車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で。

・緊急事態宣言下のメンテナンスあれこれ
 人生の中でこんなことも滅多にないと思いますが・・・

 2020年に新型コロナウィルス蔓延のため、緊急事態宣言が出て不要不急の外出を自粛するように通達が出ました。
 車は移動するための道具ですが、機械好きにはいじる楽しみもある道具でもあります。

 そこで自宅で気になっている箇所や、面倒臭くてなかなかやらなかった箇所の手入れなどを実施しました。

 作業に夢中になると写真撮るのを忘れたり、
 手が汚れたりすると写真撮らなかったりしてるので詳細画像がなかったりしますが備忘録という感じで載せておきます。

 ・アイドルでエンジン振動が多い件の点検、整備
  もてぎを走ってからどうもアイドルで一発不完全燃焼しているっぽい感じが続いています。
  最終的にはエンジンなのかもしれませんが・・・点火系等のできる範囲での整備をしていきます。

  最近は純正部品でもモノタロウで購入できることを知ったので
  セール期間を狙ってまとめて購入しています。

  まずはプラグコードの点検です。

   純正新品の抵抗値測定

  13.4kΩ程ありました。

  次いで、今まで使っていたNGKのPower Cableを測定してみます。

   使い古しのNGK Power Cable

  896Ω? ずいぶん抵抗値が違うな・・・
  プラグコードは抵抗値が少なければ良いというわけでもないのでちょっとこれは???です。

  試しに全て純正のプラグコードに交換してみると、多少良くなったような・・・?

  後日、NGKのプラグコードをバイク屋さんに持ち込んで
  リークテストをしてもらったところ、リークはしていないけれど火花の飛びが少し弱いんじゃない?

  ・・・とのことでした。
  距離も走ってますし、劣化してると考えて廃棄ですかね?

 ・プラグ点検
  振動も多い気がしますが、低回転域でなんとなく回転がばらついている気がしています。
  プラグは既に交換していますが焼け具合を点検してみました。

   何度もやっていれば慣れてきます(^^;

  水平対向エンジンはプラグ交換が面倒だと言われますが・・・

  周囲の部品を外して空間を作ればそんなに面倒でもないです。
  使う工具を選ぶのがコツかな?

   長さ125mm位が使いやすかったです

  手持ちの工具から・・・
  TOPの9.5sqギアレンチアダプタ+KTCのクイックスピンナ+同50mmエクステ+ネプロスのプラグレンチ

  これで12mmのギアレンチかコンビスパナを使って回しています。
  クイックスピンナを使うのは緩めてしまえばあとは手でクルクルと回すだけなのでそこの早さを狙っています。
  50mmのエクステなんて使う人いるの?
  ・・・ってずっと思っていましたが、こういう微妙な空間の作業だととても有用でした。

  作業することが増えてくるとエクステンションバーってどんどん増えていくんですよね・・・

  プラグを見ても特に焼けに関しては問題はなさそう。
  ・・・何が悪いんだろう???(汗)

  取り外したエアクリーナーボックスを元に戻そうとあれこれしているとなんとなく違和感。
  点検してみると・・・

   エアクリボックスにヒビが(汗)

  下側の爪の部分なので確かに入れにくいですが、負担がかかって割れた様子。
  中古の予備部品もあるにはありますが、まずはこれを直してみます。

  部品にある素材の刻印を見てみるとPP25と書いてあるので
  恐らくバンパーと同じ素材だと思われたので半田ゴテを使い溶かして溶着しておきました。

   上手く接着できました

  補強のため、ホチキスの針をジグザグに曲げた金属を埋め込んで、端材のPP材を盛っておきました。

   プラグコードの引き回し点検

   ケーブル引き回しとかやり直し

  NGKのプラグコードと純正のコードでは長さが多少違うのでクランプの仕方とかを見直しておきました。
  気にしなくてもいいのでしょうけれど、綺麗に引き回してないのは気になるんですよね・・・

 ・車内清掃
  時々雑巾で水拭きはしていますけれど、久しぶりに車内の本気清掃をしました。

  フロアマット類は車外に出して布団叩きで叩いたりして埃を出した後、掃除機で吸い取ります。

   家庭用掃除機が使いやすいと思う・・・

  フロアマットは想像以上に汚いです。
  ゆっくり、じっくり掃除機をかけて砂埃等を取り除きましょう。
  水洗いしても良いですが、
  なかなか乾かないので真夏の炎天下放置とかしないかぎりはカビ臭くなるかも?

