車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で

・works bell製の脱着式アダプタRAPFIX

・シートベルト警告灯をキャンセルする(GC-F,G型)
 注:2008年に保安基準が改正され、保安基準に抵触しますので掲載を終了しました。

・リヤデフ脱着、機械式デフの中身を拝む 

・おまけ(破壊された機械式デフ、デフオイルを楽に入れるアイディア)



・worksbell製の脱着式アダプタRAPFIX
 フルバケにしてからハンドルが遠く感じていましたのと、デカ桃(笑)がやはりイヤなので、
 ハンドルを交換しました。
 交換方法については各方面のDIY記事をご覧下さい。
 当サイトでは、worksbellRAPFIX+同社製ショートボスで取りつけた時の位置をご紹介します。
  使用しているハンドルは、モモのRACEです。

 約40mm程度手前に来ます。

 ハンドルを手前に引くことで、ウィンカ類はこんな感じの操作になります。
 私は比較的手が大きいほうですからそう問題はないですけど(慣れるまでは空振りしたが(^^;)
 小さい手の人だとちょっと厳しいかも?
 

・リヤデフ脱着、機械式デフの中身を拝む
 ここまで来るともはや素人レベルとは思えないのですが、先日お友達のyossyさんの協力のもと
 リヤデフを脱着、分解したので紹介しましょう。

 ・ジャッキアップ、ウマをかましてタイヤを外します。
  出来るだけ高く上げると作業空間が増えるので楽です。
  また、デフオイルも出来る限り抜いておきましょう。

 ・リヤハブとラテラルリンクを分割します。
  かなり堅く締まってますから、ロングスピンナ、ロングストレートメガネ等で緩めましょう。
  

 ・ドラシャをデフケースから外します。
  バール等を使ってナットの頭を支点にして、ドラシャの緑色の部分をコンコン!と叩くようにしてこじると、
  ”ポコッ!”と言う感触で外れると思います。
   マフラーが邪魔なら外すといいです。

 ・ドラシャをデフハウジングから外します。
  外す時にはオイルシール等を傷つけないように外し、外した部分は養生して、
  デフを降ろすときに邪魔にならないようにラテラルリンク等に固定してしまいましょう。
  

 ・プロペラシャフトを外します。
  ギヤをニュートラルにして、サイドを解除、ドライバー等で回り止めをしながら4箇所外します。
   こんな細いボルト4本で280馬力駆動しているんですねぇ

 ・デフマウントの後ろ側2箇所のボルトを緩め、デフのフロント側のマウントを外します。
  上の写真左側に写ってますが、横方向の4本のボルトを外してから、下側のボルトを外しましょう。
  下側のボルトを外すと、デフが落ちてきますからジャッキやお手伝いしてもらってリヤのデフマウントも緩めて
  下側に降ろします。

 ・デフケースからデフを出す時は、サイドベアリングの左右をきちんとマーキングしてから外しましょう。
  (シムでバックラッシュを確保しているので左右が違うと壊れます)

 ・デフケースが外れたら、インパクトレンチor万力+スピンナ等でリングギヤを外します。
  隙間がぴったりなのでリングギヤが外れにくい時はプラハン等で軽く叩いて外します。

 ・ネジを4本外すとデフの中身とご対面です。
  部品が順番にきちんと入っていますので注意深く分解しましょう。
   機械式デフの中身です。
  右側に見えているクラッチ板には外側と内側に爪があります。
  デフが作動すると内側と外側の爪が引っかかっている部分に回転差が生じてクラッチ板が擦れあいます。
  また、同時にリングギヤ(L,Rとマークがあるもの)がデフの作動により押されてより強く押さえられる
  ことでさらに強くロックする様な仕組みになっています。
  STiのカム角UPリングはこの部分の力の作動方向を変更してより強く圧着力かかるようになっています。
  (学生時代に習った代数幾何のベクトルの考え方そのものです)
  某低俗雑誌(謎)では、カム角UP=レスポンスUPとかあったけどそれって少し違うような・・・
  イニシャルトルクは元々どのくらいの強さで摩擦板をあらかじめ密着させておくか?
  なので、これが高いとロックに至るまでの時間が短くなるだけです。
  (ノーマルみたいに極端に低いとロックするのも弱いですけどね)

  ここの板の組み方、枚数等でデフの効き具合、イニシャルトルクが変わります。
  この組み方がノウハウがあるようで、同じイニシャルトルクでもヘタるのが早いとか遅いとか
  言われるみたいですね。
  今回はロック率は摩擦面を最大に使うようにして、イニシャルトルクを少し下げてみようと言うことで
  シムワッシャを数枚外してみました。

 ・組み立てるときはばらしたのと逆の順番でやればOKです。
  ドラシャをデフケースに挿入するときはオイルシールを傷付けないようにシリコングリスをシールに塗って
  注意深く挿入しましょう(本来は特殊工具を使いますが)

 おまけ。
 ・その1
  上記作業と同時にバラしていた、たむ号の機械式デフにて・・・
  異音がしてスカスカに抜けているとのことで、見てみることに。

   鉄粉と言うより破片?

  みんなでわくわく?しながら分解すると・・・
   内爪がバラバラざんす(汗)

  他の内爪もみんな引っかかりが損傷していました。
  枚数が少なかったのにガチガチにして組んでしまったのが損傷した原因みたい。
  これじゃ異音も出るしデフも効きませんよね。
  でも破片がギヤに噛んだりしなくて良かったですね。

 ・その2
  デフオイルを入れるのは車の下でいつも難儀するのですが、今回はこんな方法で入れていました。
   ジョウゴを使って長いチューブで流し込んでいました(PAT.P(笑))

   デフオイルは堅いので暖めます。
  炭火焼きなので、遠赤外線効果で燃費も良くなります(嘘)


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