DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて
・オイル交換
・エアクリ交換
・キャリパ清掃、グリスアップ
・オイル交換
今更ですが、オイル交換に関しては廃油の処理や価格が量販店で購入しても大差ないことから
バイク屋さんでいつもお願いしています。
今回たまたま用品店のポイント充当でオイルが購入出来たので自分で交換しました。
・使う工具
17mmのメガネレンチ
or
ソケットレンチ
自分はメガネを使いましたが、ドレンボルト穴位置の形状からするとソケットのほうがお勧めです。
・センタースタンドで固定し、オイルパンが手で触れるくらいまで冷めてからドレンを緩めてオイルを排出します
カウルを外さずに出来るあたりは格段の進歩
ドレンを緩める時はオイルパンの石避けにレンチをぶつけないように気をつけましょう。
だば〜っと出てきますので耐油ビニール手袋とかを使うことをお勧めします。
軍手等、染みこむ材質の手袋はやけどをしますので使用厳禁
マグネット付きのドレンに変えてあります
車で磁石付きのドレンを使ってみたところ、鉄粉の量でオイルの劣化具合や品質確認のバロメータに
役立つことが解りましたので、ZZRでも使用しています。
確かこのボルトはキジマのホンダ用のドレンだったような?
今回抜き取ったオイルは純正のR4です。
総走行距離は1.4万km、
前回のオイル交換からは4ヶ月、4500km程使い込んでいますがちょっと鉄粉が多い?
上まであまり回していないので高回転域でのアタリがまだついてないのかな???
・オイルがほぼ出きったらドレンを締めて新しいオイルを注いでいきます
今回も純正のR4を使用
4L缶でしたらジョウゴ+エーモンのオイルノズルが便利です。
取説ではオイル交換時3.7Lと書いてありますが、
大体4Lちょっと抜けてしまうようですのでオイルは多めに用意しておきましょう。
・レベルゲージのLの位置まで入れたらエンジン始動、軽くアイドリングをさせた後に停止、レベルを再確認します。
ゲージで確認
いきなりMaxまで入れてしまうと、万一入れすぎた時に抜くのが大変です。
そこで少なめに入れて、足して行く方向で調整ができるようにしておきましょう。
ちなみに今回は交換していませんが、
ZZR1400のオイルフィルタは車の一般的なフィルタと違いかなりきつめに締めるように指示されています。
#サービスマニュアルにも手で締めるだけではトルク不足ですと書いてある
気をつけましょう。
・エアクリ交換
サービスマニュアルの指示では、1.8万km毎に交換とあります。
1.7万km近く走行していましたのでぼちぼち頃合いかな? と言うことで交換しました。
・左右アッパーインナーカウルを外します
外す時にメーター横の爪を折らないよう注意
・サイドカウルパネル(フィンの着いているカウル)を外し、タンク前面のカバーを外します
・フレーム左側のエアクリの蓋を外し、エアクリを引き出します。
真ん中の爪を持って引き出すとエアクリが取り外せます
エアクリを外す時は内部に埃が入らないように気をつけましょう。
新品と使い古しの比較
汚いと言えば汚いですが、ビスカス式の場合ある程度埃が付着することで本来の性能を発揮するので
なんとも言えないところではあります。
ZZR1400のエアクリって妙にスポンジが貼ってあります。
古くなって劣化してきたときに大丈夫なのだろうか???
蓋の裏側にも貼ってある
硬化するのを遅くさせるため、アーマーオールをウエスに染みこませたもので軽く拭いておきました。
・カウル類を元通りに戻して完了です。
・キャリパ清掃、グリスアップ
ZZRのハイパワーを楽しめるのは強力なブレーキが着いているからこそです。
定期的にキャリパ周りをメンテナンスしましょう。
・キャリパーを車体から外します
5mm
HEXレンチで外します。
ホイルのリムとのクリアランスがギリギリなので注意
キャリパのボルトを外す前にパッドを固定している2本のボルトも緩めておきます。
(固着していることが多いので固定されているうちに緩めた方が楽なので)
・パッド固定ピンを外し、パッドとバネを取り外します
4mm HEXレンチで外します
外したパッド、ピン、バネ
パッドは元に戻しますので位置が解るようにしておきます。
ブレーキダストや錆等で汚れていますので食器用洗剤、パーツクリーナー、ワイヤブラシで磨きます。
・キャリパピストンを洗浄します
結構汚いです
迫り出させたいピストン以外を手で抑え、ブレーキレバーを握るとピストンが出てきますので
古歯ブラシに食器用洗剤を付けてごしごし洗います。
ピストン周りも大事ですが、パッドが接触する箇所は全て奇麗にします。
ゴシゴシ洗浄中・・・
洗い終わったらしっかりと水ですすぎ、しばらく放置して乾かします。
エアガンがある場合はエアガンで吹き飛ばし、ない場合はウエス等で拭き取りましょう。
・ピストンにシリコングリスを薄く塗り、揉み込みます
綿棒にシリコングリスを付けて塗り込みます
キャリパピストンにシリコングリスを薄く塗り込み、押し込んだり、レバーを動かして迫り出したり・・・
を何回か繰り返します。
色々と試しましたが、グリスを塗りすぎるとかえってゴミを呼び込みますし、
塗らないとピストンが錆びて余計な出資になります。
綿棒で薄く塗り、着いているか解らない位が丁度良いようです。
揉み込んでいる時にシールに付着していたゴミが余分なグリスと共に出てくることがあります。
これも綿棒で拭き取ってしまいましょう。
パッド側面は奇麗に磨きましょう
パッドがキャリパに接触する部分にダストなどがこびり着いていると引っかかりとなり、
引きずりやタッチが悪くなる原因になるようです。
ピストンを揉み込むよりもこっちのほうが効いている気がする・・・
・元通りに組み立てていきます
パッドピンのネジ山にはかじり防止剤を添付
・車体に戻した後、必ずブレーキレバーを何回か握ってパッドをローターに当てておきましょう。
ラジアルマウントのキャリパーはブレーキを掛けた状態にしてから取り付けボルトを締めて、
ローターとキャリパのセンター出しをしたほうが良いと思います。
#結構ガタがあるのでキャリパーがローターに対して曲がって取り付けも出来ますので
また、走り出す前には必ずバイクを押してブレーキテストをしてしっかりと停止することを確認しましょう。
こちらはリヤキャリパ
こちらも同様に清掃をしておきました。
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