タンクキャップから水が混入するトラブルの検証
08以降でも発生するらしいという水混入について試してみました。

ZZR1400のタンクキャップ、特に初期型(06、07年型)は水抜きとエア抜き穴の位置の問題により、
タンク内に水が混入すると言われています。
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ネット上では改善されたと言われている自分の型式(08年以降)でもまだ起きるとも言われているし、
サイドスタンドで止めたほうが良いとも言われています。

前の転倒修理の際に自分が見た限りではサイドスタンドよりもセンタースタンドのほうが
水抜きしやすいはずだと思っていたのですが・・・

そこで、論より証拠。
キャップ部分に水をかけてどうなるのか試してみました。

試した車両はZZR1400の08型です。

まずはセンタースタンドでの状態。

 キャップ部分に水をかけてみました。

この状態で観察していると、シフトペダル近くにあるドレンホースから水がポタポタと出てきました。
自分の愛車の場合はドレンチューブは正しく機能しているようです。

キャップを開けてみると・・・

 水は綺麗に抜けています

開けた時に右上に見える穴のほうへ水が流れているのを確認できました。

これで、センタースタンドの時に水が混入すると言うのは間違いであると言うのがはっきりしました。

では、次に私は混入するのではないか?
と、疑っているサイドスタンドでの状態です。
 
 サイドスタンドに変えて実験

 キー周りに水が溜まってます

この状態でもやはりポタポタとドレンホースから水が出てきました。
タンクキャップ部分からは水の流れる音も聞こえていました。

 こちらも問題なしです

ということはどちらのスタンドでもドレンの穴が生きていれば問題ないということですね(^^;

試しにフロント側を20mm位持ち上げてドレンから抜けにくくしてやってみましたが・・・
 これも問題なしでした(汗)

・・・結局、自分の車両では現象は確認出来ませんでした。
なんとも歯切れの悪い結論ですが・・・

なお、試している時に気がつきましたがこのキャップの谷になっている箇所をワックスをかけておき
水を弾くようにしておくと非常に早く水が抜けることが解りました。

06、07の対策車ではここはゴムキャップで隠されてしまっていますが、
08以降の車両の場合、たまにはここを清掃・ワックスがけをして奇麗にしておくと良いのかもしれません。


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