車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で。
・PLX DM-6 空燃比計取り付け
2019.11月にツインリンクもてぎを走ったところ、棚落ちをさせてしまいました(T T)
色々とあって修理が終わったのが1年後の2020.12月。
製作者より、空燃比の確認はしてから全開にしてねと言われていたので
空燃比計を取り付けてみました。
恒久的に取り付けるものでもないので配線類等は簡単に撤去できるような取り付け方です。
・純正O2センサーの疑似信号の接続についての検討
購入したPLX社のDM-6 空燃比計には純正O2センサーのようなナローバンドのエミュレーション出力があります。
使わなくても問題ないらしいのですが、燃費も悪くなるしO2フィードバックがかかっていれば
アイドル〜軽負荷領域での空燃比が理想空燃比付近になるはずですので接続をします。
配線図とにらめっこをしてみると、O2センサーの信号はシールド線で引き回されているとのこと。
車両のECU回りの配線を見る限りはそんなふうには見えないのですが、
途中でぶった切るのは良くなさそうなのでエンジンルーム側のO2センサーのコネクタに接続することにします。
→後日、エミュレーション出力は反応が鈍くて使えないということがわかり、お蔵入りに・・・(T T)
O2センサーのカプラー
4ピンのコネクタで、12V、O2センサーの信号、アースが来ています。
車体側のカプラー
コネクタ形状を測定、探してみると・・・
住友電装の090型MT防水シリーズ4極F(オス側)/M(メス側)ということがわかりました。
そこで、自動車電装品を扱っている配線コム(リンクは2020.12現在)
にて注文。
O2センサー側のコネクタ部品は
ハウジング:4P090WP-MT-F-tr
端子:F090WP-HM-MT
#ワイヤーシール付き。端子のみ、ワイヤシールのみもありますが別々に買うと倍くらいの値段になる
無配線部分のダミーキャップ:7160-9465HM
#折角の防水コネクタなので空き配線部分はキャップで防水しておきましょう
送料のほうが高いくらいですので端子類はある程度多めに買っておくのが良いと思います。
・メーター電源の取り出し検討
簡易的に取り付けるというところからするとシガーソケットから電源を取るのがお手軽です。
そこでシガーソケットを探してきました。
コーナン製の2分配ソケット
エーモン製のプラグのみの部品を買おうと思ってお店を見ていたところ
この製品が在庫処分で安かったので購入。
配線をバッツリと切断
・・・新品で買って早々に切ってしまうという潔ぎの良さ(^^;
分配ソケットもジャンク部品として取っておきますか・・・
#そうしてゴミがどんどん増えていく(^^;
DM-6のメーター側は制御部本体と表示部分に分かれており、
複数の制御部をシリーズ接続することで複数の機能を実現できるようになっています。
電源部分は良くあるAC/DCアダプタのジャックでしたので手持ちの部品を使い
シガーソケットケーブルと半田付けしておきました。
・O2センサーの信号をECUに接続する
DM-6の制御部からは既存のO2センサーの疑似信号出力(1Vp-p出力)と、
リニアAF出力(0〜5V)を出すことができるようになっています。
インプレッサは古来からの1Vp-p出力を使っているのでこれをECUに接続します。
ノーマル状態でシールド線を使っているので一応後付けする際にもノイズに配慮します。
市販ビデオケーブルを買ってきた
普通のオーディオ等に使うピンケーブルのシールド線が欲しくてホームセンターに行ってみたのですが
イマドキはそんなことをする人もいないようでこのくらいしかめぼしいものがありませんでした(汗)
一応、保証もあるみたいですが導通を確認したらガッツリ切断(^^;
ああ・・・あっという間に保証が無効に・・・(^^;
O2センサーのピン配置
電線のシールド線はコネクタ側のGNDとのみ接続しておきました。
シールド線はリード線を使いコネクタと接続
半田付けしたシールド線の保護、養生のため絶縁テープを巻いておきました。
また、使っていない端子2箇所にはダミーキャップを押し込んでおきました。
