使ったパーツとZZ-R1100のインプレ
私個人の主観により毒舌で書いてみましょう(^^;
もう相当古いのもあるので記憶が曖昧ですが・・・
・ZZ-R1100の”○”と×”
・エンジン関係の部品
排気系 冷却系 その他
・タイヤ、ブレーキ、足回り関係の部品
タイヤ ブレーキ サスペンション 車体関係の部品
・良く壊れる部品等
・ZZ-R1100の”○”と”×”
私はノーマルで気に入らない部分は改造やら加工などしてしまうので気に入って当然なのですが・・・
・気に入ってる点
・カワサキらしい堂々とした車格。
ビッグバイクはやっぱり停まってる時に堂々とした存在感、貫禄が欲しいと思うわけで。
最近のカワサキビッグバイクは貫禄がなさ過ぎ。
コンパクトで軽量なのが速さ、扱い易さになるのは解るけど初心者が乗るバイクじゃないんだから、
所有欲を満たすようなものも必要だと思います。
・見た目と違って重さの割には結構軽快なハンドリング
狭い峠道もブンブン走れてビッグバイクを操ってる感じで楽しい
・カワサキマルチエンジンらしい荒々しいエンジンの吹け上がり
シュンシュンとシルキーに回るホンダのエンジンとは対局的なゴリゴリとしたフィール。
振動も多少あるけどそれが逆に荒々しい豪快な感じがしていかにもビッグバイクって感じがする。
特にヘッド回りをOHしてからはこの感じが特に良くなった。
・一気走りが楽ちん
日帰りツーリングの時にどんなに遠くまで行っても、高速で流して帰ればいいや。
って思える快適性、ゆとり。
ZZ-Rシリーズは250〜1100までオーナーの人はみんな言うけど
とにかく高速を流して一気に距離を稼ぐのが得意。
・気に入らない点
・やっぱりちょっと重いかな?
走り出せば文句はないのだけど押し回しとか砂利道とかはナミダモノ。
特に荷物満載の時にはね・・・
・冬場のエンジンのかかりが悪い
朝一番の始動性が新車の時からイマイチ。
ブースターか押しがけするしかないってのもね・・・
・テールカウルが振動で勝手に割れる
これって設計不良じゃないの?
・ポジションが大柄なのでチビの私はちょっと厳しい
・・・んじゃあアップハンにするの?と言われたらハンドルとカウルの隙間があるのはカッコ悪いから、
それはイヤなので我慢。ここは私の拘りです(^^;
まぁ・・・私が乗ると象にしがみつくセミのようでもあるんだけど(爆)
・エンジン関係の部品
・排気系
・ノーマル
ヒューヒュー言う音がしてイマイチ。
性能的には悪いとは思いませんが、なんたって重すぎです(実測約16kg)
私は、集合管のボンボン!と言う音が好きなのでそそくさと交換してしまいました(^^;
・KERKER K2左出し
カワサキ言えばやっぱりKERKERでしょう?
と言うことで、買いました。
ホワイトチップってことで、サビないと唱っていましたが納品当初で既に錆びていました(笑)
取り付けも説明書にはない加工をあちこちしなくてなならなくてかなり苦労しました。
(カウル類の加工がかなりありましたね・・・)
音はKERKERらしいとても低い音。スタイルも良かったです。
ただ、音量がちょいと大きすぎました。
耳鳴りしたり、あげくの果てには近所の親父に文句言われるわ・・・
#菓子折り持って謝りに言ったらなんか自分の意見ではなくてみんなの意見だ、
#みたいな言い逃れでキレそうになったが。ま、ウルサイのは事実だったし(^^;
で、3500rpm位でもたついたりもしたんで、知り合いに売却してしまいました。
・BEET NASSERT-R(非JMCA品)
92年当時、社外品マフラーで国産品はBEETのNASSERTシリーズと、月木しかありませんでした。
KERKERで海外製品のいい加減さと爆音にはうんざりしていたので、
色々バイク屋さんと相談して、バッフル無しで騒音規制が通っていて、なおかつセンタースタンドが
使用可能なNASSERT-Rをチョイスしました。
(当時JMCA品でNASSERT-REVってのもあったんですが、センスタ不可だったんで)
このマフラーはチョイと低速域がやせるものの、高回転域での吹けは良いし、なにより軽いので
(6kgしかありません)取り回しがまるで別物です。
また、BEETのサービスもとても良くて細々したトラブルが結構あったんですが、
その都度送料のみ負担で無償対応していただき、今も現役バリバリで使用しています。
もう何年も前にサイレンサーのウールが絶版になってしまったんですが、まだ車検通りますし。
・BEET NASSERT-R(JMCA品 1本出し)
上で書いたNASSERT-Rを14年程使っていましたが、集合部分がスチールで出来ていたのですが
そこがグズグズに錆びてきていたところでたまたまヤフオクで展示新品を格安にて入手したため交換。
C/D型共通のものでしたが、サイレンサーとスイングアームの隙間が少し足りなかったりしたので
カラーを入れたりして装着しました。
音量はノーマルと大差なかったですが、集合管らしい音でした。
・・・が、下取りの時にノーマルに戻したのですがこのマフラーはパワーが少し落ちてた気がする・・・
・その他
・ブラグ
プラグについては、AR125に乗っていた時にNGK以外の部品を色々と使ったんですが、
どれもイマイチだったんで私はNGKの信者です(笑)
トヨタ車だったら、DENSOで設計しているでしょうからDENSOが良いと思いますが・・・
・NGK CR9E
標準指定品です。
大体1万km位で交換してます。
かぶりに対してはVXプラグよりもノーマルのほうが強い気がします。
電極が大きいから濡れに対して強いのかな?
