZZR1100の頃より少ないとはいえ、左右カウルを外すとこれだけのネジ、プラリベットがあります。

 組み立ての際に間違わないように各パート毎に分けて分解
 他の箇所についても分解した部品ごとにまとめて保管しておきます。

  クラッチを切った状態で固定

 スプロケットカバーを外すのでクラッチを切った状態にして固定しておきます。
 短期的にはやらなくても大丈夫なのですが、
 やっておかないとオペレーティングシリンダが飛び出てきてしまいますので切った状態にして固定してから外します。

  クーラントの抜き取り

 ウォーターポンプのところのドレンボルトを緩めてラジエターキャップを少しだけ回すと
 リザーバータンクのところの水が少しずつ抜けてきます。
 リザーバータンクがカラになったらラジエターキャップを開けて全てのクーラントを排出。
 #勢いよく出るので飛び散り注意

 この後、ホースを外す度に残っているクーラントが出てきますので受ける容器、ウェス等を用意しておきましょう。

 この後ホース類を外す際には、
 クランプ等の固定状態もしっかりと記録しておくかサービスマニュアルを用意しておきましょう。

 ・ラジエターを外します
   リザーバータンクとエア抜きホースを外す

 一度も分解したことがない場合は10年の歳月ではかなり固着しています。
 クリップ外し、ピックツール、ホースクランププライヤ等で固着を解きながら外していきます。

 このあたりはクーラントはほぼ抜けているので外してもあまり出てきませんが・・・
 #外したラジエターの部分は結構水垢?錆?が付着していました・・・


  

 オイルクーラー、サーモスタット間のホースを外すと結構出てきます。

  ファンの配線を外す

 ゴム製の導風カバーがプラリベットと上部シュラウドの爪で固定されていますので
 外して結合を解いて隙間から配線を外していきます。

  左側はクランプも外して配線をフリーにする

 ・ホーンとその周辺のカバーも外します
  ホーンとラジエターの隙間がぎりぎりで外す際に干渉するので外しておきます

 ・フロントフェンダー後部を養生し、ラジエターを外します
  ラジエターを外す際にフェンダーに干渉しやすいので傷がつかないように養生してから外します

  下側の固定部

  上側の固定部(左右から)

 10mmのボルト3本を外すと下側に抜き取ることができます。

  外れたラジエター

 前々から気になっていたのですが、タイヤが跳ね上げる泥が詰まっています・・・

  ファンを外して掃除

 錆はそんなに酷くなかったものの、結構汚れていました。

  長年の使用で付いた錆?水垢?

 アルミの錆なのか?
 水垢なのか?
 不明ですがホースの接続部分をワイヤーブラシ、スクレーパー等で磨いて落としておきました。

  ラジエターフィン部分はホースの水を当てて掃除

 あまり強く水を当てるとラジエターフィンが変形してしまいますので
 裏側からシャワー形状にした状態で水を当てて掃除しておきます。

 洗ってみると結構な泥、砂が落ちてきてこれは冷却効率が落ちていたのでは・・・?

 という状態でした。
 洗い終わったら簡単スプレーワックスを噴霧して汚れを弾くようにしておきました。

 ちなみにラジエターに水をかけるといつまでもたらたらと垂れてきますよね・・・

 ラジエターを洗い終わったらホース類の交換作業に戻ります。

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