・ストラットタワーバー、インタークーラーを外してタービン遮熱カバーを取り外します。
上側6箇所、下側4箇所程度(全て10mmボルトです)あります。
板ラチェット、ソケットレンチで外しましょう。
下側の部分はジャッキUP、高めにウマをかけてやります。
今回は、知り合いの整備工場のリフトを借りてしまったんで非常に楽でした(^^;
・タービンボルトを外します。
14mmボルトで留まってます。(作業者:kturuさん)
熱で固着していることが多いのでCRC5-56等のような浸透潤滑剤を吹き付けて、充分放置して、
一気に力を入れるようにして外しましょう。
万一、かじってしまい外れない場合は気合いでねじ切る(^^;か、リューターなどでボルトを切断することになります。
幸い私の場合は、非常に簡単に外れてしまいました。
(心配だったので保険としてVer6のタービンを知り合いから借りていました(^^;)
・下側の取り付けボルト、センターパイプ取り付け部分、O2センサーのコネクタを外して下側から
フロントパイプを抜き取ります。
・外したフロントパイプよりO2センサーを外します。
O2センサーは熱で固着していることが非常に多いので、CRC5-56を吹き付けて少し緩めては締めて・・・
を何回か繰り返しながらネジ山を潰さないようにして外していきます。
(センサーは高いので気を付けましょう)
・O2センサーを移植します。
22mmのスパナorモンキーでやります。
カジリ防止のため、スレッドコンパウンドやモリブデンペーストをネジ山に塗っておきましょう。
・金ノコで遮熱板をカットします。
ゼロスポーツのフロントパイプは、アウトレット形状が楕円状なので干渉するので切り取ります。
ちょっと見にくいですが黒マジックでけがいた部分をざくっとカット
カットした写真はありません(^^;;;
何故なら、
エアソーをお借りしたんですがコレが面白いくらいざくざく切れるものですから、
kturuさんと
猿の如く切って楽しんでしまったので写真撮ることを忘れてしまいました(爆)
・パワステの配管の方を遮熱テープなどで熱害対策します。
それなりに距離が離れているのでそう神経質になることはないと思いますが、
遮熱板をカットしてしまってますから、念のためやっておいて損はないでしょう。
・元通りに戻してできあがり。
楕円形状なのがわかるかなぁ?
遮熱板は、2〜3箇所程度のボルトだけで充分止められるので、
後々の取り外しも簡単になるから今回はそうしてしまいました。
また、下側の遮熱板はヒビ割れしていたのと、熱害も心配なさそうだったので外して捨ててしまいました(^^;
2009.8追記
お友達のぴこさんからProva製のメタキャタ付きフロントパイプを譲ってもらったので交換しました。
・今回交換するフロントパイプです
Provaのフロントパイプ
こちらですが、排気温度センサーのための穴と、
前の前のオーナーの人が後付でセンサーの穴加工がしてありました。
どちらも自分には不要なので(GC後期型は排気温度センサーがなくなっていますので)
BAKUでお願いして溶接してもらい穴を埋めました。
・熱害対策のため、断熱グラスウールを巻きます
触媒と出口部分に巻きました
バンテージはバイク用品店でキジマの25mm x
5mのものを購入しました。
(約2700円程)
巻くときには必ず水で濡らして、ガラス繊維が飛ばないようにしてから
きつめに巻きます。
素手でやると、チクチクしますのでビニール、革手袋を装着して作業します。
バンテージの巻き始め、終わりには針金を使い緩み止めをしておきます。
・マフラー交換同様に運転席側をできるだけ高く持ち上げて、ウマで固定します。
潜りますし力をかけますので落下防止策は確実に!
