実売で格安で売られている無線LANクライアント(受け側機器)です。
webで見てみると、
”使えない”、”繋がらない”、”設定出来ない”
等々・・・
酷評が散見されますが、我が家では下記状況で問題なく使えています。
ただ、確かに取説にはない設定方法など、トラップがかなりあるのでそこを備忘録も兼ねて
webネタにしてみました。
記事作成は2013.8です。
MZK-SC300D
実売で2000円程度で売られています。
ほとんど同じ内容で(ファームが違うだけらしい)親機側もあります。
私はNTT-X
storeで売られているバルク品を1980円で購入。
ACアダプタも付属していますが、USBから電源を取るケーブルも付属しています。
電源をUSBから取ることが出来るのはTVにつなげて使う上では良いですね。
では、早速設定していきます。
なお、私は細かいところまで確認したかったので
WPSボタンでの接続は、出来たことは確認しましたが実際にはそれで運用していません。
最初は、有線にて接続して設定していきます。
・トラップその1
WPSを使わない場合はブラウザから、192.168.1.249で接続します。
やり方
1.本機とPCをLANケーブルで1対1で接続します
2.PCを起動して、スタート → ファイル名を指定して実行を選択
3."cmd"を入力するとコマンドプロンプト画面が起動します。
4."ipconfig
/renew"を入力すると
"IP
Address"の項目表示が”192.168.1.xxx"という数字になることを確認します。
ルートuser、passwordを取説どおりに入れると
設定画面が立ち上がります。
・DHCPサーバーなどの設定
最初に、この設定画面が通常使うIPアドレスの範囲内にならないのは
非常に使いにくいので設定画面のIPアドレスを変更します。
ネットワークをクリックしてLANセットアップ画面を起動します。
ここでいじったのは、IPアドレスとDHCPモードの項目。
IPアドレスは、ルーターから提供される範囲のアドレス
(先に設定した"192.168.1.xxx"のアドレス)
我が家のルーターでは、"192.168.0.xxx"のなのでここを修正して
"192.168.0.249"が設定画面になるようにしました。
設定後、新しいIPアドレスにて設定画面を立ち上げ直します。
PCを再起動させて、最初の手順を踏みます。
次にDHCPモードの項目を変更。
ここを ”自動” → ”無効” にしました。
こうすると、本機器にLANケーブルで接続した機器のIPアドレスが
親機に接続されているルーターから割り当てられたものになります。
なお、”無効” 以外にすると、本機器のIPアドレスも変わってしまうモードがあり、
この設定画面が立ち上がらなくなってしまいますので注意してください。
#繋がらないとか、設定出来ないと言う人はこのあたりをいじってしまうのでは?
#実は自分もやって大汗かいたんですが・・・
#ウチの場合、ルーターから与えるIPアドレスの個数を制限していたので助かりました。
次に無線親機からの接続設定。
SSIDを親機と同じに設定し、
暗号化方式を合わせて・・・
WPSボタンでの接続だと、プレシュアードキーが謎の文字の羅列になっていますが、
ちゃんと接続出来た場合には触らないでおきます。
手動で入れる場合には、
”SSID” を接続したい親機のSSIDを入力
”暗号化方式”、”WPA2暗号化” は親機と同じ設定にします。
”キーフォーマット” を ”パスフレーズ”
”プレシュアードキー” を ”Wi-Fi親機と同じ内容を記入します(半角文字で大文字、小文字も正確に)
適用を押すとこの内容で設定されます。
この内容で管理メニューから再起動をかけて再起動させます。
起動には1分位かかるようです。
両端のランプが点灯(真ん中はWPS設定によるので気にしなくて良い)し、
角のランプがチカチカと点滅していれば起動完了です。
正しく設定出来ていれば、
本機器からLANケーブルを抜いた状態でもこの設定画面が起動出来るようになるはずです。
接続の確認は、ブラウザから再び本機器の設定画面を立ち上げて確認します。
繋がらない場合は設定が上手く出来ていません。
LANケーブルを繋ぎ直してここの設定や、本体の2.4G、5G切り替えスイッチ等を見直します。
使った感想ですが、
・受信感度は正直あまり良くない
親機と同じ階に設置しても部屋一つ変わると感度が落ちる。
また、手持ちのBuffalo、NECの子機と比べても受信感度が半分位しかない感じ。
・・・まぁ、2000円ですから(^^;
・周波数帯をW53に変更するとNECの親機の設定をステルスSSIDにすると認識しなくなる。
W52で使っている分には問題なし。
多分バグでしょう(^^;
設定をいじってお安く楽しむ分には良いかもしれませんが、万人受けではないかも?