DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
・フロントフォーク脱着、突き出し量調整
フロントフォークを外して修理を依頼しました。
自分で脱着するついでに突き出し量を変えてリセッティングしてみました。
・センタースタンドで立てます
・フェンダからブレーキホースのクランプを外します
輪っかを歪ませるようにすると外れます
・フェンダー固定ボルトを緩めてフェンダーを取り外します
傷つけないようにそっと外します
・フロントブレーキキャリパを外します。
・マフラーの集合部分にジャッキを当ててフロントタイヤを地面ぎりぎりになるまで浮かせます
この時にセンタースタンドが必ず安定して接地していることを確認しながら少しずつ浮かせていきます。
・フロントのアクスルクランプボルトを緩めて22mmのHEXレンチでアクスルボルトを緩めます
左右どちらでも良いですが右側が良いかも?
・ホイルを取り外します
・左右ハンドルを外し、フォークのクランプを緩めて突き出し量を調整します
タンク、カウル周りを養生して実施
ホーンとカバーを外してクランプボルトを緩めます
今回は車高はそのままでプリロードをかけた状態にしてフロントフォークを使いたかったので
突き出し量を23mmが標準位置であるところを26mmとして3mm程突き出しを増やしてみました。
一般的には突き出し量を増やすとステアリングが切り込んでクイックな動きになると言われていますが、
フロントの車高が下がることによるものです。
・規定トルクで三つ股のボルトを締めます
指定トルクは3.1kgf/mmで、”交互に締め込み、確認をすること”
・・・と指示されています。
トルクレンチで締め付け
倒立サスはクランプの締め付けトルク管理は重要だそうです。
・ホイルを仮組、ブレーキキャリパを取り付けて、
センタースタンドを外してフロント周りを数回強く押し引きしてストロークさせます
ストロークさせることでキャリパの取り付け歪みが取れてスムーズな動きになります。
・上側のハンドルクランプ、ホイルを指定トルクで締め付けます
指定トルクは2kgf/mmです。
・ハンドル、フェンダー、配管類を元通りに組み立てて完成です
見た目は特に変わりませんが・・・
突き出し量を変えると結構挙動が変化しますね。
2011.7
追加
フロントフォークオイルを交換してちょっとセッティングを変えようと思い立ったので再び脱着しました。
分解するのに特殊工具でバネを抑えなくてはならないのでフォーク単体にしてバイク屋さんに持ち込みました。
車体から外すとトップキャップを緩めるのが大変なのであらかじめ軽い力で外せるように緩めておきます。
ナット部分に傷が付きやすいのでテープで養生してから24mmのやや深めのコマで緩めました。
右側のシャフトクランプボルトを緩めてシャフトを抜きます。
右側のほうがシャフトの長い部分ですのでこちら側のみ緩めてシャフトを抜き取ります。
突き出し量の測定
色々とやったところ、現在は25mmで落ち着いています。
他、プリロードも測定しておきました。
ホーンのステーが錆びていました
どのメーカーの車、バイクでもそうなのですが、ホーン、そのステーって塗装が貧弱だしすぐ錆びますよね?
ここは放置するとみっともなくなるのでワイヤーブラシで錆びと浮いた塗装を落としてタッチアップしておきました。
この状態でバイク屋さんへフォークを持ち込み。
このところ地震が多いので、大きな地震が来ないように祈りつつ・・・
T氏がさくさくと分解していきます
今回、フォークオイルは・・・
純正のKHL15-10 50% + G5
50%で混合し、油面は純正基準値としてみました。
このチャンポンで動粘度は16.6程度になるはずですので気持ち堅めのフォークになるはず・・・
西伊豆の山道を走って再セッティング
プリロードをいじったり、伸び/縮みの減衰設定をいじりながら走って気持ちの良い場所を見つけてきました。
ZZR1400は比較的挙動がはっきりと変わるので楽しいし、上手く決まると気持ちよく走れて楽しいです。
個人的にはやや堅めのセッティングが好きですね。
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