  シートは布団叩きで叩いた後、掃除機で吸い取り、雑巾で水拭きします。
  猛烈な埃が立ちますのでドアは全開でやります。

   フルバケはクッション部分を外してやります

  ・・・こんなに汚いシートに日常的に座っていたのかと思うくらいの猛烈な埃が出ます(汗)

  掃除機で吸い取った後、雑巾で水拭きをして最後にはエレガードで帯電防止処理をしておきます。

  フロアカーペットもゴミが凄いので、掃除機や雑巾等で綺麗に掃除しておきました。

   肌ざわりが全然違う・・・

  スベスベ〜って感じになります(^^)
  外は汚れていても仕方ないかと思いますが、車内が汚い車はちょっと嫌かな・・・

  樹脂部品にはアーマオールを塗って艶出し、樹脂の保護をしたのですが
  その時にキーシリンダーのメッキがなんかくすんでる気がして気になりました。

  これ、一般的なネジとかと同じメッキ処理だよね???
  と、思って試しにウェスに少しのコンパウンドを付けて磨くと・・・

   新車みたいにピカピカになった(笑)

  ・・・なんか嬉しい(笑)

 ・シフトリンケージ周りの点検、グリスアップ
  いつの頃からかな?
  1、2速へのシフト操作をすると手のひらに

  ”ギシッ。ギシッ”

  という感じの感触が返ってくる気がしていました。
  リンク回りの部品交換してから10年くらい走っているし、こんなものだろうとは思っていましたが・・・

  時間も沢山ありますし、バラして見てみました。

   汚れはそんなでもなかったです

  一応、オーバーホールが必要かなと思って一通りの部品は入手してあったのですが
  見てみると思った程劣化していない様子・・・
  もうちょっと引っ張ります。

  リンク回りと、シフトノブのボール部分にシリコングリスを塗って組み直ししました。

   ボール部分が結構カラカラでした

  組み直してみるとシフト操作そのものが軽くなって、ギシギシ感も消えていました。

  ・・・もっと早くやっておけば良かったかも・・・(汗)

 ・車高調の調整、点検
  今の足回りにしてから仮埋めされた舗装路等での凸凹は気になりますが
  それ以外の部分については正直あまり不満がありません。

  ・・・が、もしかしたらもっといい調整箇所があるのではないか?
  と、思ってしまうのがヲタの悲しいところ・・・(^^;

  バネの作動に伴うフリクションを減らすために使っている汎用品のスラストベアリングの点検と
  錆防止のためのグリスアップついでに各部を点検します。

   スプリングシートを緩めて点検

   約60mmで使ってたのか・・・

  リングシートを回す時は砂埃とかをブラシで落とし、
  動きが渋くなったら反対方向に回し再び汚れを落としてから・・・
  というのを繰り返します。

  フロントは想定される受け荷重を考えてプリロードを8mm程かけていたのですが、
  少し余力がありそうなので2mm程抜いてみました。

  左を終えて右側を点検、確認してみると・・・

   ん? んんん???

  なんじゃこりゃ〜!

  左右で調整量が違っとるやんけ〜!

  右側のプリロードが2回転増し、全長が2回転程ずれていました。
  ・・・いつからこうだったんだろうか?(^^;

  なんかの時にきっと間違えたんだな・・・(汗)

  ということで左側と同じように調整しなおしておきました。

   スラストベアリング部分の点検

  グリスをベアリング部分にたっぷり塗り込んであったからかこんなに過酷な場所でも錆はなかったです。
  砂を飲み込んでジャリジャリはしていましたが・・・
  
  3年半、3万km以上使ってこんな感じだったら大丈夫かな?
  今のところ抜けたって感じもしないし。

  調整後、いつものテストコースで様子見。
  プリロードを少し減らしたからか突っ張り感が減った気がします。

  これで終わりかなと思っていましたが、まだまだ色々と試せそうです。

 ・ついでの作業でシザーズジャッキのグリスアップ
  なんとなく気になって、シザーズジャッキの軸受け部分にもグリスアップするかと思い・・・

   シャフトを外してグリスアップ

  Eリングを外してシャフトを抜くまでは簡単なのですが、全体的に歪んでいるのか?
  シャフトを入れてEリングを溝にはめて固定するのが偉く大変でした(汗)

  ・・・やらなきゃよかったと後悔(^^;
  #車いじりのあるあるですね

 ・クランクブローバイホースの交換、PCVバルブの点検
  いろいろとやった結果、アイドルでの振動は結構改善したと思うのですが
  まだ時々咳き込むような感じがあります。

  もしかしてブローバイが大量にエンジンから出ている?

  ・・・と思い、クランクケースからのブローバイホースを見てみるとオイルがにじんだ跡があります。
  12年くらい放置してるし、交換するかと部品を入手しました。

   インタークーラーを外します

  この車に関して言えば、多くの整備においてインタークーラーを外します。
  もうすっかり慣れっこです(^^;

   ブローバイが相変わらず多い

  ・・・インテーク側を覗いてもそんなに出てないんだけどな。
  ここから先ってことは、もしかしてタービンから吹いてるのかな???

  交換したいホースをじっくりと観察すると・・・
  ・インタークーラーのステーが邪魔
   →取れるから撤去
  ・スロットルリンケージが邪魔
   →幸いにインマニ間のガスケットも持ってるから外しちゃえ

  ・・・と、作業空間を取れるように色々と部品を外してみると手が何とか入りそう。

   タービン手前奥にあるホースを抜きます

  インテークに戻るホース、三つ又、PCVバルブに行くホースはわりと簡単に外れました。

  しかし、クランクケースから出ているホースは・・・

  これ、ゴムだったの?

