このうち、なにもしなくてもOKと言うのは、取り付けてみればわかりますが、
上部のツメがきちんと入らないので嘘と言うことがわかります(笑)
H4R装着状態。溝はギリギリですよね?
H4R専用レンズカットっていうのも、そんな少量品種のためだけに型を起こすのは非常に効率が悪いから
これも疑わしいと思います。
反射板の角度とかで細工はしていそうですけど・・・
残るは電球のみの噂ですね。
こちらを今回検証してみました。
右が通常のH4(レイブリッグのクリアバルブ)、左がRA系純正のH4Rバルブです。
非常に見にくいのですが、ロービームのフィラメントの角度が微妙に異なっています。
下側の写真でわかるかな?
ロービーム(手前の金属の傘があるほうがロービームです)の傘がお互い
外側向きになってるような感じに見えませんか?
誤差範囲じゃないかと私は思ったのですが・・・
あと、コレ見てちょっと疑問に思ったのですが、市販高効率バルブってもしかしてフィラメントの位置とかを
微妙にズラして気持ち上向きになってるような気がしないでも?
奥のフィラメントと良く比べて見てくださいね。
こうやってまじまじと比較したのは自分も初めてなのですが、フィラメントの位置とかが微妙に違っています。
見た目での違いはこのくらいです。
で、通常のH4バルブのツメを折り曲げてはめ込んで点灯した状態が以下の写真です。
公正を期すために、右ライトのみ使用、点灯させて実施してみました。
通常のH4バルブ
RA用H4Rバルブ
こうして見ると、明るさって案外違うのですね。
RA系の80Wのほうがやはり地面の明るさとか明るく感じます。
また、H4だと、上にヒゲのような光の漏れが確認できると思います。
全般的にカットも曖昧気味で、右上がりな感じがしないでも・・・
通常のH4、Loビーム
RA用H4R、Loビーム
こうしてみると全般的にH4を無理矢理使うとスポットランプ的に照射してる感じで、
やや上向き気味です。
実際に肉眼で比較してみても、明らかに暗く感じます > H4
また、右側の建物側に光が漏れているのか、やや明るくなっています。
H4、Hiビーム
RA用H4R、Hiビーム
Hiビームについては、正直照射具合については変わっていないと思います。
・・・が、こちらは一目瞭然状態で明るさが違います。
やはり、先の電球比較の時に気が付いたロービームの角度の違いが出てきているようです。
また、この角度をペンチなどでひねって矯正すると問題なく使えると言う話もあります。
機構的に大丈夫なのか、切れてしまった電球ですが、分解して内部構造を見てみました。
電球からのリードが端子にハンダ付けされています。
この電球はRA系の純正品のH4Rバルブ(玉切れしたヤツね)を分解したものですが、
多分他社も似たようなものだと思いますが、メーカーによってはこのリードの長さが
ギリギリの場合も想定されます。
また、H4バルブでも製品によってはカシメではなく溶接で固定されているものもありました。
(今回使ったレイブリッグのものはカシメではなくスポット溶接でした)
と、いうことで私としては、今回の明るさの比較結果とかからも、
やっぱり高いけど純正品使いましょうよ!
と言う結論です。なんて無難な・・・(汗)
また、市販の高効率バルブは100/90W相当の明るさとは言うものの、
こうして比較してみるとやっぱり60/55Wは60/55Wなのだなぁ・・・とも思った次第です。