北九州ツーリング
(8/)

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2008.9.19
 風は強かったものの、しっかりと設営したおかげでなんにも不安なく爆睡できました。
 むしろ、風通しが良くて涼しく眠れたし、タオルとか汗で湿ったライディングパンツが乾いたので良かったです。

 いつものキャンプの朝どおり6時過ぎに起きて菓子パンをほおばりながらNHKのラジオを聞きつつ・・・
 しかしまぁ、このあたりだと日本の放送よりも、中国や韓国のラジオのほうが遙かに電波が強いらしく
 なにを話しているんだかわからない放送がやたらめったらと入りますね(^^;

  朝の一枚。晴れてるけどなんだか怪しい雲が・・・

 身支度をして、荷物をまとめてテントの撤収をしていると・・・
 フライシートを外したところでいきなり雨が落ちてきて大あわてでインナーを炊事場に移動(汗)
 雨降るなんてさっきの天気予報じゃ言ってなかったじゃん!(T T)

  何故かカニがいる
 ちなみに、イッチョマエに威嚇するんですよ(笑)

 アカテガニというカニらしいのですが、長崎・佐賀の田舎道を走っているとこいつが結構いましたね。
 カニは水辺じゃないと生きられないんじゃないの?
 ・・・とも思ったけどアカテガニは大きくなると陸上で生活をしているらしい。

 撤収後、そのまま進んでいくと焼き物で有名な伊万里市内で朝の通勤ラッシュに巻き込まれそうなので
 (とは言ったって小さな街だからそんなでもないと思うけど・・・)
 福島という小島に寄り道をして今日は平戸あたりに向かおうと思います。

  棚田と小島の浮かぶ風景

 このあたりはどこに行ってもこんなのどかな景色が見れるんだなぁ。

 伊万里を抜けてR204をのんびりと走って松浦市にある
 道の駅 ”松浦海のふるさと館” で一休み。
 施設の中には、海産物を売っているお店があって、
 ”雑魚 100g 30円”
 と書いてあった魚がすご〜く気になったんだけど、生ものは持ち運び出来ないので・・・
 #新鮮なアジ、イワシ、カワハギも入ってました。簡単に言えば市場に出荷出来ない魚ってところでしょう

 平戸大橋(有料で100円)を渡って、こちらも海外交流の歴史の街の平戸市街に入ります。
  平戸大橋

 平戸は、大きな島で島外に出る時はこの有料の橋を渡るかフェリーを使うしかないわけで、
 ちょっとした買い物にもお金がかかるのは大変だよなぁ・・・

  オランダ橋

 フェリーターミナルのところに観光案内があったので覗いてみると、
 歴史関係の施設はフェリーターミナルのあたりに集中しているのでバイクを駐めて歩いて見学。

 水筒に入れる麦茶を探しにスーパーに入ったんだけど、あいにく売っておらず・・・

  六角井戸

 六角井戸を見て足湯を楽しんだ後、なんとなく気になったお店に入って昼食。

  食堂もりとう

 オランダちゃんぽんと言うのを食べてみました。

  オランダちゃんぽん

 どこがオランダ?
 野菜が違うのと、スープにチーズが入っているらしいです。
 個人的には、今回食べたちゃんぽんで一番美味しかったです。
 ここのお店、ふつうのちゃんぽんもきっと美味しいと思います。

  オランダ堀

 観光資料館ではカクレキリシタン(仏像に見せかけたマリア像とか)の展示を見たり、
 ジャガタラ文
 (外国人とそのハーフの子供は鎖国の時に海外追放されたのだが、
  その時にジャカルタから生地に文字を書いて隠し手紙として送ったもの。ジャカルタ→ジャガタラ・・・らしい)
 を見たりしました。

 長崎に来るにあたって、キリシタンの歴史についてもっと勉強しておくべきだったと反省しきり。
 きっと、キリシタンについての知識がもっとあれば違った観点で見ることが出来たんだろうなぁ。

 見学後は県道19号を走ってお隣の島の生月島へ。
 こちらも有料の橋(150円)を渡って行きます。

  生月大橋

 特になにがある・・・というわけでもないのだけど県道42号を走って、大バエ鼻まで行く。
 #先っちょに行きたくなるのはバイク乗りの悲しい性なのだ(^^;

 大バエ灯台の駐車場で、今回の旅で初めて旅人らしいバイク乗りの人に出会う。
 彼は山口から来たと言ってましたっけ。
 なんでも自走して、北海道に行き、再び自走で南下してここまで来たらしいです。

  大バエ灯台からの景色

 元来た道を戻るのもなんなので(^^;
 #まぁ、小さい島ですからそれでもいいのですが

 ツーリングマップルではお勧めルートになっていた
 ”サンセットウェイ”(広域農道です)
 を走って再び生月大橋を渡って平戸島に戻ります。

 平戸島に戻ってからは県道19号をくねくねと走り宮ノ浦漁港まで向かいます。

 その道中は、道も狭く山道なので結構時間がかかりましたが
 ”橋で繋がれた最西端の港町” と書いてあったのでどうしても見てみたかった。

  到達の証

 ・・・ぶっちゃけ、どこにでもある小さな港町でしたけど(^^;
 でもこれで島とはいえ、九州の最西端には到達したわけです。

 15時過ぎになってしまったので、今日の宿泊場所を探しつつ平戸市街のほうへ向かって進んで行きます。
 市営のキャンプ場が一カ所あるはずなので、行ってみると・・・

  あるにはあるが閉鎖されていた(T T)
 う〜ん。時期はずれだとこんなのばっかりだな・・・

 落胆したものの、近くの海水浴場に行くと駐車場、トイレもあり、
 民家もちょっと行ったところにあるから治安もまあまあそうだし、
 人もあまりこなさそうなので、ここで今晩は野宿しちゃうか・・・

 ということで、バイクでちょこっと走ってホテルの温泉を利用。

 コンビニがあったはずだったけど、潰れてしまったらしく(T T)
 海水浴場の近くの農協が経営している酒屋で酒とおつまみを買って海水浴場に戻ります。

 奥の方の砂浜なら蚊もいないし人も来ないだろう・・・
 って思って設営したんだけど、蚊はデカイのが沢山いました(T T)
 仕方ないので蚊取り線香を炊いて簡単に缶詰とか乾きものでビールを飲んで食事はオシマイ。
 昼間ケータイの電源を切っていたときに着信していた相手に電話をしてから就寝。

  対岸の生月島の夜景

 20時頃一旦寝込んだのだけど、22時過ぎに潮が満ちてきたら波の音が五月蠅くてとてもじゃないけど寝れない(T T)
 #満潮の時間をちゃんと調べなかったから22時頃満潮になって波打ち際が設営時よりも近くなっていたのが原因

 これ以上潮が満ちることはないのは調べて解ったけど、安心して眠ることもできない(汗)

 ・・・と、言うことで急遽駐車場にエスケープ。
 本当は駐車場は車が出入りするから、もしも変な輩が来たときのことを考えてテントを張りたくなかったんだが・・・
 この時間じゃあ人なんか来ないから多分大丈夫だろ・・・

 テントを畳まずに担ぎ上げて持ち運んだらポールに無理がかかったようで少し曲がってしまった(T T)

 この後、寝込んだらどうも夜中に人が来ていたらしい・・・
 ZZRとテントを見て一言二言話をしているらしい声と車の音が聞こえたので。

 ・・・う〜ん。まだまだ野宿に関しては未熟者だなぁ・・・
 
翌日に続く


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