車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で。
・スカッフプレートの修理(PP材の接着修理(その2))
・ドアの内張を外す
・ドア内張の修理(PP材の接着修理(その3))
・スカッフプレートの修理(PP材の接着修理(その2))
先日車をいじっていたときに、右リヤドアを開けたところに付いている
スカッフプレートがぐらぐらしていることに気付きました。
固定の爪がなくなってます・・・
外してみると爪が折れていてグラグラしていることが解りましたので修理をします。
新品は案外と高いのでヤフオクで部品を探して一台分のプレートを購入。
・・・しかし、一番必要だった右リヤドアのプレートの爪が折れていました(T
T)
たまたま? それともここだけ弱いのかな?
今更新品買うのもな〜
・・・ということで、修理をして爪を再成することにしました。
使うのはバイクのウインカー修理でも使ったハンダゴテです。
・折れたPP材部品の修理
こんなふうにピンを入れ、広げて固定します。
この爪の部分はピンで押されますのでしなる方向に力がかかりますのでしっかりと爪を溶着します・・・
使わないスカッフプレートから爪を切り取ってハンダゴテで接合面を加熱、
溶かしてくっつけていきます。
・・・と思ったのだが場所が狭く上手くコテが当てられない!
とりあえず着くことは着くのですが、爪をしならせてみると筋が入って簡単に折れてしまう(T
T)
何度かやっているうちに爪はコテで変形しちゃうし、台座は変形しちゃうし・・・
で、頭を冷やして仕切り直し。
爪のような小さい部品で曲げる力をかける場所をなんとかするんじゃなくて、
この爪の台座をドナーから切り取り、移植しちゃえば上手くいくかな???
・・・早速実行してみます。
カッターナイフでざっくりと切断
位置を慎重に合わせて穴を開けないように注意しつつ、台座の縁をハンダゴテでなでて溶着させていきます。
ハンダ付けの要領で、ドナーとなったプレートの一部をコテ先に溶かし着けて盛りつつ・・・
これならどうだ?
ねじってみたり力をかけてみたりしましたが、しっかりとくっついたようです。
・スカッフプレートの脱着
これは運転席のプレートですが他も同じです
マイナスドライバを使い、四角いクリップを引き上げます。
このクリップは長らく外していない車両の場合、泥などで渋くなっています。
無理に外さずにドライバを左右に揺すったりして固着を取り除きながら外しましょう。
リヤ側はリヤシートの座面を外し、クリップ一つを取り外す必要があり、
フロント側は足下のプラリベットを引き抜く必要があります。
フロント側のプラリベットが入る穴です
助手席のプレートの傷
シート脱着の時に引っかけて傷をつけてしまいました。
これを中古品と交換しました。
取り外した部品と交換する部品
・はめ込むときの注意点
上で修理した爪の部分が四角いプラリベットを着けたままだと車体の穴に上手く入りません。
そこで、はめ込む時にはリベットを取り外し、2つの爪が上手く入るように確認しながら取り付けていきます。
爪が上手く穴に入ったのを確認後、リベットを押し込んで固定します。
・ドアの内張を外す
自分の愛車は、長らくの間運転席側の内張のドアハンドルの樹脂が折れたままになっていました。
交換したかったのですが、新品で買うと3万円近くするのでちょっと・・・ということでためらっていたのですが、
丁度ヤフオクで中古品のまあまあの程度の内張が出ていたので落札して交換しました。
・窓を全開にします
・パワーウインドウスイッチの部分を車両前方部分をつかんで持ち上げ、外します
・ドアハンドル周りのプラスチック部品を外します
内張外し工具があるとやりやすいです
・ドアミラー内側のカバーをこじって外します
三角部分を外します。
ゴムブッシュに押し込まれているだけなので隙間をこじれば簡単に外れると思います。
・ドア右下の四角い蓋をマイナスなどでこじって外し、プラスビス2箇所のネジを外します
ドア開口部にあるプラリベットをこじって外します
丸で囲った部分のビス、リベットを取ります
・ドア右下の隙間から手や内装はずしを突っ込んで手前に引き、内張の固定を外します
パチパチと外していきます
・内張を上にずらし、取り外します
左側が購入した内張
どうも喫煙車の内張だったようで、パーツクリーナーで表面を拭いたところヤニが出てきました(汗)
奇麗に落とした後、アーマーオールを塗っておきました。
・ドア内張の修理(PP材の接着修理(その3))
ドア内張のハンドル部分が折れていたので、スカッフプレート同様にハンダゴテを使い修理してみました。
・プラスドライバを使い3箇所のタッピングビスを外し、ハンダゴテで熱して溶着してある箇所を分離
ドアハンドルを内装より取り外します。
気をつけつつ溶着箇所をハンダでコネコネしていきます
ハンドルを引っ張りつつ溶着箇所をまんべんなく熱して行くとボコン!と音を立てて外れます。
・分離したら折れている箇所をハンダ付けの要領で、PP材の部材(バンパーなどの切れっ端)を熱しながら
溶着していきます。
チョコレートを型取りしてる時にも似てるかな?(^^;
PP材の切れ端と母材をコテで熱しながらぺたぺたと溶着
冷えるまでしっかりと固定して出来上がりです。
強度的にちょっと心配だったので、ゼムクリップを適当に曲げて補強剤として埋め込んでおきました。
・分離した箇所を割れた部分と同じように溶着して完成です
こちらもPP材を追加して溶着しました
ドアをえいっ! と引っ張って外れると悲しいですからね(^^;
できあがりです
折れてベコベコしていた部分
右端の切れてめくれていた箇所は裏側にハナクソ合成ゴム系ボンドを塗って接着しておきました。
コツをつかんで慣れてくると結構PP材の修理って楽しいですね。
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