組み上げたO2センサー信号配線
一応、エンジンルーム側はハーネスチューブを使って配線の養生をしておきます。
・O2センサーの交換、配線引き回し
O2センサーの交換はDIY記事の(その23)を参照ください。
O2センサーはモンキーで絞めた
純正(互換品)のO2センサー
DM-6付属のワイドバンドO2センサーはコネクタが大きいため、
22mmのメガネレンチを使うことができませんでした。
コネクタが大きい
モンキーレンチのほうがこういった場所だと使いやすいですけれどね。
#普通のスパナと違い厚みもありナットの面とのガタもなく回せるので結構な力も掛けられますし
配線はマスターバック右側の穴から引き込み
純正のブーストメーターを引き込む時に使っていたここの穴を利用しました。
仮止め扱いなのでグロメットの加工はせずに配線を引き込み、アルミテープで塞いでおきました。
熱害等に注意して配線を固定
O2センサーから最初のコネクタまでの長さがそれなりにあるのと
そのコネクタが大きくて重さもそこそこあるのでぶらぶらしているのは良くないだろうと判断。
適当にインシュロックで固定しておきました。
配線は最初にO2センサー信号のシールド線を車内足元に出てくる位まで押し込んで、
その後DM-6のコネクタをシールド線にテープで巻き付けて引き込みました。
DM-6のコネクタが6極で穴の大きさギリギリでした。
・メーターの取り付け
メーター部
DM-6のメータはひどく薄いっぺらい(^^;
形状です。
一応サイズを書いておくと、
後ろ側の大きさは52パイ。
表示側の縁の厚みは4mm程度ありますので60パイ程度
の丸型のメーターです。
固定するのであれば市販の52パイのメーターステーを使うことになるのかな?
こちらも私は確認時のみ取り付けするつもりなので・・・
ダイソーでスマホホルダーを購入
エアコンルーバーに基台を引っ掛けて、マグネットで固定するスマホホルダーを利用。
軽いのでこのレベルで問題ないでしょう。
ホルダー付属の金属板を適当にカット
このメーター、配線の引き出し位置をもう少し工夫して欲しかったな・・・
こんなふうに装着できました
さて、これでしばらく走りながら空燃比がどんな感じなのか確認していくことにしますかね。
その後、しばらく使ってわかったことです。
・DM-6のナローバンドO2センサーのエミュレーション出力は反応がイマイチ
→アイドリングがハンチングしたり、エンストしたりする症状が出てしまいました。
なので折角作った純正O2センサーへの割り込み信号のコネクタも無意味に・・・(T T)
・O2センサーのコネクタを外した状態でもチェックエンジンランプは点灯しない
前々からこれに関しては薄々感づいていましたが、O2センサーのコネクタを外してしまっても
ECUはチェックエンジンの表示を点灯しませんでした。
この状態だと、アイドル状態で12くらいを表示して排ガスはかなり臭い状態ではありますが。
街乗りだとカーボンも溜まりやすいし、燃費も悪くなるのであまり良くはないですね。
・空燃比表示の明るさが夜間だと明るすぎて少し目障り
ディマー機能がないのでこれは仕方ないか・・・
というわけで、DM-6のエミュレート出力は諦めて
フロントパイプ部分に新たにDM-6用のセンサー取り付け用の穴を開けてもらいました。
クラッチマスターをうまく避けるように設置
普段はキャップボルトで塞いであります。
この部品はエンジンで使われているオイルラインの盲栓です。
(ピッチと大きさが同じなんだそうで)
ワイドバンドO2センサーを取り付けた状態
これで純正ECUの制御状態も把握できます。
試してみたところ、
O2センサーは健全に動作しており空燃比的には問題がない動きをしていることが確認できました。
サーキットとか走る時には装備して確認するのがいいかもしれないですね。
脱着は専用工具で簡単にできます
工具屋さんのアストロプロダクツで売られていたO2センサー用のソケットを使うことで
部品を取り外しせずに交換できました。
これで一つ不安材料が解決したのは良かったです。
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