DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
・リヤサスのプリロード調整
ZZR1400を受け取って500kmばかり乗って感じたのは、
”リヤサスが堅い。妙に突っ張ってるな・・・”
・・・ということでした。
堅いといってもダンパーが渋いという感じではなく、
バネが妙に突っ張ってる感じがしたので試しにプリロードを少し落としてみました。
以前のZZR1100でも抜いたほうが自分には良かったというのもありますし、
手持ちの工具で簡単にできそうだったので・・・
・センタースタンドを立てて左ステップガードとチェーンカバーを外します
・チェーン部分を触れないように養生してからフックレンチでリングを回して調整します
手が汚れない&怪我しないように養生しましょう
フックレンチで回します
回す前に最初の位置が解るようにマーキングしておきましょう。
1回転で約2mm位プリロードを変えられます。
#ZZR1400の場合はさらにリンクを介してますのでレバー比分の車高が最終的には変わります
#オーリンズのZZR1400用の足回りの調整比から想像するとレバー比は1:2位のようです
ちなみに使用可能なバネの全長はサービスマニュアルには175.5〜191.5mmとあります。
ま、実際問題これは推奨値で多少は無視しちゃっても多分平気だとは思いますが(^^;
もっともプリロードを抜いた場合、
16mm
x
2=32mmでノーマル状態でのバネのオフセット値にもよりますが、
このくらいはリヤの車高が下がる計算になります。
ノーマルの基準値は175.5mmとあり68kgの人が一名乗車で荷物無し・・・と書いてありますが、
1名乗車でプリロード最強ってのも・・・???
多分、2名乗車のことも考えての基準値設定ではないのか? という気がします(自信無し)
自分の体重は63kg程(チビなので身長は170cmありません・・・)ですし、タンデムもほとんどしません。
キャンプの時には30kg位の荷物は載せますけど・・・(^^;
そんな私が1G(またがった状態)でほとんど沈まないのはやはりちょっと堅すぎると判断。
方向性を探るのもあり、とりあえずは2回転程プリロードを下げてみました。
またがってみると、それまでは全く沈まなかったのですが少しだけ沈むようになりました。
もうちょっと沈んでも良いかな?
・・・って感じもしなくはないのですが前後のバランスもありますし、
あまり下げすぎると今度は底付きするのでまずはこの状態で走ってみました。
うん。こっちのほうが自分は良いです。
下り坂のタイトターンが怖くない。
挙動が良く出るからかえって操作しやすいし、
恐怖感が少ないので上体の力も抜けるから安定感も、車の動きも段違い(^^)
元々ZZR1400の足の動きはしなやかだと思いますが、
初期の突っ張り感がほとんど解消するのでリヤのロックもしづらいし乗り心地も良いです。
ZZRのセッティングはこのテのバイクらしく、
大柄な外国人が乗って超高速域で移動・・・というシチュエーションに合わせてあるようですね。
てなわけで、200km/hとかの非現実的な速度域のセッティングは捨てて
日本の現実的な速度域である100km/h位あたりまでで足が良く動き、
かつタイトな峠道の下りを安定して走れるセッティングにいじっちゃおうと思います。
使った工具
車に使うために持っていた車高調サスのレンチを使いました。
サービスマニュアルでは専用工具を使えと書いてありますが、
車の車高調サスと同じようなリングですから市販のフックスパナで大丈夫でしょう。
(ただし、最終的にリングをロックさせる時は厚みの薄いフックスパナが必要です)
ZZR1400はノーマルでもいろいろと調整できるのですから試してみましょう。
足つきを気にする場合でもここである程度は調整できます。
足つきを気になさる人は大抵は小柄な人ですから、設定荷重も低めなはずです。
ローダウンリンクを使う前にまずはこの部分で試してみてはどうでしょうか?
#調整だけだからお金かからないし(^^)
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