DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・Hit-Air用ハーネスの取り付け

・シート下に荷物を格納する

・レバーの距離を短くする

・Hit-Air用ハーネスの取り付け
 前々からHit Airのエアバッグ付きジャケットはデザインはともかくとして、
 安全面からすると良いよな・・・と思っていました。

 一度、お店で試着したときに昔はエアバッグまわりのせいなのか首周りが妙に長く感じてイマイチ
 でしたが、最近のモデルは体にぴったりフィットしていてなかなか良かった。

 2008.3月の転倒を機に、
 今以上の安全装備を求めるとするともうこれくらいしかないという判断をして導入することにしました。

 Hit Airは、ジャケット右胸にエアボンベが装着されています。
 これを車体に取り付けたワイヤハーネスが転倒した際に強く引っ張られることで
 エアバッグが作動する仕組みになっています。
 毎回乗り降りの度に脱着するのは正直面倒ではありますが・・・

 ま、車のシートベルトと同じく慣れてしまえばたいしたことはないでしょう。

 ZZRの場合はタンクがシート下部まで入り込んでいますので装着場所が難しそうに思われました。

  タンク後部のステーにループを固定

  

 スタンディング姿勢等を取った時に、ワイヤーの伸びが最大になるように長さを調整します。
 ZZRの場合はこのタンク後部のステーの部分に通すことで丁度ぎりぎりの長さでした。

  シートの右前側から取り出します。
 タンクのシート取り付けステーの部分も結構丈夫そうなのでそこでも大丈夫かもしれません。
 #後日オフ会で出会った人はフレームのバッテリ収納部分のボルトと共締めしていた方もいました。
 #一例としてご報告しておきます。

  ジャケットに装着した状態です。

  ハンドルを握って波状路通過の姿勢の状態

 長さ確認の時にはボンベが引かれないように、ロックした状態で確認しましょう。
 実際にはこれが役に立たないことを祈るばかりですが。


・シート下に荷物を格納する
 ZZRの前評判では、

 ”シート下にも小物を置くスペースがない”

 ・・・とのことでしたが、リヤブレーキのリザーバータンクの横付近はシートがえぐれており、
 実はちょっとした荷物が置けるようになっています。
 #北米仕様では、ここに蒸発したガソリンを吸着させるためのキャニスターが置いてあります

 勿論小物はフェンダーの隙間から落ちちゃうんですが、ショート缶3本くらいは置けるらしいです。
 (naoと言うメーカーの小物入れはそうアナウンスされている)

  テールカウルを外した時に覗いてみた
 結構隙間空いてますよね?

 ただ、この場所は荷物が置けるのはいいのだけど、
 振動でバタバタしてシートを叩いて走行中に尻に振動が来るのと、
 シートを固定する場合などに動いてしまい上手くロック出来なかったりするので
 他社のバイクのアイデアを流用しました。

  使うのは自転車用のゴムロープ
 こんなに沢山いらないんだけど(^^; ダイソーで100円だったから買ってきました。

 こちらを適当な長さに切ってフレームなどに結びつけます。

  タンク後部のステーを利用しました。

 ゴムロープは切ったままだとほつれてボシャボシャになるのでライターであぶって先を溶かしておきます。

 これを適度なテンションがかかる長さに切って、玉を一箇所作り、固結びをしてクロスさせれば・・・

  はい。簡易小物置き場の完成です!

  通常はETCとゴムロープを置いています

 ちなみにこの元ネタはホンダのCBR1100XXから拝借しました。

 カウルの隙間にはボロタオルを押し込んであり、雨水とかを拭き取り可能なようにしてあります。
 ZZRはスーパースポーツ系のテクノロジーを使った公道重視のロードスポーツバイクです。
 車体そのものは大きく作られているおかげで各部に余裕がわりとあります。
 そういった箇所を工夫次第で色々と楽しめるのもまたこのバイクの良さではないかと思います。


・レバーの距離を短くする
 ZZR1400は基本的に外国人(最近の日本人は欧米並に背も高いから?)を相手にしたようなポジションになっています。
 自分は決して手は小さくない・・・とは思うのですが、
 クラッチレバーが一番近い位置に調整してもまだ少し遠い気がしていましたのでもうちょっと手前になるようにレバーを改造してみます。
 #最近のニッシン製のレバーであれば恐らく共通ですのでZZR以外でも可能だと思います。

 ・アジャスタ部分を観察してみる
  クラッチのレバーを外してアジャスタ部分を見てみると、アジャスタのところにあて板のようなものが圧入されています。
  それを外すことが出来ればそのあて板の厚み分は手前に来るはずですので分解して取り除いてみましょう。

 ・圧入されている軸受けのピンをハンマー等で叩いて外します
  テーパー形状の軸受けが入っています。
  車体に装着したときに下側になる面(アジャスタの裏面)からハンマー等でコンコンと軽く叩くと軸受けのパイプを抜くことが出来ます。
    自分は8mm位のラチェットのコマをパイプ部分に当てて叩きました

  後で再度圧入しますので、向きを間違えないようにマーキングしておきましょう。

 ・アジャスタと接触する部分のあて板をプライヤ等で掴んで引き抜きます
  こちらも圧入されているだけですので比較的簡単に外れると思います
   引き抜いたあて板の金属

 ・元通りに戻し、車体に取り付けます
   あて板分手前にレバーが来ます

  このあて板を外すことで、1段階位手前になると思います
  一番手前の状態でもきちんとクラッチは切れるし、スイッチ類に当たることはないので多分大丈夫だと思います。

TOP  単車と車のお部屋TOP