車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で。

・H4ヘッドライトカプラーの破損交換

・ナンバー灯の錆補修

・KTS製減衰調整延長ケーブルの手直し


・H4ヘッドライトカプラーの破損交換
 妻のGF8インプレッサのヘッドライトカプラーが割れていました(T T)
 経年劣化によるものだと思うのですが、ロック機構の部分が割れているので外す時に少し引っかかります。

  割れているカプラー

 配線を切断して、エーモンなどから発売されている配線付きのH4カプラーに取り替える方法もありますが
 純正の配線はできればそのまま使いたい。

 そこで、こんなのは恐らく汎用品を使っているだろうと想像をしてハウジングを探してみました。
 裏面の刻印を見ると

 ”AMP”

 のロゴがあります。

  AMPのロゴ

 そこで、良く使われているTE Connectivity(旧AMP)製の部品だろうと想像して探したところ
 配線コム(リンクは2023.1現在)
 でそれらしき部品を見つけました。

 値段も大してしないのと、送料がかかるので最悪は配線を切断して作り直すことも考えて
 他の部品もまとめて購入しました。

  購入したコネクターハウジング

 同じ部品ですね。
 品番はH4F-AMP-tr
 でした。

 壊れているコネクタハウジングから端子を抜き取り、移植していきます。

  裏蓋を開いて端子を一つずつ外して移植

 裏蓋は3箇所の爪でロックしていますので、小さめのマイナスドライバー等を使い開きます。
 #壊れている部品は捨ててしまうからバリバリ破壊しちゃってもいいとは思いますが・・・

 各端子は裏側の2箇所の爪でロックされています。

  この爪をマイナスで押して端子を外す

 細めのマイナスドライバーを使いロックを外して抜き取ります。

 端子は25年分の汚れ、錆、H4バルブとの接点のカシメが少し甘くなっているのと
 時々配線のカシメも甘くなっていたりするのでラジペンでカシメを少し潰してきつくしたり
 接点復活剤を少し塗って綺麗にしておきました。

  移植完了

 裏蓋を閉じる前にH4バルブに接続をして点灯テストをしておきました。
 問題なかったので裏蓋を閉じて、ライト裏面のゴムカバーを掃除して組み直し。

  ゴムカバーは水洗い、アーマオールで仕上げ

 ゴムや樹脂パーツの艶出しにここしばらくはシリコンスプレーを使っていたのですが
 アーマオールに戻してみるとやっぱりこちらのほうが良いですね。
 ギラギラした艶感がないのと、浸みこんでいる汚れもアーマオールのほうが落ちるようです。

 割れていなかった運転席側も同じように分解して端子の清掃とかしめを直して
 点灯テストをしてみたところ、作業前よりもライトがかなり明るくなっている!

 運転席側は時々赤い光り方をしていたのでライト配線の接触不良を疑っていたのですが、場所が特定できずにいました。
 先日H4バルブのコネクタ部をもぞもぞと触ったところ明るくなったのでやはり接触不良していた様子。

  ずいぶん明るくなったような???
 
 同じように割れていた助手席側も知らず知らずのうちに接触不良気味になっていたみたいですね。

・ナンバー灯の錆補修
 先日、妻車の洗車をしていた時にナンバー灯のところを覗いてみたところステーが凄く錆びている・・・(汗)

  サビサビです・・・

 丸ごと交換したいところですが、ナンバー灯ステーはバンパーフェースを一度外さないと交換できない作りのようです。
 そこで部品は予備として入手しておいて、錆落としと防錆処理をしておくことにしました。

 ・プラスビスを外してレンズ、電球、ゴムの電球台座を外しておきます

 ・バンパー裏側から手が入るのでワイヤーブラシを使い浮き錆びを除去します
  知恵の輪状態にはなりますが結構届きますのでしっかりと落としておきました

   取れた錆

  ・・・こんなに錆びてるのか(汗)
  私の車両も錆は出てはいましたがここまで酷くはありませんでした。
  このあたりは青空駐車の弊害かもしれませんね。

 ・錆転換剤を塗って防錆処理をします
  私は水性で比較的効果も高いサビチェンジャーを使いました。
  見えない場所なので塗りムラ等は一切気にせずにとにかく塗れるだけ塗っておけって感じで塗りたくりました。

   奥手のビス止め箇所も塗った

   とりあえずこれでいいでしょ・・・

 ・レンズはコンパウンドで磨いて表面の汚れ、黄ばみを落とした後、アーマオールを塗っておきました。
   透明感が戻ってきた

  透過する箇所のみ磨いたのですが差がわかるでしょうか?

