DIYメンテナンスのページ(ZZR1400編)
ZZR1400ABS関係のメンテナンス記録です
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・まずはサービスマニュアル入手

・ガソリンタンク脱着

・ETC車載器取り付け

・まずはサービスマニュアル入手
 久しぶりに新車を購入して驚いたこと!
 #そりゃ16年も買ってないんだから浦島太郎だってばさ・・・(^^;;;

 ・取説が逆輸入車なのに日本語!(笑)
  ま・・・マレーシア仕様とかいいつつ、ほとんどが日本に帰ってくるんだから当然か(^^;
 ・回路図がない!
  私は電気屋なので、愛車の電気回路は自分で見てどうなってるのか?把握したいです。
  ZZR1100には取説についてたけど今はないんですね・・・

 私は、重整備以外は大半の部分で自分でメンテナンスもする予定ですから
 (時間が取れれば今回も車検は自分でやろうと思います)
 カンやネットでの背景、作業者のレベルが不明な情報に頼るのではなく、
 ちゃんとメーカー発行の整備情報が知りたい。
 そこで、サービスマニュアルを納車時に注文。
 2008モデルはそれまでと違い、英文マニュアルのみでしたが・・・
 まぁ、仕事で英文は散々見てますから問題無し。

 他、パーツも今はwebで見れますが人間が古いのかこのテのものはページを
 パラパラとめくりながらのほうが部品を探すのが楽なんです。
 そこで、パーツリストも購入しました。

 

 サービスマニュアルはZZR1100の時とは大違いの電話帳並の厚さでした(汗)

 さて・・・しばらくは就寝前の読み物が出来たかな?(^^;

・ガソリンタンク脱着
 このバイクなりのコツが必要なので掲載してみます。
 とは言っても、基本的な整備ではタンク脱着の必要はまずないです。
 DIY整備で必要な場合は前から後ろに配線を引き回す時くらいでしょうか?

 ガソリン残量が少ないほうが軽いので作業は楽です。
 ・・・というかガソリンが満タンに近い時は大変なのでやらないほうが良いです(^^;

 ・サイドカバー、カウル内張、タンク前側カバーを外します。
  (4、5mm HEXレンチ使用)
  防犯の都合上、詳細は掲載いたしませんが、
  隠しのツメ、ホックがあちこちにあります。
  抜けないからと力任せにやってはいけません。 間違いなくカウルを壊します。

   
  上の写真はセンターカウルのフィンの部分です。
  止まっているHEXボルトを外して、2ヵ所のホックを外し、斜め下に引き抜く感じでしょうか?

   カウル脱着はラチェットドライバを使うととても楽です

 ・ガソリンタンクを止めている前後ボルト4本を外します
  (10mmレンチ使用)

 ・タンク後ろ側のホース2本を外します。

 ・タンク後ろを持ち上げて燃料ポンプと燃料計のコネクタを外します。

 ・タンクキャップを開けて、内圧を下げます。
  開けないと内圧でガソリンが噴き出すことがあります。

 ・タンク左側を倒れないように注意しながら持ち上げて、
  フレームなどを傷着けないように注意しながら、燃料ホースを取り外します。

  
  
赤いツメ2ヵ所を押し、ツメを持ち上げると引き抜けます。

   
  必ず配線にガソリンがかからないようにウェス等で養生しましょう。

  ガソリンが周囲に付着すると、被覆や樹脂が劣化してボロボロになりますので要注意です。
  また、配管に残っているガソリンがいつまでもチョロチョロと出てきますので火気厳禁です。

  ・ガソリンタンクは自立出来ないので、下にゲタを履かせ、壁などに寄りかからせて立てます
  

  私は丁度都合が良い大きさの洗面器があったので利用してみました。

  保管中に日向等で内部の圧力が上がってくるとガソリンがポンプから漏れだしてきます。
  タンクキャップは軽く開けた状態にして、こぼさないように受け皿で受けておきましょう。

 ・2008.8追記
  配線類はガソリンタンクを外さなくても角材等を使い、
  上手くタンク前方とフレームの間に挟んで持ち上げると作業可能です。
  タンクが倒れないように配慮する必要はありますが、
  安定して持ち上げることが可能であればこちらのほうが遙かに楽です。
   今回は板切れ2枚を使用
  後方との3点支持にして安定させて作業しました。
  この場合はガソリンが多く入ってる状態のほうが重くて安定するのかもしれませんね。

