東北支援旅行
今回の旅を振り返って

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あとがき
 まずは今回のお土産品として買ってきた品々をご紹介。

  東北被災県の銘菓の数々です

 他にも美味しいお菓子は沢山ありますけれども・・・
 今回は、
 三万石の”ままどおる”(福島県郡山市)
 菓匠三全の”萩の月”(宮城県柴田郡大河原町)
 ”白松がモナカ”(宮城県仙台市)
 さいとう製菓の”かもめの玉子”(岩手県大船渡市)

 このお菓子を購入してきました。

  こちらは神田葡萄園の製品
 片付けのお手伝いをさせてもらった岩手県陸前高田市の神田葡萄園さんの
 ”かんだワイン”と”マスカットサイダー”です。

  宮城県気仙沼市の地酒
 男山本店のササニシキ特別純米酒”伏見男山”です。

 他にも角星の別格純米酒を買ってきました。

 今回はたまたま個人の受け入れをしてくれるボランティア団体を見つけ、
 遠野に行こうと思ったのが旅の発端です。 

 当初はGW前半から遠野に行き片付けの手伝いをするつもりだったのですが、
 前半に人が集中しすぎて後半は足りないとwebでアナウンスが出ていたし、
 ちょうど風邪気味だったので意図的に日程をずらして行きました。

 まず旅をして思ったことですが、
 比較的被害が少ない山形、秋田で観光客がGWとは思えない程少なかったと言う点です。

 山形も地元の人達はGWですから遊びに動いていますが首都圏からの人達はとても少ない感じがしました。
 新庄での宿は5月4日という連休中日にも関わらず簡単に取れましたし。

 福島は逆に事前のマスコミ報道が効いたのか思ったよりも人が多かったという印象です。
 特に喜多方は観光客が沢山いました。
 初日の宿で話を聞いたところ、

 ”ここ1週間位で急に予約が入って3、4日はおかげさまで満室なんですよ”

 と。
 首都圏からわりと近いということもあるのかもしれません。

 被災していない日本海側では観光に関してはかなり大きな痛手のようでした。

 皆さん、

 ”津波に遭った人達はもっと大変なんだから・・・”

 ・・・と気遣っておられますが経済的にも元々厳しい地方都市なのですから実際はかなり厳しいはずです。
 大きく被災していない我々は通常の活動をすることが一番の支援だと思います。

 ”ボランティア活動することは出来ないけれど旅行することで少しでも皆さんの支援になるんだったら・・・”

 と言うことで急遽東北への旅行をした人も沢山いたようです。


 ボランティア活動ですが、私は今回は初めて実行しました。

 現地で活動をしてみるとTVで報道されている内容としては力仕事が多いのですが
 確かにそういう仕事もありますが他にもやることは沢山あります。

 特にボランティアに来る人達を支える事務方の仕事(ボランティアの受付、資料整理等々・・・)
 に関しては慢性的に希望が少なく足りていない様子でした。
 また、ボランティアの人間としては男性が多いため、どうしても男性目線になりがちですが
 避難されている方々は女性も沢山いらっしゃいますので女性目線で見ると気がつく点も多数存在します。

 例えば・・・
 ・トイレの問題
  男性にはない女性ならではの問題もあるじゃないですか?
 ・服装に関する問題
  端的なところだと靴、靴下等のサイズ。
  支援品を見ると25cm以上が多く、女性の中心的なサイズの22〜24cmあたりがかなり少ない
 ・プライバシーの問題
  例えば着替え。
  私は男だし、もう今更恥じらいを感じるような歳でもないので
  寝泊まりした体育館でも気にせずにパンツ一丁になったりして着替えをしちゃったりしますが(^^;
  女性が下着丸出しで着替えなんて出来ないですよね。
  下着ものを洗濯して干す時も他人の目が気になるそうです。

 他にも沢山あると思います。

 こういったところで女性からの意見が出てくると私達には気がつかない部分が多数あることに気がつかされます。
 考えてみれば避難所生活は日常生活をしている場所なわけでいつもどおりの生活があるわけです。

 そんなわけで女性の方々にも是非活動をしていただければと思います。

 遠野市は被災をほとんどしていないので活動するにしても日常生活と同じように全く問題ない状態でした。
 そういう意味でも活動としては比較的敷居が低いと思います。

 逆にこうやって行政が支援することで財政逼迫が起きたらどうしよう・・・と心配してます。
 人が沢山来ていますから地域振興にはなるのでしょうが。

 沢山の人達と出会って話をしてボランティア活動をした今回の旅はとても印象に残りました。
 色々な考え方を持っているからこそ世の中はややこしもくあり素晴らしくもある。
 一人の力は小さいけれどもそれが集まるとものすごい大きな力にもなる。

 こういったことが理解出来ただけでも旅をして良かったと思っています。 

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