ラチェット工具のメンテナンス
愛用のラチェット工具のメンテナンス紹介です

自前の愛用工具であるスナップオンのスタビドライバーがたまに空回りするようになってしまいました。
そこで、分解して清掃、グリスアップを実施してみました。

 スナップオンのスタビラチェットドライバ

ZZR1400の外装を分解するときに多数のHEXボルトを緩めるのですが、
これがあると実に便利です。
その他、車の内装のプラスビスを緩めたりするのにも使ったりするのでかなり出番が多い工具です。

分解するときには細かい部品がありますので必ずウエス等の上で無くさないように注意して行いましょう


・シャンクを引っ張って抜き取ります
  ぐいっと引けば外れます
 差し込み角は1/4ラチェットのエクステンションと同じですので応用が利きそうです。

・ラチェットの向きを変えるダイヤルのところの溝にあるクリップをラジペンで掴みダイヤルを分離します。
 立ててやると部品が飛び散らずに分離できます

  分離できました(^^)

・中の構造をしっかりと覚えてから分解、パーツクリーナー等で清掃後、可動部をグリスアップしていきます
  よく見てみると実に合理的で単純な構造です

  ギヤにはモリブデングリスを塗りました

・元通りに組み立て直します
  溝にクリップを入れてラジペンで挟みダイヤルを装着

出来上がったら作動確認をして歯車に塗ったグリスなどを馴染ませましょう。
グリスアップ後はチャカチャカと軽快に空回りもなく動くようになりました(^^)v

・ネプロスのラチェットハンドル分解、グリスアップ
 スタビドライバの分解清掃に気をよくした私はラチェットもやってみることにしました。

  ネプロスの3/8ラチェット

 大分前に奮発して買った工具です。

・プラスビス2本を外し、蓋を取ります 
  No.1のプラスドライバ使用

  ・・・なんか錆びてるんですけど・・・(汗)

 このラチェットは購入から一度も分解したことがありませんでした。
 グリスも塗られていたようですが既にカサカサでスラッジみたいなものが付着していました。

 もっと早くやっておくべきだったかな?

 プッシュキャンセラー部分を裏から押すとメインギヤ部分が分離出来ます。
  分離したメインギヤ
 パーツクリーナーで洗浄、歯の部分のゴミは歯ブラシで清掃しました。
 また、浮いている錆は600番程度のペーパーで磨いて落としておきました。

  こちら蓋の裏側
 錆とカサカサのグリスでかなり汚い・・・(汗)

  こちらもかなり錆&汚れ・・・

 プラスビスを外してクリック機構を分離します。
 このとき、クリックのためのバネとボールが落ちますので無くさないように注意します。

  こんなに錆&汚れが取れました

 ・・・こりゃ、今まで相当に動きが渋かったはず・・・

  ケース側も奇麗にしました

・可動部分にグリスを塗り込んで組み立てます
 浸水?による錆発生???と思われるので、しっかりとグリスを塗り込みました。
  塗り込んで稼働させて余分なグリスは拭き取りました

  完成です。

これでまた気持ち良く使えるかな?

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