・ETC車載器取り付け
 ネットでたまに見かける軽自動車セットアップ済みの車載器による”自主運用”です。
 #本当は二輪用買いたいんだけど・・・高いし、取り付け制約多すぎるし・・・

 取り付け位置はシート下のリヤブレーキリザーバータンクの隣とし、
 アンテナはメーター前側のイモビライザーアンプの上にします。

 ・ガソリンタンクを取り外します

 ・左側アンダー、ミドルカウル、アッパカウル下側のカバー、スクリーンを外します
   
アッパカウル下側のカバー
  こちらも隠しツメだらけ・・・

   外した部品で車庫が大変なことになってます(^^;

 ・アンテナ配線をメインハーネスに沿わせて配線します
   アンテナ取り付け位置
  イモビアンプ上に置き、整備の時に脱着することも考えてマジックテープ止めとしました。

 ・電源の取り方は色々とありますが、
  今回はヒューズボックスを分解してホーンの配線からプラス電源を取りました。


   
  ヒューズを外して、ピックツールで端子を引き抜いて・・・

   端子に配線をハンダ着けしました

 ・車体の適当なボルトにアース線を接続します
  ところが、私のZZR1400はリヤシートレールにバッテリのマイナス電源が来ていませんでした。
  サービスマニュアルを見ると、タンク下側のシートレールの部分にフレームアースされている
  はずなのですが・・・
  テスタで確認してみると、シートレールとフレーム部分でアースが接触不良していることが判明しました。
  多分、塗料が付着して絶縁されているのだろう・・・と言うことで・・・

    フレームとの接合ボルト部分の塗装を剥がした

  この部分のボルトはロック剤が沢山着いておりかなりの力が必要です。
  通常の工具では緩みませんでした。
  #自分は400mm近いロングスピンナを使って緩めた。

  ボルト接触面の塗装を剥がし、大量に付着していたロック剤を綺麗に掻き出して締め直したところ、
  無事アースが取れました(^^)v

 ・配線類を綺麗にまとめ、カウル類をもとどおりに戻して完成です
    防水、防塵を考慮して市販のビニールバックに入れました

  余った電源の配線は工具箱の下の隙間にまとめ、アンテナの余剰分は左側シートレール部分にまとめました。

 ・・・ちなみに、電源はこんな面倒なことしなくてもナンバーのランプの配線がそばにあったので
 それを使えばもっと楽に出来た・・・ orz
 #この電源取り出しはサービスマニュアルを入手前にやってしまいましたのでこんなドジを・・・

 これで試走して無事ゲート通過出来ました(^^)v

 2008.11追記
 北九州ツーリングでETCゲートでエラーが出て以来どうも通信エラーを頻発ようになってしまいました。
 本体側では、カードを正常に認識しているようなのですが
 ゲートを通過するときにどうも通信をきちんとしていない様子・・・
 (ドライブレコーダを見てみるとブザーが鳴っていないので)

 アンテナ線が強く折れ曲がっていた箇所を見つけて修理してみたのですが、
 やはりたまにエラーとなることがあるのでこれ以上は危険だし、
 他者への迷惑にもなるので本体を交換しました。
 (グレーゾーンで使っている以上、自分で直すしかないですし・・・)

  エラーになると係員が緑色の通行券を渡してくれます

  今度もまた古野電気の分離型ETCを購入

 二輪用のETCが安くて、自分で取り付け可能or業者指定で出来ればこんなことしないんですがね・・・(溜息)

  どうもスクリーンの"Kawasaki"ロゴもエラーの原因?

 今までのアンテナ位置(イモビライザーの上)だと"Kawasaki"のロゴのところに少しだけ重なります。
 このロゴはメタリックですので金属が含まれています。
 これも通信エラーが出る原因になるだろうと判断して、アンテナの位置も見直しました。

  アンテナはイモビとメーターの間に設置
 厚手のセルスポンジを挟んでマジックテープで固定しました。
 また、湿気によりアンテナが接触不良になった可能性も否定できないので
 (後日故障したと思われるETCのアンテナを分解して見てみましたが特に問題はなかったですが・・・)
 防水対策をして、取り付け条件範囲内の角度を守って設置しました。

 これで今のところは特に問題なく通過出来ているようです。  

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