家の色々DIY
普段の生活におけるDIY作業です。

・水道周りの修理(その5)
 TOTO水洗便器のぽたぽた音の修理


 ある日、深夜に目が覚めてトイレに入って用を足していると・・・
 どこからかポタポタと水の滴る音が聞こえてきました。

 聞き耳を立ててみると、どうやらトイレの水タンク内から音がしている様子。
 開けて見てみると、フロートの先にある栓と思わしき部分から水が滴っていることがわかりました。

 さて、これは自分で直せるかな・・・?

 と、ネットで探してみるとTOTOのHPに分解図が出ていたのと
 他人様のblogで修理をしている記事が上がっていました。

 これなら自分でもできそうだということで部品を取り寄せて修理しました。

  入手した部品

 自宅で使用しているトイレの機種はS791Bという機種です。

 問題のボールタップ部分のバルブと、
 経過年数からして水を流す時に開くフロートバルブのパッキンもダメになっているだろうと想像して
 購入しておきました。

 S791Bの場合、
 ボールタップ部分のバルブの品番は
 THY584-1 500円

 フロートバルブ部分のパッキンは
 THY93290 910円

 ※価格は共に2020.5現在。税抜きです

 です。

 ちなみになぜ2個も部品があるかというと、
 我が家にはトイレが2つあります。
 使用年数も同じですから片方が寿命を迎えているということはもう片方も同じであろうという判断からです。

  どちらとも施工説明書が付いています

 説明書を見れば、バイクや車のメンテナンスが出来る人であれば問題なく出来ると思います。

 ・水栓を閉めて水を止めます
   大きめのマイナスドライバーで閉めます

  多くの場合、ほとんど動かしていないので固着していると思います。
  動きが悪い場合は、締める方向、緩める方向と何度か動かしてあげると固着を取れると思います。

  ここで止められない場合は、外にある元栓を閉めます。
  ただし、汚れてる部品の水洗いや
  万一部品がなかったり、失敗した場合に水が使えなくなるのでそのあたりの心づもりと準備をしておきましょう。

 ・水濡れや汚れに対しての養生をして、タンクの蓋を外します
   蓋の上部の手洗い水ホースはネジを回して外します

  ・・・水垢?カビ?汚れで汚いです(汗)

  水を流してタンクの中の水を全て排水しましょう。

 ・ボールタップのフロートを外してバルブを取ります
   銅製のシャフトビス

   ラジペンでつまんで回します

  多くの場合で固着していると思います。
  勢いあまって樹脂部品を壊さないように注意してネジを外します。
  緩まない場合は、水栓と同様に一旦締める方向に回したりしてみましょう。

  ネジ類を流したり、穴に落としたりしないように充分注意!

 ・水垢等を綺麗に掃除してからバルブを交換します
  交換そのものは説明書を見て実施すればそんなに難しくはないと思います。
  水垢やカビ汚れで手が汚くなるので、注意しましょう。

    外したバルブ

  ゴムが変形しているし、カチカチのボロボロです。
  これじゃあ漏れても仕方ないですね。

 ・排水弁バルブを取り外します
  単に爪で引っかかっているだけなので、パチンパチンと上に持ち上げて外します
  こちらもタンク内の水垢が付着していますから周囲を汚さないように注意です。

   外した排水弁バルブ

  今までの経験からすると、
  このゴムパッキンが触ると手が真っ黒になるくらいボロボロに劣化していたのですが
  2つのトイレともそれはありませんでした。
  ただ、水垢と水道に含まれるミネラル分?トイレ洗浄剤の成分?
  と思わしき物質がびっしりと付着していました。

  こちらも綺麗に水洗いしておきます。

 ・排水弁バルブのパッキンを取り換えます
   清掃、交換後の排水弁バルブ

  パッキンは簡単に手で交換が出来ました。
  滑りが悪い場合はシリコンスプレー等を使っても良いと思います。

 ・元通りに戻していきます
   タンク内も綺麗に掃除しました

  最初に排水弁バルブを取り付けて穴を塞ぎ、万一ネジ類が落ちても大丈夫なようにします。

  次にボールタップを元通りに組み直します。
  ネジは手締めでぎゅっと締める程度で大丈夫だと思います。

  フロート位置の調整をするので手洗い用の水ホースの向きを写真のように下側に向けておきます

 ・レバーの鎖の長さを調整します
  ボールチェーンの長さを少したるんでる程度に調整します
  単にS字型の金具に引っかかっているだけなのですが手狭なので少しやりにくいかも?

 ・水栓を開けて水を貯めて水面の調整をします
  交換したバルブの締め込み加減で調整をします。
  2台交換、調整した感じでいくと大体バルブを最大まで締め込んだ状態から
  2〜3回転程度戻したあたりがいい塩梅の場所になると思います。

  水面の高さはオーバーフローパイプ(タンク内に立っているパイプ)の太くなっている
  上側あたりで良いと思います。

 ・大、小の水を流してきちんと停止すること、水面が調整した付近となることを確認してタンクの蓋を閉めます

 ・水栓の開け具合はオーバーフローパイプからあふれてもタンクの水が増えない程度にします
  若干締め気味にしておくと溜まるまでの時間は少しかかりますが
  水が溜まる時に流れる音もそんなにしなくてよいと思います。

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