車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で。

・キャスター角調整

・純正形状サスの車高調整

・キャスター角調整
 GC8インプレッサは基本的にはキャスター角度は調整できません。
 群馬のマルシェと言うお店から発売されているハンドリング向上シムをロアアームの取り付け部分に
 挟むことでキャスタ角度を寝かす方向には調整ができます。

 舵角を充てた時にアンダーになるし、外減りもしているので試しに使ってみることにしました。
 #ジオメトリをいじるやり方はこの他にも色々とあります
 #(アッパーマウントでストラットを寝かせてキングピン角度を増やす等)
 #交差を上手く利用したセッティング変更の一例としてご覧ください

 ・使う工具類です
   手持ちの17mmフルパワー工具です

  この部分は相当に堅く締まっていますのでできるだけ力が掛けられる工具が良いでしょう。
  自分は、トネの超ロングストレートメガネ(17/19mm)と
  ko-kenの1/2inch 600mmロングスピンナ+17mmコマで実施しました。
  
 ・ジャッキアップし、リジッドラックでしっかりと持ち上げて固定します。
   注意してできるだけ高く持ち上げます

  自分は愛用のシザーズジャッキにゲタを履かせて出来るだけ高く上げました。

   40cm近く持ち上げました

  低くても作業は出来ますが、
  長い工具の切り返し空間が必要ですから出来る限り高く持ち上げた方が格段に楽です。
  高く持ち上げますのでウマの落下・損傷時の生存空間確保は万全にしておきましょう。

 ・しっかりと持ち上げて固定されていることを確認後、ロアアーム後方のボルト2本を緩めます。
   この17mmボルト2本を緩めます

  自分の車の場合、レンチを蹴ったりスピンナを思いっきり引っ張ったりしたところ無事緩みました。

 ・シムを挟んでいきます
   シムです
  厚さが何種類かあります。
  今回はとりあえず増やしてみたかったので厚いほうの板2枚を挟み込んでみました。

 ・シムが入る位までボルトを緩め一つずつボルトにシムを通していきます 
   2本とも完全に外さずに片方ずつ通していきます
  自分の車両はピロブッシュなので隙間が空いた状態で止めることが出来ましたが、
  ゴムブッシュの場合はアームを押したりして広げた状態で入れる必要があるかも?

   こんな感じに一つずつボルトを外してシムを通していきます

 ・フルパワーでしっかりと締め込んで完了です
   しっかりと締め込みましょう

  今回、自分は2.4+4.5mmのシムを挟み込みました。
  マルシェで購入時にもらった説明書によるとこの厚みでは約0.6度程キャスターが寝るそうです。

   変更前のアーチ〜ハブセンター間の距離

   変更後のアーチ〜ハブセンター間の距離

  約10mm程前方に出ました。

  ちなみにキャスタを変えるとトーも変化するようです。
  #トーイン方向にずれるみたい?

  この状態でジムカーナ練習会やミニサーキット走行をしてみましたがフロントのタイヤの
  角が引っかかっているという印象は大分薄くなりました。
  タイヤそのものも奇麗に減るようなので自分の車と走らせ方ではこちらのほうが良いようです。

 ・純正形状サスの車高調整
  純正形状サスの場合、成り行きでしか車高は基本的には決まりません。
  今回組み込んだSTiの4/3.3kバネの場合フロントがちょっと高い気がしましたので
  微調整をして10mm程度下げてみました。
  注意:以下に紹介する方法については干渉音が出る可能性もあります。
      自分はあまり気にしませんが気になる向きにはお勧めいたしません。

  方法その1:ゴムシートを取り除く
   バネ〜ロア、アッパーシートの間に挟み込むゴムシートを取り除きます。
   これで約5mm程度車高が下がります。

    バネのアッパーシートに挟まっているゴムを取ります

  その2:バネをカットする
   自己責任になりますが、インプレッサの場合はバネ形状がほぼ円形になっています。
   また、下側はオープンエンド形状になっていて回り止めが入っています。

   オープンエンド形状側は巻きが細かくなっており、1Gの状態では線間密着しています。

    ロアシート側のスプリングの状態

   元々バネを潰して入れる=車高調サスで言うプリロードを掛けた状態
   ですし、1Gでは既に線間密着しているのでこの箇所は通常の接地状態では
   単に遊び防止のためにしか使っていない・・・と判断。
   そこで、少しずつこの密着している部分を切断していき車高を下げてみます。
   #車検に通らなくなりますのでバネが遊ばない範囲でのみ切断します

    ディスクグラインダーで切断

   今回は1/4巻き程切断してみました。

    切断面には錆止め塗料を塗りました

    調整前

    調整後

   ちょっと角度が違うんで比較しにくいですが、フロントのアーチとタイヤの空間を見てください。

   ゴムシート抜きと併せて約10mm程フロントを下げました。
   走った感じでも前よりもフロントが突っ張る感じが少なくなりました。

   こんな感じで走りながら少しずつ調整していこうと思います。

  2010.11追記
  リヤのスプリングが馴染んで来たからなのか?単に抜けて来たからなのか?
  車高が少し下がった感じになったのでリヤの車高を上げてみました。

   お約束の如くリヤを持ち上げて・・・

  
  ディスクローター下部にジャッキを充てて落ちないようにして外していきます

   外れたショック

  スプリングコンプレッサを使ってさくさくとアッパーマウントを外していきます。
  

   外れました

  ここにホームセンター等で売られている汎用のM16サイズのワッシャを挿入します。
  ワッシャの厚み分だけアッパーマウントの高さが上がるわけです。

   t=2.6mmなので5.2mm程上がります
  ロックナットのかかりが甘くなる場合もありますので注意しましょう。

   ハブ側のボルトは錆落としをしておきます
  また、薄くモリブデングリスやスレッドコンパウンドを塗っておくとハプと固着しなくて済みます。

   バラしついでにインナーシューも清掃、グリスアップ

   パッドカスと錆で大変なことに・・・(汗)

  ノーマル形状サスの場合、組み込んだなりにしか調整は出来ませんがこんな感じである程度は出来ますので
  試してみてはいかがでしょう? 
 
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