自分はジャッキとタイヤの下に板を置いておきました。
・インタークーラーを外し、運転席側のインタークーラーステーを外して遮熱板を外します
ここのステーを取ります
取らなくても、タービン側のボルトを外し、もう一方のボルトを緩めて逃がすことで外せます。
・浸透潤滑剤をタービンのボルト周り、下側のマフラー取り付け部分、O2センサーのネジ部に吹き付け緩めます
かなりの確率で固着しています
浸透潤滑剤を充分に使い、時間を置いて緩みやすくしておき、
さらに、緩めるときには力のかかる工具で衝撃を与えるような感じで一気に緩めると上手く緩みます。
堅い場合は、締める方向に少し回したり、緩めたりしつつ浸透潤滑剤を吹き付けて固着を取るようにします。
ここがクリアできれば作業としては70%位完了したも同然。後は楽勝です。
下側から知恵の輪状態でフロントパイプを外します
このときにクリアランスがないと上手く引き出せないので出来るだけ高く上げる必要があるわけです。
・新しいフロントパイプを取り付けます
交換するときはボルト類を確認すること
ガスケットは勿論交換。
ボルト、ナット類はネジ山を確認し、グズっていたら必ず交換します。
組み付けの際には、焼き付き防止のため、WAKO'Sのスレッドコンパウンド等の
焼き付き防止剤をねじ山に塗っておきましょう。
・取り付け後、インタークーラーを仮組みしてエンジンを掛けて、排気漏れを確認、
問題なかったら元に戻して完了です。
サビサビじゃなくなったのが嬉しい(^^)
・バッテリ小型化
インプレッサ限らずスバルの4WD車は例え九州・沖縄で販売している車両であっても寒冷地仕様です。
このためバッテリが必要以上に大きいものがついていて重いし、なにより交換するときに高いです。
そこで、整備解説書のサービスデータや、GDB-SpecC、webでバッテリメーカーの適合資料などを参考にして
他社2Lクラスのバッテリサイズを調べてバッテリを小型化してみました。
・バッテリの選定
私は以下の様な考え方で選定してみました。
ちなみにカーナビや、大出力オーディオ等の電装品満載の車両の場合は小型化すると
バッテリ上がりの原因となると思いますのでお勧めしません。
・電気を一番消費するのはスターターモーターです。
もし、他グレードで同一仕様のスタータを使っていて小型なバッテリを採用している車両があるならば
そのバッテリでも役目を充分果たせるはず。
・オルタネーターの出力定格を調べて、充電能力が同等であれば充電に関しても問題はないはず。
と、言う感じで整備解説書のサービスデータを見ていきますと・・・
スタータ:
MT車は基本的に全グレードで同一定格出力のものを使っている(三菱製かND製の1.0KWのもの)
オルタネータ:
レギュレータ出力電圧は共通で、寒冷地仕様のみ低回転域より充電電圧が高く出る
(つまり低回転より充電を開始できる)ものを使っている
・・・と、いうことがわかりました。
以上のことからオルタネータに関しては特にバッテリ小型化による弊害はないと判断、
全てのグレードのGC型インプレッサが採用しているバッテリサイズを調べてみました。
色々とグレードはありますが・・・
・1.5、1.8L MTの温暖地仕様車
34B19L
・1.5L MTの寒冷地仕様車
50D20L
・1.8L MTの寒冷地仕様車
55D23L
※参考までに、WRX系のノーマルは55D23Lです。
この結果から、1.8Lの寒冷地仕様車とWRX系は同等のバッテリ、セルですし、排気量的にも大差がない
ことから1.8Lの温暖地仕様車と同等のバッテリならば負担がなく使えるはず・・・と考えました。
また、バッテリメーカーの適合表を調べてみますと他社の2Lクラスの温暖地仕様の車両の場合は
34B19x〜46B24xの採用事例が多いようです。
また、ナビゲーション非装着車両の場合は34B19xで、装着車の場合は46B24x(例:トヨタのアルテッツァ)
なんていうのも存在します。
私の車の場合は、ナビも非装着ですしカーステくらいしか載っていないので34B19Lでいけると判断しました。
そこで、お店で34B19L以上のバッテリを捜してみました。
お店で見てみると、38B19L、40B19Lあたりが多く流通しており、安価に入手できるようです。
(売価で大体2000円前後)
そこで、今回はホームセンターで40B19Lを買い求め、装着してみました。
40B19Lです。ぱっと見は解らないかな?
・B型バッテリを装着する場合には、以下の部品が追加で必要になります。
・バッテリホルダ(温暖地用)
・バッテリトレイ(温暖地用)
・B型用のターミナル端子
この中で、一番問題となるのはターミナル端子だと思います。
今回、たまたまヤフオクでB型バッテリターミナルをD型ターミナルに変換するアダプタを入手したので
それを使いました。
入手できない場合は、配線を切断して汎用品のB型のバッテリターミナルに変更しましょう。
(”+”側は純正部品で入手可能です)
アダプタ。鉛の筒状の金属です。
ホルダ、トレイは温暖地仕様の車両の純正品を流用します。
取り付けそのものは、車体のほうに引っかける部分があらかじめありますから、特に加工などは必要ありません。
これで純正比約5kg近い軽量化が可能です。
・リヤデフマウントカラー取り付け
お友達のtakeさんから奪い取った(^^;リヤデフブッシュのマウントカラーを取り付けてみました。
こんな感じのシリコン製?の詰め物です。
GC型のノーマルのリヤデフマウントブッシュは、柔らかいゴムを使っているのもありますし、
ベタ埋めになっていないんです。
そのため結構ガタガタ動くようでして、私の車の場合はマフラーとデフケースが干渉した跡があります。
そこで、隙間にこのマウントカラーを詰めて強化するっていう案配です。
相手がゴムで、キチキチなので挿入部にはシリコングリスを塗ってから押し込みました。
こんな感じで装着します。
セルフロックナットで結構きつく締まっていますから、ロングスピンナやロングメガネ(17mm)を使いましょう。
また、アルミカラーを押し込むときにデフの重みでカラーが沈んでいてきちんとはまらない場合は
デフをジャッキで軽く持ち上げたりしてきちんと挿入しましょう。