DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・プラグ交換
 ZZRのサービスマニュアルを見ると1.2万km走行毎に交換を推奨とあります。
 1.2万km超えたところですし、最近アイドルが少々ばらつき気味な気がしていたので交換しました。

 ぶっちゃけな話、結構面倒 です(^^;

 ・使う道具類
  4、5mmHEXレンチ
  マイナスドライバ等
  8、14mmレンチ
  スレッドコンパウンド等のかじり防止剤
  シリコングリス等
  車載工具のプラグレンチ
  (これじゃないと2、3番のプラグが外しにくいです。2010モデルは車載工具からなくなったみたいですね・・・)

 ・アンダー、センターカウルを取り外します。
  防犯上の理由から、分解の詳細は割愛します。
   ネジ類を間違えないようにきちんと管理しておきましょう

   アンダーカウルを外すと砂利が・・・(汗)

  サイドカバー左右を外します。

  

  カウルの左右内張を外し、タンクカバーを取り外します。

   左右を広げながら前にずらすと外れます。

  各プラリベットは真ん中をドライバ等で突いて凹ませると外せます

   外す時は凹ませます

  取り付ける時には真ん中を押し込むのでピンの位置をずらしておきましょう。

   外したらこんな感じにしておきます

 ・ラジエター上部にあるステーを取り外します。
   右側はスポンジパッド付きのステーを外します

   左側はワイヤハーネスが付いているステーを外します

 ・ブローバイ還元ホースをエアクリボックスより抜き取ります
   

  抜き取ったら邪魔にならない場所に避けておきます

 ・ヘッド面を奇麗に清掃します。
  プラグホールにゴミが入らないようにエアブローしたり、水拭き等で奇麗にします。

 ・2〜4番シリンダのプラグは右側から、1番シリンダのみ左側からアクセスして交換します 
   キャップのゴムが固着して外すのは結構大変!
  力任せに引っ張ったり、工具でこじったりするとコネクタが割れる恐れがあります。
  こじるにしてもごく弱い力でぐりぐりと回しながら少しずつ気長に引き上げましょう。

   1番シリンダのみ左側からアクセスします

   CR9EIA-9という専用プラグが指定です
  純正でもイリジウムプラグを採用しています。
  値段は安くない・・・(汗)

   車載工具のプラグレンチが一番使いやすいです

   市販工具ではやりにくいったらありゃしない!!!

  最初は市販プラグレンチ+エクステンションでやりましたが・・・
  市販工具だと、2、3番シリンダのプラグを外す時にフレームと干渉してしまうため、
  エクステンションをプラグホール内で分離せねばならず、これが非常に面倒&難しいです。
  車載工具だとエクステンション部分が中折れするようになっているのでこれがとてもやりやすい。
  ちゃんと考えられてるんですね。

  #後でバイク屋さんでそんな話をしたところ、
  #最近の深いところにプラグがあるエンジンでは車載工具が一番やりやすいとのことでした

   かじり防止対策をして取り付け
  取り付ける時にはごく少量の焼き付き防止ペーストをねじ山に塗りました。

  プラグはプラグレンチを手で回してねじ込んで行き、回らなくなったところから180度位締め込みます。
  最初からいきなり工具で締め込まないこと!
  手で回らない時はプラグの入り方が良くない場合がありますので
  一旦緩ませてもう一回手で締め込みます。

  プラグキャップを押し込む際には、シリコングリスをゴム部分にごく少量塗り込んで装着

   装着の際の滑りを良くするために塗ります
  シリコングリスはごく少量で充分です。
  ない場合は、タイヤワックス等でも代用できます。

 取り付けの時はぎゅっとプラグキャップを押し込みます。
 結構な力が必要です。

 取り外す時は全部外してからではなく、1本ずつ外して交換していきましょう。

 全て交換出来たら、エンジンを試しにかけて正常に回転するか確認し、
 問題がなかったらカウル類を元通りに組み立て直して完了です。

  外したプラグです

 減ってるっちゃ〜減ってるけど・・・ もう少し使っても大丈夫かな?
 と言う感じでした。

  焼け具合も問題なしです(^^)

2011.4追記
 再び交換時期になりましたので再度作業を実施しました。
  もうこのあたりは慣れました(^^;

 手狭なので工具を選ぶと楽です


  
 自分は手持ちの工具の中から・・・
 フレックスギアレンチ+ソケットアダプタ+ネプロスの14mmコマ+車載工具のプラグレンチ
 この組み合わせで実施しました。
 1、4番シリンダは適当な組み合わせや市販のプラグレンチでもなんとかなりますが
 2、3番シリンダはこの組み合わせが一番楽。
 フレックスギアレンチの首振りと、短いコマの長さで上手く部品を避けられるんです。

 ちなみにプラグレンチも一部年式からは車載工具として入っていないようなので部品番号を以下に紹介しておきます。
 (写し間違い、統廃合もありますので鵜呑みにしないでくださいね)
 92110-1132:TOOL-WRENCH,BOX,16MM

  シリコングリスは役に立ちました!

 前回組み付けの時にプラグキャップのホールと接触するゴム部分にごく薄くシリコングリスを塗ってから
 組み付けたのは上でも記事にしていますが、このおかげで固着することなくするっと外れました。
 #そうは言ってもやっぱりそれなりの力は必要でしたが・・・

 グリスの残骸?はみ出た部分?がこのように白くカスになって残っていました。
 そこで挿入が楽になるのもありますが、密着度は変わらないので今回も塗りました。
 #塗る場合には本当にごく薄く! たくさん塗ると汚れてかえってよくないです

  交換したプラグと新品の比較

 今回は整備をエアクリとまとめてやろうと思った都合で1.8万km程使いました。
 さすがにここまで引っ張るとちょっと減ってるのかな・・・と言う感じです。

 エアクリは1.8万kmインターバルで交換推奨ですが、これと一緒だとちょっと長すぎか・・・

 ということで、1.5万km位での交換にしていこうと思っています。

 焼け具合は今回も問題なし。
 普段は回したくても回せませんが、低回転を多用しているにも関わらず綺麗に焼けています。
 このあたりはECU制御の車両ならではと言う感じですね。


TOP  単車と車のお部屋TOP