車のメンテナンスDIYのページ
自分の作業記録、覚え書きでもあります
当コンテンツはあくまで一個人の方法です。
万一鵜呑みでやられて失敗しても責任取れません。
あくまでも自分の作業は自分の責任の上で

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 ・ダンパー本体を綺麗に洗浄して、泥等を落としておきます。

 ・ダンパー底の減衰力アジャスタネジと、ロッドの固定ナットを外してインサートを抜き取ります。
  17、19mmのレンチではずせます。
  スタビレー製のようなオフセットの深いメガネレンチが便利です。

   このナット2つを外します。
  ナット2つを外せばインサートを回してアウターと分離できます。

   こんな感じでインサートと分離します。

  インサート部分には傷が絶対に付かないように細心の注意を払います。
  地面直置きはもってのほかです。

 ・アウターケース内、インサート部分に付着している古いグリスを綺麗に取り除きます。
  ウェスでふき取るのは非常に大変なので、特殊工具を作って掻き取りました。
   月旨とるぞう(笑)

  ホームセンターで売っていた10x10x50の角材を半分に切って100円ショップで見つけた料理用のゴムへらを
  チョイと加工してタイラップで取り付けただけなんですけど(^^;

   
  内部のガイドメタルを傷つけないように注意して掻き取ります。

   こんな感じでヘドロ状態のグリスを掻き取っていきます。

  綺麗に書き取れたらパーツクリーナーや灯油などで内部を綺麗に洗浄、脱脂しておきましょう。
  このときにガイドメタルに傷があるときはOHしたほうが良いと思います。

 ・内部のガイドメタルの間に専用グリスをたっぷりと充填します。
   この写真は掻き取る前ですが(^^;
  黄色い矢印で指定した範囲全周にグリスを充填します。

  先ほどの月旨とるぞうゴムへら(^^;と角材を上手く使ってガイドメタルの高さ相当にたっぷり充填しました。
  足りなさすぎると異音や傷の元になるし、多すぎると下に垂れて空気抜きを詰まらせて動きが悪くなります。
  充分気を付けて充填しましょう。
  また、グリスは指定品を使いますが(今回はたまたま知り合いからもらえた)
  市販品でしたら、ちょう度#2の堅めで防水性、極圧性に優れたグリスが良いと思います。

   私が今回入手した某社ダンパーにて使用しているグリス
  まるでラードみたいです(^^;

 ・インサートを注意深く挿入して元通りに組み立てます。
  下手に傾けたりして挿入すると折角のグリスを掻き落とすことになるので充分注意してそ〜っと入れましょう。
   完成です♪

  ストラット本体は滅多に掃除しない部分ですし、錆やすいのでワックスがけして防錆処理しておきましょう。

  ストロークをチェックするのにタイラップをインサートに着けておくとデータ取りの時の参考になりますよ。


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