DIYメンテナンスのページ(単車編)
ZZ-R関係のメンテナンス記録です
ご参考にしてください。
お約束ですがDIYはあくまで自己責任にて

・マフラー交換
 ZZRはカウル付きモデルなのでちょっと面倒ですが慣れればそんなに難しくないです。

 ・アンダーカウルを外します。
  ZZRの場合、右→左と外すと外しやすいです。
  

 ・右側インナーカバーを外し、ラジエターキャップを外しクーラントを抜き取ります。
  BEET等の取説にはラジエターをステーから外してずらして・・・と書いてありますが、
  作業空間が狭いので工具は選ぶし、ラジエターのフィンは潰してしまう可能性もあるし、
  締め込んだりするのに時間もかかるので、エア抜きする手間を含めてもラジエターを
  取ってしまったほうが遙かに作業性は上がります。
  結果として時間もかかりません。

 ・オイルクーラーをステーから外し、右側に寄せておきます
  
  こちらは外さなくても大丈夫。
  隙間が狭いので1/4インチのラチェットかディープソケットでやりましょう。

 ・フェンダを傷つけないように養生してからラジエターを取り外します。
  ここまでで大体30分もあればできるでしょう。

 ・フランジナットに浸透潤滑剤を吹き付け、しばらく放置後ソケットレンチで外します。
  
  放置している間に後側のステー、サイレンサーも外しておきましょう。
  
   キタコのスプリング外し工具

  引きバネを多用しているバイクではこれがあるととっても便利だし怪我しない(^^)

 ・知恵の輪状態で傷つけないように注意してマフラーを取り外します。

 ・マフラーを組み立てます。
  付属のシリコンガスケットを勘合部内側に薄く塗って集合部分とエキパイをはめ込みます。
  入りにくい時は潰さない程度の力で軽くゴムハンマーなどで叩きましょう。
   上:旧、下:新エキパイ

 ・ガスケットを新品に交換し、エキパイ部分を取り付けます。
  ガスケットはエキパイを装着している時に落ちてしまったりするので・・・
   グリスを糊代わりに塗ります

  シリコングリス等を糊代わりに塗ってエンジンに貼り付け、エキパイを取り付けます。
  粘性の高いグリスを使うと良いです。
  グリスはエンジンかければ焼けてなくなってしまいますから大丈夫です。

 ・均等にフランジナットを締め混んでいきます。
  一カ所を一気に締め込むのではなく、
  各シリンダのナットを均等に少しずつ締め込む
  →真ん中から外側のエキパイ
  と言うように全体的に均等にストレスがかかるような感じで締め込んでいきます。
  排気漏れの大半はこんなところからくる歪みなのではないかと?

 ・きっちり締め込んだらエキパイをパーツクリーナー等で脱脂します。
  焼け色が気にならないならやらなくても大丈夫ですが、
  油分や手垢が付いている部分の焼け色が変わってしまいます。

   
  この状態で試しにエンジンをかけてみたいと思うのは私だけではあるまい・・・(^^;

 ・ラジエターを元通りに戻します。
 

 ・クーラントを入れ直し、マフラーに引きバネを取り付けて
  サイレンサーを仮止め、エンジンを始動して、排気漏れを確認します。

  エキパイ部分の排気漏れをしっかり確認しておきましょう。
  また、エンジン始動するときには必ずサイレンサー出口部分にウエスを当てておきましょう。
  何故かって? やってみればわかるさ(^^;

 ・サイレンサーを本締めして取り付けます。
  今回のナサートRはC型、D型共通なのですが・・・
  ステーの位置が微妙に合いませんでした。
   隙間が空いて少し内側になってしまってます


  
  どうもカラーの厚みが厚くて内側に曲がってしまってるみたい。

  そこで、ジャンク箱の中にあったワッシャを適当に挟んで高さを低くして取り付けしました。

  さらにさらに・・・
  サイレンサーの位置がどうもスイングアーム側に寄りすぎている感じでこのままだと干渉しそう・・・

  そこでこちらもバイク用品店、ホームセンターとハシゴをしてM10x45mmボルトと5mmアルミカラーを
  購入、10mm程さらに外側に出してみました。

  まぁ・・・このあたりは社外品の宿命みたいなものかな?
  多少は加工は必要なのは覚悟しておかないとダメだと思います。

 ・サイドスタンドに換えてセンタースタンドストッパーを取り付けます。 
  私の場合は、KERKERマフラーについていたストッパーをずっと使ってるので特になにもしてませんが(^^;

 ・各部の緩み、干渉を確認、アンダーカウルを取り付け、冷却系統のエア抜きをして完成です。
  
エア抜きは別ページを参照ください。

   こんな感じになります。

 これでゴキゲンなサウンドを楽しむことが出来ます(^^)
 しかもナサートマフラーは6kgしかないので10kgもの軽量化になりますし。