DIYメンテナンスのページ(単車編)
ZZ-R関係のメンテナンス記録です
ご参考にしてください。
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

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 ・いよいよ当日の検査です。
  
  川崎陸事です。
  まず、建物”C”の県税事務所に行き、納税証明書と継続審査申請書を提出、ハンコを押してもらいます。
  次に建物”A”に行き、先の必要な書類を全て提出、予約番号を伝えて受付します。
  この時に点検簿の内容をチェックされます。
  特に問題がなければ受付のハンコを押されて検査ラインに並ぶように指示されます。

  川崎の陸事の場合は単車は1番レーンです。
  このレーンは普通車以外の大型車や、トレーラーなどの兼用の検査レーンのようです。

   黄色い建物が検査レーンです。

  検査官に書類を渡しまして(クリップボードだとこのときに便利なのです)色々と指示を受けますから
  そのとおりに従います。
  基本的に、エンジン始動状態で、ライト(L、H)、ウィンカ(L、R)、ホーン、ブレーキランプ点灯(前後とも)の確認、
  フレーム番号の照合、エンジン番号の照合です。
  フレーム番号、エンジン番号はドコにあるのか位は事前に調べておきましょう。
  この時にマフラーについては今までは特に指摘されなかったのですが、
  検査官に”コレ社外品のマフラーですか?”と聞かれたので、はい。
  と答えたら”最後に音量検査しますね”と言われました。
  (今まで音量測定したことがないのでちょっとどきどき(^^;)
  
  次にブレーキ検査です。
  まず前タイヤを検査ローラーに載せます。
  川崎陸事の場合、専用レーンではないので車と同じ検査機器でブレーキ検査をします。
  前面の案内板に従いブレーキを踏む、離す(前ブレーキの場合は握る、離すですが)を行います。
  ブレーキを握る時はしっかり握り(踏む)ましょう。

  前後のブレーキ検査が完了したら次はライト光軸検査です。
  指示された場所まで移動して乗車状態でハイビームで待っていると、光軸検査機器が自動的に出てきて検査します。
  カウル無しの車両の場合は光軸がずれやすいので結構落ちることが多いようですが、
  私のZZ-Rの場合は新車の時から一度も落ちたことがありません(当然未調整のままです)

  今回の場合は最後に排気音量の測定です。
  検査官が指示するエンジン回転数まで吹かして、排気音量を測定します。
  今回は92dBでした。(ちなみに単車の規制値は99dB以下です。実は車より厳しいです)
  2輪専用のレーンがある場合は速度検査もしますが、川崎の場合は設備がないので未確認のようです。

  これで車体を直接見る検査は完了です。
  書類を検査官から返却されますので、2番レーンの出口にある総合判定室に行きまして書類提出します。
  こちらで問題がなければ、検査はすべて終了です。

   こんな感じでハンコ押してくれます。
 クリップボードに書類を挟んでおくと、こんな感じで簡単に記載してもらえるから便利なんですね。
  
   検査レーンの出口です。ふ〜。特に問題なくて良かった♪
  あれだけ手間かけて点検・整備したのだから落ちたら悲しいもんね。
  
  受付をした”A”棟に戻り、検査完了した書類を渡します。
  新しい車検証、ナンバーに貼り付けるステッカーを受け取って車検はオシマイ♪
   新しい車検証とステッカーです。

  家に帰ってからでいいので、ナンバーのところのステッカーを綺麗にはがして貼り替えておきましょう。
   旧  新

  これで車検作業は全て完了です。
  今回の私のように特に不具合がなければ大体30分もあれば検査そのものは終わります。

  また、不具合が見つかった場合は指摘箇所のみの再検査で当日でしたら何度でも再検査できます。
  (個人持ち込みで受けるのに午前中が良いと書いたのはこういう理由です)
  後日でも落ちた箇所のみの再検査はできますが、その場合は検査料\1300がまた別途かかります。

 ・まとめ
  最後に今回の車検費用、時間等です。

  私が、今回かかった費用は以下のとおりです。
  ・継続審査費用
   書類代  ¥30
   検査証紙  ¥1300
   重量税  ¥5000
   自賠責保険(24ヶ月)  ¥18440
   小計  ¥24770
  ・整備に要した部品代等
   クーラント  ¥840
   ラジエターキャップ
   右前ウィンカーAssy  ¥7150
   小計  ¥7990
   その他グリス、フルードの油脂類、洗車用品等はストック品として計算から除外していますから、
   今回の購入費用には入れていません。
  ・その他
   首都高速代(往復)  ¥600x2
   小計  ¥1200
  ・整備に要した時間、取得休暇
   取得休暇  2日
   整備に要した時間  1日(土曜の午後からの半日x2回)

  金額としては、合計で¥33960で完了しました。

  自分の単車はマメにメンテナンスしているほうだと思っていますから車検でもこのくらいで済むと思いますが、
  乗りっぱなし、ノーメンテの車両の場合はもっと手間も時間もかかると思います。
  よく業者さんの車検代が高いと言う人がいらっしゃいますが、
  整備に要する手間(丸1日)と有給取得を考えたらはたしてそうでしょうか?
  私は商売として考えれば妥当な単価だと思います。

  一番良くないのは、ノーメンテのスピード車検
  (検査だけなら問題なければ今回の例のように30分程度ですから)
  整備業者さんであっても、
  車検通すだけにしてくれとお願いしてメンテナンスをしないこと
  じゃないかと思います。
  車検制度そのものの是非はともかくとして、
  車検は検査の時点で車両保安基準に適合していることを確認するだけですから
  車検合格=機械の調子は完璧、壊れない(笑)と言うものではありません。
  もしかすると100m先でいきなりノーブレーキで事故と言うこともありえるわけです。

  ですので、
  もし車検を業者さんに出すのでしたら
  きちんとメンテナンスをしてもらう方が良いと思います。
  良心的な整備業者さんでしたら、部品交換を要する部分などきちんと説明してくださるはずですし、
  故障する確率もぐんと減りますから、トータルでの出費は少ないと思います。

  もし、ご自身でマメに手入れをしている人で時間が取れるならば自分で検査を受けてみるのも良いかも?
  車検制度、整備の勉強にもなると思いますし。

  私個人としては、大企業で持ち回りで書類発行するよりは車検は遙かに簡単だと思いましたけどね。