  ・・・と言いたくなるくらいのカッチカチの物体になっていました(汗)

  迷った挙句、交換する部品もあるのだからとカッターナイフで横に切れ込みを入れてから
  ウォータポンププライヤーでつかんで引っ張るとスポンと抜けました。

   表面にシリコンスプレーを塗ってから取り付け

  滑りを良くして入れやすくするためにシリコンスプレーを塗ってから取り付け。
  ホースバンドを取り付けるのが手持ちのラジペンだと手狭で少しやりにくかったです。
  ロングノーズタイプのラジペンが欲しいですね。

   インテーク内部を観察

  オイルはあるにはありますが、猛烈な量というほどでもなかったです。
  PCVバルブもきちんと機能しており、固着などもありませんでした。

   ざくざくと戻していきます

  他、ノックセンサーとかも点検してみましたが特に問題はなさそうでした。
  一通り組み直して、いつものテストコースで試走。

  うん・・・特に問題なさそ・・・

  あれ? なんでアイドルでしばらくするとハンチングするの???(汗)

  ボンネットを開けて点検してみると、何やらシューシューいう音がする・・・
  んんん? 吸気系のどこかからエア吸ってる???

  ということで見てみると、インテーク〜スロットルボディ間のガスケットの部分からエアを吸っていました。
  新品に交換したのに???

  ということで、家に戻って再びばらしてみると・・・

  ・・・(汗)
  #お察しください(^^;

  誰?ここ組み付けたの!
  #他でもない、私です(^^;

  組み直してみると、シューシューいう音と、ハンチングは解消しました。

  ふーむ。イグニッションコイルが不良って当初は思っていたけれど、どうも違ったっぽいなぁ・・・
  プラグコードはヤレていたっぽいですが。

  古い車になると、一か所元気になると他が不調になるってことはあるあるですね・・・

 ・盆栽して愛でる(^^;
  エンジンの失火してるような感じはあれこれしても改善しないので
  自分であれこれ試すのは一旦止めて整備業者さんに診断機等でセンサー類の点検をしてもらいます。

  素人でも簡単にできて、結果が目で見てわかりやすいといえば車体の清掃、磨きです。

  ということで、バイクに続き愛でます(爆)

   パート毎に少しずつやります

  ワックスがけ等の磨きで嫌になる原因は、一気にやろうとするからです。
  パート毎に少しずつやっていけばそんなに苦も無く出来るはず。

  昨日はボンネット、今日は屋根・・・そんな感じで少しずつ実施していきました。

   ルーフベンチレータはウォータスポットが目立つ

  いわゆる”下地処理”をすればよいのでしょうが、
  言い方を悪く言えば、クリア層の表面をコンパウンドで削ってならしているだけです。

  新車や、5年程度で乗り換える車両ならば問題はないでしょうが
  私のように長く使ってきた車両でそれをやると塗装そのものを破壊する可能性があります。
  コンパウンドで多少は磨きましたが、あんまりゴシゴシとはやりませんでした。

  同じように洗車や走行でどうしてもできてしまうスクラッチ傷も真剣に取らずに放置しています。

   トラップ粘土は使いました

  これも是非がありますが、表面に付着した塗装以外のゴミは無い方が良いはず。
  これも研磨剤の一種ですが、結構鉄粉、ミスト汚れが付着しています。
  水を付けて軽くなでるとツルツルになります。

  仕上げには今回はソフト99のフッ素コートミラーシャインという塗るだけワックスを使用しました。

  このワックス、から拭きしないと多少ムラが出るのとピッチ等の油汚れが落ちないのが難点ですが
  艶と水弾き、持続期間、施工の簡単さ、塗装以外の樹脂部分にも使えるという面では悪くないと思います。
  塗るだけっていうのが楽だっていうのもありますね。

   ボンネットダクトの蓋は外して掃除

  このところサーキットを走っておらず、蓋を外していなかったので結構汚れていました。
  20年分の紫外線で色焼けもしていましたね・・・

   ヌルテカになりました

  よ〜く目を凝らせば、スクラッチ傷等があるのはわかりますがこのくらい綺麗になっていれば上出来でしょう。

   下側が磨いた後です

  トランク部分は水洗いしただけで磨いていません。
  クオーターパネル部分はトラップ粘土とフッ素コートミラーシャインで仕上げた状態。
  写真だとわかり辛いですが、青々した感じが違いました。

  こんな感じでちょこちょこと磨いて1ヵ月くらいは楽しんでましたかね?(^^;

   バンパー周りはグリルを外して掃除

  こうすることで普段手が入らない箇所の掃除もできます。
  錆が出ていたりする箇所はタッチアップしたりもできますし。

   ピカピカになりました

 車に乗らずともこうやって楽しむことはできます。
 綺麗になった車は新しいYシャツを着るような感じもありますしね。

 #ちなみに、後日車両を整備業者さんに預けて点検を依頼したところ
 #エンジン終了の告知を受けました(T T)
 #普通の人はこの時点で諦めて捨てるのでしょうが、私はまだこき使っていきますよ!(^^;

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