・NGK CR9EVX
一度だけ使ったVXプラグです。
始動性は確かに良かった気がしますが、他はノーマルとあまり変わらなかったです。
問題なのは一度リークしたのかプラグがかぶってエンジンが死んでしまったことがあることです。
着火性は良いとかいうものの、かぶってしまうと復活しなかったんで・・・
・NGK CR9EK
GPz1100、ZRX1100の指定プラグで、2極電極のプラグです。
エンジン始動性が良くなかったんで、試しに使ってみました。
CR9Eの方が始動性は良かったですねぇ。
低速域でのトルク感については、これは良かったと思います。
高回転域は正直馬鹿馬力なんで良く解りません(^^;
・NGK CR9IEX
イリジウムプラグが安かったんで使ってみました。
CR9EKからの比較なのでなんとも・・・ですが、始動性はかなり良いです。
また、低速域でのスロットル開け始めのレスポンスは一番良いかも?
と思いました。
これでかぶりに強くて、寿命がノーマル並ならば良いですねぇ。
・キャブインナーパーツ
・ケンソー バクダンキット
メインジェット、ジェットニードルと置き換えて使う部品です。
ノーマルよりもガソリンを霧化するって言うのが一応の謳い文句です。
これまたバイク屋さんの常連さん等に勧められて使ってみました。
交換当初は変わった気がしませんでしたが、10万km走行時にノーマルキャブに交換したところ
中低速域のトルク感が薄くなったので効果はそれなりにあったようです。
・タイヤ、ブレーキ、足回り関係の部品
・タイヤ
ZZ-Rの性格上ツーリング向け〜ややスポーツ走行用のタイヤを色々と使ってます。
・ダンロッブ 純正装着タイヤ(型番なんだっけ?(^^;)
もう相当に前の話なのでかなり曖昧ですけど(^^;
グリップはまあまあでしたが、滑り出すとズルン!って感じで怖かった印象があります。
8000km位でツルツルになったような気がします。
・ミシュラン A59X
リッター系では評判のミシュランタイヤを履いてみました。
タイヤが軽いのか車は軽快になりましたが、ジャイロ効果が薄くなるのか高速でのトラック後方に
付いたときの乱流によるふらつきは大きかった記憶があります。
コントロール性もイイとか言われてましたが、ただ単にグリップがイマイチだったような(^^;
1万kmチョイ持ちました。
・ミシュラン マカダム80X
59Xの後継モデルということで使ってみました。
グリップは良くなりましたが、それでも純正装着のタイヤのほうが良かったような記憶があります。
乱流のふられも相変わらずだったし。
・・・ってことで、私個人的にはミシュランタイヤはイマイチだと思ってます。
日本の舗装と合わないのかな?
・METZELER ME-Z2
スチールラジアルってことで興味を持ったんで使ってみました。
タイヤが非常に固い印象で突き上げ感は多かったです。
また、タイヤが重いのか直進安定性はピカイチでした(裏を返すと立ちが強くて曲がりにくいとも言う)
そのかわりグリップは一番しなかった記憶があります。
でも何故か雨とドライでのグリップ差がなかったです。
持ちはリヤは1.5万km近く持ちましたが何故かフロントは4000km程度でツルツルになってしまいました。
ZZ-Rの場合タイヤが摩耗してくると50km/hあたりでシミー(ハンドルが小刻みにぶれる)が出てくるので
交換時期がわかるんですが、このタイヤの場合は新品当時からシミーが出たんで、
マッチングとしてはイマイチだったのかも?
