雑記部屋
(番外・レガシイ試乗記)

2003.5.24
 早速ですが、新型のレガシイに試乗しました。
 一般ユーザー(ちょいとスポーツカーや走行会などが好きな)からみた率直な印象を書いてみましょう。

 ・スタイル
  
  今までの5ナンバーの枠を捨てて、3ナンバーになりました。
  でもそんなに大きさは変わった気はしません。
  B4はなかったのでわからないんですが、ワゴンはなかなかカッコイイと思います。
  フロントが涙目なのは流行なんでしょうか?
  スタイルが変わっても、見た瞬間にああ。レガシイだねぇ。
  って解る初代レガシイから一貫しているスタイルだと思います。
  インプレッサがGCからGDに変わったときの変わり様とはずいぶんちがうなぁと思いました。
  良くも悪くも保守的なのかも?

 ・エンジン
  使って楽しく、故障知らずならメカニカル面やカタログ数字はあまり興味がないので(爆)
  どんなメカなのかは良く知らないです。
  ボンネット開けて気が付いたのは、配線類を隠したかったのでしょう。
  プラスチックのカバーが結構多様されていました。
  また、このモデルから等長エキマニ、シングルターボらしいです。 

 ・走り
  ディラーの近くのR357を試乗しました。
  試乗車は2.0GT spec.Bというグレードで5速ATのものです。

   
  乗り込んで気が付くのはハンドルが今までより小さくなったと言う点です。
  今までのはちょっと大きすぎたと思います(^^;
  また、マルチディスプレイで瞬間燃費、アクセル開度などのモニタが出来るようになっています。
  試乗車ということで、みんな回しまくってるのか燃費は4.5km/L(^^;と出ていました。

   マルチディスプレイモニタ

  そろそろと走り出します。
  見切りが比較的良いのは今までのレガシイと変わらないです。
  コレはスバル車に共通する美点だと思います。
  

  ATですから、低速トルク云々は正直良く解りません(笑)
  今までのツインターボに比べてタービン切り替えタイミングがないのでインプレッサに近い感じです。
  音は、静かですね。
  私の大嫌いなあの音はしなくなったんで、これはかなりポイント高いです(笑)
  また、このATはスポーツモードでマニュアル操作をすることもできます。
  これも試してみましたが、BH型のようにギヤ固定でオーバーレブしたりとかはしないようになっていました。
  (スポーツモードでもちゃんとレブリミットで自動的にシフトアップする。まさにAT)
  回してみると、ドッカン加速ではなく、大排気量車のようなトルクフルな加速感。
  気が付くと結構な速度が出ているって感じ。
  また、エンジンが変わったのか今までのEJ207のような高回転域でのフン詰まり感は感じませんでした。

  ブレーキは、ちょっと私にはイマイチと感じました。
  踏み始めの立ち上がりが早いくせに、ぐっと踏むと今度はなかなか効いてきません。
  なのでカックンブレーキになりやすいと思います。
  これは、ユーザーがブレーキ効かない効かないって散々言うから意図的にこういう味付けにしたのかも?
  私は今までの踏めば踏むだけしっかり効くブレーキのほうが良いと思います。
  サイドブレーキの位置、レバーの角度がちょっと私には後ろ過ぎて引きにくかったです。
  まあ、サイドターンとかしないなら全然問題はないと思いますけど。

  また、タイヤが18inchのせいなのか結構ゴツゴツと突き上げ感が強いです。
  足はそれなりに動いているように感じますが、どうもタイヤが堅い印象。
  私的には18inchはいらないと思います。
  このゴツゴツ感があるわりには、ステア応答はちょっとダル。
  まあ、このへんはインプレッサと考え方が違うから当たり前なのですが。
  では、緩慢なハンドリングかと言うとそうではないですね。
  公道で楽しむならばこのくらいの設定のほうが疲れなくて良いと思います。

 ・使い勝手、その他
  カーゴルームが広いのはレガシイの伝統。
  今回のモデルも広いです。
  私的に気に入ったのは・・・
  ・後ろ側からリヤシートを倒せる
  ・チャイルドシート用のアンカーが着いている(私は子供いないけどね)
  ・シャッター付きのドリンクホルダ
  ですね。

 ・総評
  スバルの看板車だけあって、全体的によく考えられて造られているなと言う感じがしました。
  単車でいうZZ-Rのようなどこか遠距離に良く行くようなツーリングメインで、
  たまにワインディングを楽しむと言うような使い方の場合には最高なのではないでしょうか?