DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・BEETナサートR スリップオンマフラー取り付け
 スリップオンマフラー交換そのものは簡単ですし、
 防犯上の問題もありますので脱着そのものは割愛しますが、
 社外品マフラーを装着する記事が案外とないので自分が注意したところを掲載します。

 説明書の順番どおりにやっていないのでその点はご留意下さい。
 #何故かは書いていきます

 順番としては、

 1.左サイレンサー取り外し
 2.センタースタンドストッパ取り付け、調整
 3.センタースタンドで立てて右サイレンサー取り外し
 4.サイレンサーにバンドステー取り付け(仮止め)
 5.左右マフラー仮止め、位置、角度調整
 6.装着、脱脂
 7.排気漏れ確認

 このような順番で実施しました。

  まずはセンタースタンドを立てて・・・

  交換するマフラーです。

 アウトレット品で、”撮影車両にて使用、左サイレンサーに小凹み”
 とのことで格安放出されていたものを購入。
 (コミコミで8万円でした!)

  凹みの部分。丁度タンデムステップのあたりでした
 もしかして撮影中に倒してぶつけたのかな?
 ま、この位なら問題ない範囲です。

 1.センタースタンドを立てて、左側サイレンサーを取り外します

 2.センタースタンドストッパの取り付け
 
 ノーマルマフラーの場合、右側サイレンサのところにセンタースタンドが当たるゴムが付いています。
  社外品に交換をするとこれが使えなくなりますのでセンタースタンドの軸のところにストッパを装着します。

  ・サイドスタンドに変えて、17mmスパナと17mmラチェットレンチで左側のセンタースタンド軸を外します。
    薄口スパナじゃないと外せません
   車載工具の17mmスパナが丁度使えますのでそれを使って回り止めしましょう。
   ただし、力が掛けられないのでこちら側に力をかけて緩ませることはしません。
   結構堅く締まってます。
   ズッコケてけがをしたり、バイクが倒れたりすることのないように充分注意

    外したセンタースタンドの軸
   ZZR1400全般に言えることですが、どうも各軸受けのグリスが少ない気がする・・・
   コストダウンしてるのかな?

  ・センタースタンドストッパを取り付けます
    シャフトカラーにはモリブデングリスを塗りました
   ビス側には錆等のかじり防止のため、スレッドコンパウンドを薄く塗っておきました。

    装着完了

  ・スタンドの跳ね上げ高さを調整します
   右側のマフラーのストッパの位置になるまで高さを調整します

  終わったらスタンドが軽く動くことを確認し、各部の緩みを確認して再びセンタースタンドに変えます。

 3.右側サイレンサーを外します
  外したら左右サイレンサからエキゾースト側に付いているバンドを外しておきます。

  
  こちらもネジ山にはかじり防止のためスレッドコンパウンドを薄く塗っておきます。

 4.サイレンサーにバンドステー仮止め
  バンドステーをサイレンサーに取り付けます。
  説明書では
  ”位置調整をやりやすくするためバンドの裏側のシリコン部分に水をかけて滑らせること”
  ・・・と書いてありましたが、水だと弾いてしまうので自分はアーマーオールを噴射して滑らせました。

   アーマーオールを噴射

  バンドステーは手で押さえるとボルトを締めるのも大変なので・・・

   
  傷を付けないようにウェスで養生してからバイスクリップで縮め、ボルトを通して借り止めしました。
  ちなみに、キャップボルトの向きですが、この画像とは反対側の向きから入れたほうが
  あとの本締めの際にやりやすいです。
  #自分は固定するときに逆側だったほうがやりやすかったと気がついた・・・
  #面倒なので次回外す時に直します(^^;

  ここでは本締めせずに動かせる程度の力で締めておきます

 5.パイプ左右、サイレンサーを借り組みして各部に干渉しないように装着していきます
  特に注意なのが左側のパイプです。
  角度によってはサイドスタンドに当たってしまいますので上手く回して調整します。
  付属のシリコンシール剤は以前同社製マフラーを使った時に塗らなくても問題なかったので
  今回は塗りませんでした。

  また、サイレンサーの出口の角度が後方になるようにバンドステーをずらしながら調整しましょう。
  #このときにさっきのアーマーオールが効いてきます。


 6.装着、脱脂
  
調整が出来たら各部を本締め、引きバネを装着します

   市販引きバネ用工具を使うと楽です
  マフラーのキットの中に引きバネを装着する工具が入っていますが
  市販品のほうが圧倒的に楽です。
  そんなに高くないので一つ持っていると便利です。

  チタンに変な焼け色が付きますので必ずパーツクリーナー等でマフラー表面を脱脂してください。

  特に先程バンドを滑りやすくするためのアーマーオールを綺麗に落とします。
  #水溶性なので水で流した後、パーツクリーナーで脱脂すれば綺麗に落とせます

 7.エンジンを始動して各合わせ面から排気漏れをしていないことを確認します
  やけどに注意しながら接合部分に手をかざしてみると排気漏れが解ると思います。
  ノーマルより取り外したエキゾースト部分のバンドですが、
  ぎゅうぎゅうに締めると歪むようで逆に排気漏れを起こします。
  やや軽めに締めてエンジン始動、排気が漏れているようなら少しずつ締めると良いと思います。

  装着完了です

 一応、センタースタンドを跳ね上げてマフラーに干渉しないことも確認しましょう。

  全体像です

 フレアパターンが浮くかな?
 ・・・と思いましたが、元々がハデな色なのでそんなでもないですね(^^;

 音は車検対応マフラーなのでそんなにうるさくはないです。
 ノーマルよりは勿論大きいですが程々といったところ。
 とはいえ、低音寄りの音質になりけっこう響きますので特に早朝夜間には配慮は必要だと思います。

 音質ですが、2000rpm近辺でやや低い音が響くからか耳につくこともありますが
 全体的には集合管のようなヴォンヴォン言う感じの良い音です。

 排気音(空ぶかしで4000rpm位まで・MP3形式)

 パワー的にはどうでしょうか・・・
 元々馬鹿馬力なので正直なところ良く解りません(^^;
 なんとなくノーマルのほうがパワフルだった気もしなくはないですが・・・

 違うなと思ったのは低回転域での開け始めで、ドンツキ感が軽減された感じです。  

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