・BS BT57
バイク屋さんの常連のお客さんから、このタイヤはなかなか良いよと言われて使ってみました。
今まで履いたタイヤの中では私はこのタイヤが一番良いと思いました。
直進安定性も良いし、切り返しもミシュランほどではないですが、中庸って感じで軽快でしたし。
グリップも良くて、滑り出しも穏やか(車のBSタイヤはズルン!なのに単車は違う印象)だったので、
お気に入りで3セットほど使いました。
サイズをリヤタイヤに180/55-17を一度使いましたが、寝かし込みが重くなるだけでC型の元々の良さでもある
軽快感が薄くなる気がしたので私は純正サイズの170/60-17をずっと愛用しています。
(ZZ-RはD型は180/55-17だけどC型は170/60-17なんです。ハンドリングの違いって主にタイヤだと思います)
大きさも違うから高速域で微妙に速度が違うんですよね。
・ダンロップ D207
北海道で出会った単車乗りの人から、BSは冷えてるとグリップしない。
DLのタイヤは冷えてるときからグリップすると言われて試しに履いてみました。
う〜ん・・・全体的にBSのBT57のほうがグリップすると思うけどなぁ。
滑る感じもなんかいつもぬるぬるぬるとしていてそこから先はズバン!って感じで感覚的にイマイチって気がします。
そのわりには減るのが早くて、リヤタイヤは6000km程度でパーでした。
・ダンロップ D208
D207の後継タイヤってことでリヤタイヤがツルツルになったんで先にリヤのみ履いて、後に前も交換してみました。
D207よりは良いと思うけど、やっぱりなんか感覚的に私はイマイチって感じがします。
路面に食いついてる感覚が薄い気もするんですよねぇ。
新車の時についていたタイヤに感覚が似ている気がします。
良くも悪くもこのクセ?がダンロップの特徴なのかな?
・BS BT010
BT57の後継種ってことで使ってみました。
フィールはBT57に近いと思います。
先日某氏とタイヤの件であれこれ話しましたが、サーキット等で熱を入れるとBSタイヤはタレるとか。
私の場合公道メインでそこまで攻め込まないから解らないのかも?
彼も言ってましたがミシュランでも自分が今まで使っていたのはやっぱりグリップ等はイマイチだったみたいですね。
次回はミシュランのパイロットスポーツでも使ってみるか???
・BS BT014
BT010の後継タイヤとのことで、ミシュランのパイロットロードと比較して雨が強くて安価とのことでチョイス。
今まで履いたタイヤの中では一番のハイグリップタイヤだと思います。
ぶっちゃけドライだったらどんなに無茶してもコケなそうな感じで、かつコントローラブル。
しかもグリップのわりには結構持ちそう。雨も勿論今までの中では一番不安感が少ないです。
14年近くの進化を感じずにはいられないですね。
・ダンロップ D220ST
東北〜北海道ツーリングの際に、リヤタイヤをツルツルに減らしてしまいバーストしたため旭川で急遽交換。
サイズも170/60-17がなかったため、互換サイズの180/55-17を使いました。
戻って来てから、フロントタイヤも同銘柄に交換しました。
個人的にダンロップのタイヤはあまり好きじゃないのですが、減るまではこのタイヤは悪くはなかったです。
リヤタイヤはかなり幅が広く、190近くあり、外形も55扁平なのに170よりも大きかったです。
減ってくると(特にフロント)、立ちが強いくせに倒し込んで行くと突然切れ込んで倒れるというクセがありました。
ダート走行も不安定気味でした。
・BS BT020
ミシュランは値段が正直高いし、その割には私には良いとは思わないのでまた今回も中庸のBSのタイヤをチョイス。
今回はツーリング向けのモデルを選びました。
このタイヤはグリップもそれなりでしたが、雨でも晴れとの差が少なく、また妙なくせもなく色々な点で
”ふつうのタイヤ”でした。
フロントのタイヤが減るのが、粉が出るようなパサパサした減り方だったのが面白かったですね。
・ブレーキ
ブレーキは特に不満がないので純正品のパッドをずっと使っています。
ZZ-Rのブレーキは初期が鈍いけど握ればしっかり効くのでコントロールしやすいと思います。
純正品でも、C型のパッドとD型のパッドは違っているらしくてC型のパッドのほうが私は好みでした。
最近は統合されてしまってZEPHER1100やZZ-RのD型と同じ部品になってしまっているんですけど。
まあ、おかげで単価が安くなったんで嬉しいですけどね。