 ・錆だらけのぐずぐずのレンズ固定ビスを取り替えます
  ホームセンターで売られているM4 x 15のトラスビスが使えます。
  ステンレスビスにしたいところですが、異金属の接触となるので普通のユニクロメッキのビスにしました。
  外したビスは錆でグズグズでしたのでねじ山の錆防止にスレッドコンパウンドを薄く塗ってから締め込みました。

   外したビス
  錆でねじ山が痩せていてグズグズですね・・・

   新しいビスで取り付け完了

  レンズの取り付けビスはそのうちメッキが傷んで錆が出てくるでしょうけれど、その時にまた処置しますかね。

  なお、この箇所は樹脂レンズ部品単体は
  2022.12現在はメーカー欠品です。
  紹介している車両と同じE型以降の部品であればステー込みの部品は出てきました。

  レンズは全年式共通です。
  レンズの取り付けビスは年式によって異なります。
  92〜96.8までの年式(D型まで)はタッピングビス固定でステーも異なります。
  そのタッピングビスもメーカー欠品でした。
  今回紹介したE型以降のレンズ取り付けビスは部品設定がありませんが
  ホームセンターで売られているM4 x 15mmのトラスビスが使用可能です。

  まあ、ナンバー灯はバンパー内に工夫して取り付ければ良いのでオリジナルに拘らずに
  バイク用品等で売られている後付けのLEDバータイプのライトにしても良いかも?

・KTS製減衰調整延長ケーブルの手直し
 自車ではテイン製のFLEX Z改を使用しています。
 減衰調整が上側にあるため、
 リヤ側は東京にあるKTSというお店の減衰調整延長ケーブルを転用して車内から減衰調整できるようにしています。

  減衰調整ケーブル

 2016年の導入当時は、テインからはこのような製品が標準的には販売されておらず
 特注扱いでの製作とのことだったのですが、今はラインナップに存在しています。

 ・・・が、長さが200mmで少々長くて値段も高いのでこのケーブルを使い続けることにしますが
 今まで使ってきたところでの不満点を解消しようと思います。

 ・不満点
  ・ワイヤーが曲がっている上に内装と擦れるからかクリック感が掴みにくくて動きが渋い
  ・テイン製品で使うことを想定していないためイモネジのかかりが甘く、外れてしまったり六角レンチ穴が舐めたりする

 このあたりを解消してみようと思います。

 クリック感が掴みづらいのと動きが渋い点の解消は、
 回す際にワイヤーが各部と擦れることが原因だろうと考えて配線養生でよく使うコルゲートチューブを使ってみました。

 

 手持ちの3パイのものを使いましたが、もう少し大きいほうが良いかも?
 コルゲートチューブの中にはシリコンスプレーを噴霧して滑りやすいようにしておきました。

 イモネジが舐めたり、かかりが甘い点についての改善は
 ホームセンターで代わりのイモネジがないかと
 ねじコーナーを見ていた時に該当する六角レンチを使うイモネジがM4サイズの0.7mmピッチであることを発見。

 ・・・そんなサイズだったかな???

 とは思ったものの、恐らくそんなに種類はないだろうと想像をしたのと
 失敗しても100円程度なので試してみるかということで買ってきました。

  M4 x 8mmのイモネジセットを購入

 さらに見てみると通常のM4ネジも0.7mmピッチなのでサイズが同じならば使えるはず?
 ・・・ということでM4ビスのセットも買ってみました。

  イモネジの比較

 ネジサイズはM4 0.7mmピッチで同一、購入したイモネジは付属品よりも長いので今回の用途には好都合です。
 ・・・というわけで今回はイモネジを使う方向で置き換えてみました。

  リヤトレーの切り欠きも拡大

 イモネジが長くなったおかげで今までよりもガッチリと減衰ダイヤルに固定することが出来るようになりました。
 あとは走行中の振動等で緩んでこないか?

 ・・・だけですかね。
 緩んでくるようだったらねじロックを使うか、プラスビス+ナットで緩み止めにしようと思います。

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