車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で。

・O2センサー交換
 10万kmを超えようとした頃からECUの自己診断テストが終わらなくなっていたことや、
 走行会でガンガンに回した後、ハンチング(アイドルが不安定に上下する)をしたりするようになりました。

 O2センサーが不具合が出てくるとこのような症状になるらしいのですが・・・

 普段は問題なかったし、部品代が高いので見なかったことにしてありました(^^;
 ・・・が、ある日定速走行時に吹けなくなるというトラブルが出たため、
 ようやく重い腰を上げて交換することにしました。

 インタークーラー等外さなくても出来るとは思いますが、作業空間が確保できて効率が上がると考えて
 インタークーラー、遮熱板を外して実施しました。

 ・タワーバーを外します

 ・インタークーラーを外します
   
  
2ヵ所の12mmボルトを外します。

   ホースバンド3ヵ所を緩めます(マイナスドライバ使用)

   プライヤでクリップを掴んでブローオフの配管を外します

   右斜め上に持ち上げるようにして外します

 ・タービン部分の遮熱板を外します
   自分はここ2ヵ所しか止めてないのですが・・・(^^;
  ノーマルのフロントパイプを使っている場合、下側から回さないと外せないボルトがあります。
  ウマで持ち上げて長いエクステンションで緩めましょう。
  固着していることも多いので、浸透潤滑剤を吹いてしばらく置いてから緩めます。

 ・O2センサーのネジ山はカジり易いので浸透潤滑剤を吹きしばらく放置しておきます。
  インタークーラーとか外す前にやっておくと良いかも?
  

 ・O2センサーのコネクタを外し、22mmのレンチで外します
   手持ちがなかったのでモンキーで外しました

 固着している場合は、一気に力を入れて少しだけ回し、浸透潤滑剤をねじ山に吹き、
 少し締めて、また少し緩めて・・・とねじ山の固着を取りながら外しましょう。
 #整備解説書にそう書いてある

 私の車はあっけなく簡単に外れました(^^;

  下:古いO2センサー

 見た目ではどこか悪いところってのは解らないのですが・・・

 新品のO2センサーでしたら、ネジ山部分に焼き付き防止ペーストが塗ってありますが、
 中古品などを使う場合はありませんので必ず焼き付き防止ペーストをねじ山に塗っておきましょう。

 

 元どおりに戻しておしまいです。

 ちなみに、自分の愛車のO2センサーはやはり故障していたらしく
 (ECUで判断できないような壊れ方をしていたみたい)

 ・エンジンブレーキの時に燃料カットが最近入らないことが多かったがきちんと入るようになった
 ・ハンチングをしなくなった。アイドルの時のエンジン振動が少なくなった
 ・燃費が良くなったみたい?(というか今までが無駄にガソリンを・・・(^^;)

 と、いう変化がありました。
 走り込んだ車ではチェックしてみてはいかがでしょう?

2019.12追加
 この記事を作成した当時には正直この年数まで所有するとは思ってもいませんでしたが・・・

 このところ暖機後も排ガスが少々臭い気もするし、
 サーキット走行後、普段使いでのアイドリング時に振動が増えたような気もするし、
 エンジンブレーキ時に燃料カット動作を時々していないことが出てきたので、
 これはもしかして・・・と思い、再び交換しました。

  まずはトラブルシュートから

 本当はO2センサーの信号をオシロスコープで観察すると確実なのですが・・・
 試しにO2センサーからの信号を切ってみて、どう変化するか試走してみました。

 試走すると・・・

 ・アイドルでの振動は減る気がする
 ・アクセル全閉からのレスポンスが良い気がする
 ・エンジンチェックランプが点灯するものと思っていたけれど点灯しない???
  →これってそういう仕様だったんだっけ???
 ・排ガスの臭いが薄くなる気がする

 と言う感じでした。
 交換履歴を調べてみると、11万km、12年程使っていたので寿命が来たとしてもおかしくないと判断しました。

 純正品を購入すると結構なお値段がします。
 そこで、互換品をネットで探してみると・・・

 ボッシュ、NTK、デンソー等の有名メーカーの汎用O2センサーが8000円位で売られていました。

 汎用品だと、配線コネクタを自分で結線する必要がありますのでちょっと迷って
 さらに探してみると・・・
 純正部品と同じコネクタ付きの完全互換品も大差ない値段であることが解りました。
 そこでその部品を入手しました。

  インタークーラーとか外さないで出来るかな?

 ・・・手抜きしようとして、手持ち工具でセンサーだけ外せないかなとみてみましたが
 切り返し空間がやはりないので、セオリーどおりにインタークーラーと遮熱板を外します。

 O2センサーのネジ部分、遮熱板のボルト類はマフラーの熱で固着していることが多いので
 作業する数日前に浸透潤滑剤を吹いておきました。

  ここまで外せば・・・

 あとはO2センサーが簡単に緩んでくれることを祈るのみ。
 やってみると、あっさりと緩みました(^^;

  新旧部品比較

 デンソーの製品は並行輸入品なのかな?
 説明書には日本語記述がありませんでした。
 ま、私は日常的に英文マニュアルは見ているし、機械ものに関しては英語でも関係ないですけれどね。

 ネジ部分に付属のカッパーグリス?
 を塗って取り付け。

 カッパーグリスが余ったので、遮熱板の固定ボルトにも使いました。

  あとは元通りに戻して完了です

 インタークーラーの中にブローバイガスと一緒に出たオイルがまだ残っているようで
 オイルが少し出てきました。
 パツクリで掃除しておきましたが、これに関してはもうちょっと様子見かな・・・

 サーキット走行とかをするのであればキャッチタンクとかを追加したほうが良いかもしれないです。

 交換後、しばらく走ってみると・・・

 最初のうちはアイドルが少しふらふらしていましたが、
 ECUが学習して補正をかけたらしく、良い感じに変わってきました。

 エンブレ時に燃料カットもちゃんとするし、再加速時の息継ぎも改善した感じです。

 ・・・この感じからすると、5万km程度で定期交換対処にしてしまってもいいのかも?

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