(当初は前だけ交換で4万近くした記憶があります。今はキャリパ1個分で4000円くらいですから)
・サスペンション
・リヤショック
・ノーマル
KYB製。
ノーマルサスは突き上げが結構強かった印象があります。
また、リヤロックも早かったような。
抜けてきた感じがしたんで、ほとんど変わらない価格でオーリンズが買えたんで交換してしまいました。
プリロードを少し下げてリバウンドストロークを多く取ると感触は良かったです。
・オーリンズ
乗り心地も良いし、なにより驚いたのがリヤのブレーキロックがなかなかしなくなったことです。
単車ではこれって重要だと思います。(転倒の確率がぐんと減りますからね)
減衰は、圧、伸び調整可能で、プリロードもダイヤルで調整可能。
もう3回もOHしているんで充分もとはとれたと思っています。
こちらもノーマル同様にプリロードをやや低めにしてリバウンドストロークを取り、
ダンパーの伸び側を推奨よりも4段くらい強くしたセッティングが気持ちよく走れていました。
・フロントショック
こちらは基本的にノーマルです。
元々ダンピング調整もできるし、プリロードも調整出来るんで
正直なところあまり不満を感じていないってところでしょうか。
フロントサスもプリロードをやや下げたセッティングが好みでした。
フォークオイルG10+15番の混合にしてやや堅めにしてあります。
重量車なのでフォークスプリングがヘタるんで既に3本目です。
フロントのセッティングは、プリロードは標準から1回転戻し、
ダンパーは3段目でオイルをG10 60%、G15 40%の割合で混合したセッティングが良かったです。
・車体関係の部品
・ホンダアクセス カウルプロテクタ
知り合いのホンダウィング店でホンダの用品カタログを見ていたら使えそうなものがあったんで、
買ってみました。
たまたま出会った人には、ヴァイオレンスなイメージでイイですね(笑)
とか言われましたが。
多少のコケ傷はこれで守られるんで良いと思います。
とは言っても、ZZ-Rの場合は下側がズリズリになるからここだとほとんどカッコだけなんですけど(汗)
・ロックハート スモークスクリーン
純正のクリアタイプのシールドは高いんで、ノーマル置き換えのつもりで交換。
(ロックハートのスクリーンは\6800ですし)
ホントはもう少し薄いスクリーン(グレーがあります)がいいんですけどね。
縁ゴムの関係で車検の時はノーマルに戻して通してます。
・ZZ-R400用のハンドルスイッチ、ハザードユニット
元々ZZ-R1100だとハザードランプがないのですが、新車納車時にお願いして取り付けてもらいました。
ハザードランプがあるのはやはりなにかにつけて便利だと思います。
・良く壊れる部品等
これだけ長く使えばここがアキレス腱かなぁ?と思う部品もないわけではないので書いておきます。
・リヤのハブダンパー
ZZ-R1100のC型はこれはヘタリ易いので有名。
馬力もあるし、重いから仕方ないのですが持って1.5万km位、下手するとタイヤ交換前にはガタガタ。
部品の個体差もどうもあるようで、持つ時はかなり長く使えます。
・テールカウルが勝手に割れる
どうもテールランプとリヤフェンダーが走行時の振動で変に動くらしく、テールカウルがしょっちゅう割れます。
ナイロンバンドで緩く締めて固定するのが一番割れないって言うのもなぁ・・・
・アジャスター付きレバーは一長一短かな?
雨等でアジャスター部分が油切れを起こすとタッチがゴキゴキと引っかかるような感じになります。
案外見落としがちなウィークポイント
・C型のノーマルミッションはやっぱり弱かった(汗)
2速、5速が弱いみたいですね。
・カムのかじり
こちらはニンジャ系エンジンの宿命のようなところもあるみたいですが
オイルの銘柄、市販添加剤によってはカムかじりが起きるようです。
マイクロロンを2回使ったけど、使った後に必ずかじっていたので二度と使うもんか。
安物でも純正オイルはかじらないのはさすがかな。
・バッテリの寿命が短い
リッターバイク全般にそうなのかもしれませんが、
2年目の冬場にはブースターケーブルのお世話にならないとダメな位劣化に対してシビアだと思います。
・スタンドスイッチはやっぱり壊れた
カワサキ車全般ですが、この部分のスイッチが接触不良することで勝手にエンストするのはちょっとね。
・アンダーカウルの一番前のプラスビスは長いのを使いましょう
この部分、何故か緩みやすく長めのネジにしていないと緩んでなくなってしまいます。
このくらいかな?